3年目気象予報士の成長日記

ある大学生気象予報士が、日々の天気を通じて学んでいくブログです。 気象庁発表の天気予報の解析、解説を行っています。

2015年03月

日々の天気を会話形式でわかりやすく解説することに努めています。
おかしな点、良い点、など賛否両論コメント大歓迎です。

※発表された予報に関する責任は負いません。

コメント表示されたくないメッセージは直接以下のメールアドレス宛に送っていただければ対応いたします。
ashiyakko.tenkikkoあっとgmail.com
"あっと"は@に変えてください。

貴重なお花見日和

3月30日は全国的に気温が上がり、各地でお花見日和になりました。この時期になると、スギ花粉は終息に向かい、スギ花粉症の方も少し症状が落ち着いてきた頃ですね。私もその一人です。今の時期は花粉症を気にせず、花見ができるようになってきました。
先週の記事の時に比べ今週末の週間予報は少し悪目となり、今週末で早くも花見が危ぶまれる状態となってしまいました。
明日も西から天気は下り坂。日中一杯持つかどうかという予報が出ています。今年はお花見を楽しめる時期が短そうです。
桜は開花から1週間で満開になると言われています。ちょうど1週間ほど前に開花を迎えた東海地方は予定通り満開を迎えています。
しかし、それ以外にも今年は開花後の気温が特に高かったためか、関東や関西の各地でもほぼ満開状態となっています。お花見には十分なくらいです。
満開を迎えた桜は雨や風に任せて散るだけ。それもまた風情があるものですが、やはり満開の桜は1年に一度は見たいものです。
まだ予定が合わずまだ花見をできていない方、今年の期限は迫っています。晴れの日を逃さずに春の名物を楽しみましょう。

春を超えて初夏の暖かさ

今日は広く移動性高気圧に覆われたため、全国的に気温が上がり、4月や5月並みの暖かさになりましたね。
日中の最高気温は札幌で14.9℃まで上がったようです。ちなみにこの時期の札幌の平年最高温度は7.3℃だそうで、これを大きく上回る暖かさだったようです。北海道は各地で今年最高の気温を記録したほか、3月の観測史上1位となったところも多くあります。
東京も20.4℃で4月下旬並み、大阪は17.3℃で4月上旬並みとなり、桜の開花も一気に進んだことでしょう。
週間予報を見ると、今月末にかけて関東から西では20℃近くまで上がるとのこと。あいにくあさって日曜日は雨の予想ですが、暖かい雨になりそうですね。今週末に桜がほぼ満開となる地域もあるでしょうが、雨で少し花見は厳しいところ。でも来週末でも桜は持ちそうなので、来週末の天気に期待しましょう。(今日発表の週間予報では来週金曜日にも雨マークがあることが気にはなりますが)

さて、3月中ごろにまとめた気象予報のための資料記事を少し修正しました。気象予報士試験に合格後、今回免除だった学科試験を含め、参考書をもう一度使って復習しているのですが、ようやく専門知識編まで復習が進み、意外と見落としていた、忘れていた部分を付け加えました。やはり、人は忘れる生き物ですね。定期的に復習しておかないとどんどん抜けていきそうで怖いです。

桜前線北上中

昨日3月23日、東京都でソメイヨシノが開花したと発表されました。気象庁は毎年、標本木を各都道府県に指定して、その木が5~6輪咲くと開花発表します。
今年は各地平年よりも3日程度早い開花になっています。まだ開花発表されていない地域も、あさってからはまた春の暖かさになる予想ですので、一気に芽が膨らみ、開花しそうですね。
例年は、福岡の満開が4月1日、東京や名古屋の満開は4月3日、大阪や京都の満開が4月5日となっています。以外にも関西より関東のほうが早く満開を迎えるのですね。
さて、会社などでは花見シーズンの到来で、毎日花見の話題で盛り上がっている時期なのでしょうか。週末の花見、夜の花見など花見スポットは昼夜を問わず多くの人が詰めかける時期ですね。ニュースでもお花見を楽しんでいる方を取り上げることが多くあります。
しかし、いくら楽しい花見もマナーが必要ですね。花見は本来、きれいに咲いた花を楽しむものであり、決して花より団子的なお酒を飲みたいがための動機にしてはいけません。お酒を飲むなといっているわけではありません。しかし、そこはあくまでも公共の場であり、花見のスポットには大人だけではなく、子供も多くいます。また、楽しんだ後はしっかり後片付けをしなければなりません。普段利用することのない場所へ行くことも多いでしょう。しかし、そこを掃除する地元の人がいることも忘れてはなりません。このシーズン、小学生でもわかることができない大人が蔓延ってしまうことは残念なことです。せっかくの花見、1年に1度このシーズンだけなのですから、お酒を飲みすぎて結局桜の美しさを忘れてしまうなんてことがないようなお花見にしたいものです。そしてその後にお花見を楽しみに来る人とも楽しみを共有できるよう、後片付けまで責任を持ってしましょう。

