3年目気象予報士の成長日記

ある大学生気象予報士が、日々の天気を通じて学んでいくブログです。 気象庁発表の天気予報の解析、解説を行っています。

2015年04月

日々の天気を会話形式でわかりやすく解説することに努めています。
おかしな点、良い点、など賛否両論コメント大歓迎です。

※発表された予報に関する責任は負いません。

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暑い1日が終わり…

前回の記事で、全国的に暑い日が続いているという話をしましたが、昨日(28日)も暑かったです。東京は、最高気温25℃を軽々と超え、2日連続の夏日。かつ、今年最高気温となりました。ちなみに最高気温約27℃というのは、7月上旬並みの暖かさということです。
この暑さで、室内は「熱帯夜」となりそうです。 寝ている間に布団なんて蹴飛ばしてしまいそうですね。
暑さに慣れていないこの時期、夜の注意は熱中症です。この暑さ、布団をかけて寝ると、おそらく汗びっしょりになることでしょう。朝起きたら喉がカラカラ。こんな時期に熱中症対策、なんて思うでしょうが、まだまだ身体は暑さに慣れていないこの時期だからこそ、注意が必要かもしれません。睡眠前に一杯水分補給することをお勧めします。
さて、日中は紫外線対策。
前回の記事で、紫外線が夏至頃にピークになると書きましたが、いろいろ調べていると、日焼けするような紫外線は、どうやら8月にピークを迎えるようです。ただ、比較的晴天が多いこの時期は、1年で3番目くらいの紫外線は降り注いでいるようなので油断はできませんね。それに、紫外線に対してもまだまだお肌は準備不足。冬の間に真っ白になったお肌は、紫外線に対するバリアが弱っているようなので、以外と紫外線のピークとなる8月よりもこの時期の方が注意が必要になりそうです。
熱中症に紫外線。まだゴールデンウィーク前ではありますが、短い春は足早に過ぎ、夏へと確実に向かっているようです。 

季節感

最近の季節感はどうでしょうか?
わたしとしてはまだGWを迎えていないことだし、初夏とは言えず、暦の上では春といったほうがふさわしい時期だと思っています。ちなみに気象学的な春は3〜5月です。しかし、ここ最近は連日のように夏日(最高気温が25℃以上)となっている地点もあります。多くの人の気分は初夏と言ったところでしょうか?先ほど見た天気予報では、「明日は暑さが和らいで過ごしやすいでしょう」と言っていました。まるで夏の天気予報を見ているみたいでした。つい数週間前は、「明日は寒さが緩んで暖かくなるでしょう」「花冷えに注意しましょう」と言っていたくらいなのに…
明日から早い人ではGWでしょうか。週間予報では比較的晴れも多く、気温も高めの予想です。連日、多くの人が外出し、屋外は賑わいそうですね。この時期に気をつけたいのは紫外線です。太陽は夏至のころ、つまり6月末に最も南中高度が高くなり紫外線が多くなります。紫外線が6月末をピークに前後で同じ割合で変化していると考えれば、今の4月末は、8月末と同じくらいの紫外線と考えられます。これは、運動会シーズンで多くの親御さんが紫外線対策で帽子をかぶったりしている9月以上ということになります。運動会の練習で真っ黒に焼けて帰ってきた子供を見ても紫外線の量が多いことは一目瞭然。寒い冬の時期が終わり、暖かく過ごしやすい時期で外に出て思いっきりはしゃぎたい季節ですが、 紫外線を浴びすぎないよう注意しましょう。

ひまわり8号

昨日、気象庁が、今年夏より本格的に運用を開始する予定のひまわり8号の画像を公開しました。気象庁のホームページで閲覧できます。
この運用開始により、今まで白黒だった衛星画像がカラーとなります。これにより、今までは上空の薄い雲と区別のつきにくかった黄砂などが色付きで判別できるようになるそうです。また、画像の取得間隔が今までの30分から2分半に短縮されることでよりリアルタイムに気象画像を見ることができるようになります。気象現象はゲリラ雷雨のように30分以内で発生から収束までしてしまうような現象もあるので、この時間短縮は未だ予測が困難とされる集中豪雨に対する一歩前進ですね。雨雲の様子はレーダーナウキャストで見ることができるのですが、これも5分間隔。これよりも短い間隔で現象の進行を見ることができます。
ただ、このような機械技術が向上することは非常に良いことですが、実際に天気予報として発表するのは人間の存在が欠かせません。気象衛星画像はあくまでも実測であり、予想ではありません。その意味では、現象をいかに早く発見して、いかに被害を防ぐかという後出しじゃんけんっぽいものです。これらの実測をうまく活用し、また、スーパーコンピューターの数値予報などを取り込みながら総合的に予報を行うのは気象予報士の役割です。機械的な技術だけでなく、人の技術も向上させていかなければなりません。科学技術の発展に負けず、気象予報士の技量も向上させていきたいものです。 

人に説明するということ

先日、大学の講義で次のような質問を受けました。
「台風と温帯低気圧の違いを説明してください。」
気象予報士なら誰でもわかることでしょう。
私も、試験勉強を思い出しながら、
「台風は水蒸気の潜熱によって発達するのに対し、温帯低気圧は温度傾度によって発達する。」
と自信を持って答えました。
今振り返っても間違ったことは言っていないし、要点はついていると確信を持っています。しかし、潜熱、気圧傾度といった専門用語を多用しています。普通の人なら、それ説明になっていないと言うことでしょう。専門的な知識を備えた試験の採点者が採点する気象予報士試験では何ら問題がないのでしょうが、こういう大学の講義などといった、そういう専門的な知識がない人々に説明する場合には全然良くない回答でした。気象予報士試験の特に実技の記述は指定された文字程度に簡潔にまとめるということをしてきました。それに対し、これからの気象予報士としての役割は、気象的知識がない人に対してもその日の天気で何を気をつけたらいいのかなどを説明していく能力が必要です。文字数とかにとらわれず、難しい自然現象を噛み砕いて、平易な言葉で説明する訓練が必要だということを痛感しました。

 

皆既月食、清明

昨日4月4日は皆既月食だったのですが、関東から西の広い範囲は厚い雲に覆われ、北海道、東北、沖縄のみ見ることができたようです。今回は桜の季節とも重なり、夜桜&月食という素晴らしい天体ショーが期待されただけに残念でした。ここ1年は、昨年4月、昨年10月にも月食があり、月食多いなあという気がしていたのですが、次に日本で見ることのできる月食は2017年8月8日、皆既月食は2018年1月31日ということで、2年以上月食とはお別れです。ちなみにもう一つの天体ショー、日食は部分日食が来年2016年3月9日に全国的に見られるそうです。
そして今日4月5日は24節季の清明です。暦の上では着実に季節が前に進んでいますね。清明という文字から晴れ渡った青空を思い浮かべてしまいますが、今日の天気もしかり、明日以降の週間予報もしかり、曇りや雨のマークが目立ちます。気温に注目してみても明後日以降は日中でも冬の寒さに逆戻り。地上の気候は暦とはかけ離れています。
桜も散り始め、もう春本番かと思う時期の寒の戻り。冬服を片付けてしまわれた方も多いでしょう。寒くてもちょっと我慢してしまう、こういう時こそ体調を崩しやすい季節です。新年度、新学期。とても重要な時期。体調を崩さないよう、健康管理をしっかりしましょう。
 
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