気象庁のホームページによると、ここ1週間は29日を除いて多くの地域で晴れる見込みです。29日は少し降水確率が高く予想されています。気温はあさって以降は平年並みか平年よりかなり高い予想が出ています。
ただし、この予報は本日3月24日発表の予報で今後変更される可能性があります。
最新の週間予報は、気象庁ホームページ(http://www.jma.go.jp/jp/week/)でご確認してください。

では、マナーを守ってよい花見シーズンにしましょう。

黄砂襲来

今日は特に西日本を中心に黄砂の影響で霞んで見えた地域も多かったことでしょう。
気象予報士試験の勉強で、黄砂は、中国北部のゴビ砂漠の砂が、低気圧前面の上昇気流で上昇後、日本上空まで偏西風で流され、低気圧後面の下降気流に乗って地上に降ってくると学習しました。
地球の気候は概ね西から東へと移動し、時には地球を一周することもあります。アメリカを襲った寒気が数日後に日本上空にやってくることもあります。地球規模の天候を考える際には、地球規模の天気情報が不可欠です。 日本もアジアをはじめ多くの国と観測情報をやり取りしています。
この時期は日本人の多くの方が花粉症で苦しんでいる時期でもあります。それに追い打ちをかけるように黄砂が襲来。中には今話題のPM2.5も含まれるのでしょう。 
花粉や黄砂、PM2.5はどちらかというと人為的要因によって引き起こされているものです。人が支配できない自然とは違いこれらは人々が対策を行えば、ある程度解消できるものです。
例えば、花粉症は昔はほとんどなかったと聞いたことがあります。それは日本の多くの地域には広葉樹林しか生えていなかったからです。今花粉症を引き起こしているのは杉やヒノキといった針葉樹林でこれらは昔はあまり生えていませんでした。戦後や高度経済成長期などで住宅建築に針葉樹の木材が必要になり各地に針葉樹林を植えて行った結果、花粉症が各地で見られるようになったそうです。
黄砂に関しても主に中国が砂漠周辺の森林を伐採した結果砂漠が広がり、多くの砂が飛散することになってしまったようですし、PM2.5に関しても主に中国の経済発展とともに発生したと考えられています。
このように今私たちが悩まされている花粉や黄砂などは、根本的な解決の難しい気象現象とは異なり、人によって、その量を変化させることが不可能ではないのです。(確かに花粉を減らすために今植わっている針葉樹を全て伐採することや、中国の経済発展をやめさせることも難しいことではありますが。) 
今や日本人の4人に1人が悩まされている花粉症。今なっていない人もいつなってもおかしくないと言われ、他人事ではないでしょう。毎年訪れる花粉症のシーズン、これは単なる気象現象や季節的イベントというよりはむしろ、ある種の環境問題なのではないかと考えています。 

     *       *       *

2015年3月22日黄砂実況(気象庁ホームページより)
黄砂

春一番吹かず

今年は、関西や関東では春一番が吹きませんでした。
春一番は、定義としては、立春から春分までの間に吹く風速8m/s以上の南寄りの風と定義されています。
何度も、春一番が吹くような気圧配置とはなり、九州北部や中国地方などでは2月に春一番を観測しましたがそれ以東の広い範囲では吹きませんでした。
春一番は吹くと、屋根瓦が飛んだり、トラックが横転したりなどと、被害のニュースが毎年入ってくるものですが、この風が吹くことで、気象的には春に入ったなと実感できるものでもあります。
四季が明瞭でそれを楽しむ私たち日本人にとってはこういう季節特有の現象が観測されないというのはある意味さみしいことかもしれませんね。
これから桜の季節へと向かう列島。将来は温暖化で春をはじめ四季の変化を感じれなくなってしまうかもしれません。今のうちに四季の変化というものを存分に感じていきましょう。
livedoor プロフィール
最新コメント
ブログランキング参加中

ブログランキングならblogram


人気ブログランキングへ