ある社会人の成長日記

ある社会人がつらつらと趣味などを述べるブログです。

2015年08月

前線はあるけど雨雲は少なく晴れ間も (2015年8月22日)

図1 午前6時の地上天気図



生徒 「今日も日本付近は秋雨前線が停滞していますね。その割には東北を除いて雨雲にまとまりがない気がします。」

アウル教授 「秋雨前線は今弱っているのじゃ。機能しておるのは東北くらいとなっておる。ほとんど雨雲を伴っていない前線となっておる。」

生徒 「そういうこともあるのですね。前線=雨かと思っていました。」

アウル教授 「確かに前線付近は雨が降りやすい。秋雨前線に関しては、北側と南側から風が吹き付けて、行き場を失った空気が上空へと運ばれることで上昇気流が起きる。この原理からも風が強く吹けば吹くほど強い上昇気流が起きることがわかるじゃろう。」

生徒 「で、今雨雲が少ないということは上昇気流が弱いということですか?」

アウル教授 「確かなことはわからんが、私はそう考えておる。日本海に低気圧があって、その低気圧周りの風から本州は広く西寄りの風が吹く。しかし、台風16号が接近してきたことで、台風周りの反時計回りの風、つまり本州付近では東寄りの風が入ってきているのではと考えておる。これにより、西よりの風が弱められて、雨雲として十分発達できるような上昇気流が起きなくなっているのではと考えておる。」

生徒 「雨雲の材料である水蒸気はあるのですか?」

アウル教授 「水蒸気に関しては今度は台風15号からたっぷり供給されておる。」

生徒 「ということは、上昇気流さえあれば、雨雲として発達する条件は揃うわけですね。」

アウル教授 「そういうことじゃ。今は雨雲はまばらに分布しておる。主に地形的な強制上昇が起こるような場所に限られておるじゃろう。今後は日中にかけて気温が上がってくると、上昇気流が強くなって雨雲ができるということも考えられる。」

生徒 「一方で先ほども出てきました2つの台風が心配ですね。」

アウル教授 「まず台風16号じゃが、この時間小笠原諸島に最接近しておる。ただ、予想よりも離れた海上を進んでいるため、父島のアメダスでは風はやや強いが雨はあまり観測されておらん。この後は本州からは離れた海上を進むため、本州への直接の影響はなさそうじゃが、海上ではうねりによる高波に注意が必要じゃ。」

生徒 「一方で台風15号は本州への影響も心配ですね。」

アウル教授 「台風15号は明日から明後日にかけてゆっくりと南西諸島を通過していく予想じゃ。そして明々後日には九州に接近、場合によっては上陸の恐れもある。記事トップの雨雲レーダーの図でも左下に小さいながらも強い雨雲が散在してきておる。台風周辺の非常に湿った空気による雨雲で、台風の最も外側の雨雲といってもいいじゃろう。すでに風が強まってきており、台風への備えが欠かせない。」

生徒 「まだ本州は台風から離れていますが、2つの台風からのうねりが届き始めていますね。」

アウル教授 「2つの台風からの波ということで、高校物理を学習したことがある人なら分かると思うが、所によっては強めあってより高い波となることがある。太平洋側では全域で、思ってもいないような高い波に襲われる危険があるので、海水浴などは特に注意が必要じゃ。」


アウル教授 「今日は台風の情報も織り交ぜたためやや長い記事となった。ようやく天気マーク図じゃ。東京や宇都宮などに雨マークがついておるが、詳しい予報では、本格的な雨は夜になってからという予想じゃ。ただ、夜は激しく降る恐れがある。気温はやや高め。湿度も高く蒸し暑い一日となりそうじゃ。まだまだ冷房は手放せんのう。」

(画像は全て気象庁HPより)


今日も前線の影響で雨や曇り (2015年8月21日)

図1 午前9時の地上天気図/雨雲レーダー/雲頂強調画像
アウル教授 「日本付近には秋雨前線が伸びていて、雲画像でも帯状に雲が広がっておる。」

生徒 「雨雲は主に西日本側だけですね。朝鮮半島の南には強い雨雲がありますね。一方で東日本は雲はかかっていますが雨雲はあまりありませんね。」

アウル教授 「朝鮮半島の南には前線上の低気圧があって、雲頂が高い雲が広がっておるが、積乱雲と考えてよいじゃろう。(雲頂が高くても積乱雲とは限らないことに注意じゃ)」

生徒 「低気圧は東へ移動しているようですね。」

アウル教授 「前線上の低気圧は日本海を進んでいきそうじゃ。このため前線自体はやや北上、西日本や東日本の太平洋側での広い範囲での雨は今日は小康状態となる予想じゃ。一方で、日本海側や、東北は前線がかかって雨が降る予想じゃ。今降っていない地域も雨が降ってくる予想なので今日は傘が必要になりそうじゃ。またこの低気圧に向かっては東側で強い南風が吹いて、雨の元となる水蒸気が供給される。前線付近はもちろんのこと、南向きの斜面、例えば紀伊半島など太平洋側でも局地的には地形的な上昇気流によって雨雲ができる予想じゃ。」

生徒 「北海道は今日も気圧の谷の中ですか?」

アウル教授 「地上天気図で見ると、北海道は気圧の谷の中にあるが、前線の影響で、南からの湿った空気はシャットアウトされる。気圧の谷による上昇気流があっても、雨の材料が少ないために雨雲はあまりできない予想で、今日は晴れマークも付いていおる。」

生徒 「台風は15号が沖縄に、台風16号が小笠原諸島に、それぞれ近づいていますね。」

アウル教授 「台風15号は明後日から明々後日に沖縄、台風16号は明日から明後日にかけて小笠原諸島に接近する予想じゃ。まだ台風の雨雲はまだかかっておらんが、波は高くなってくるので注意が必要じゃ。」

図2 午前11時発表の天気予報

アウル教授 「今日も曇りや雨で気温はあまり上がらず、過ごしやすい一日となりそうじゃ。」

(画像は全て気象庁HPより)

前線の影響で雨が降りやすい一日(2015年8月20日)

生徒 「今朝は雨スタートですね。」

アウル教授 「前線の影響で日本付近は夏空の寂しい日が続いておる。」

図1 午前9時の地上天気図と雨雲レーダー

アウル教授 「東北付近と日本の南に高気圧があって、西日本から東日本にかけては気圧の谷の中、前線が停滞しているという状況じゃ。」

生徒 「午前9時の時点では近畿地方内陸で赤や黄色の強い雨雲が解析されていますね。」

アウル教授 「前線が北へ盛り上がった場所の東側で発達した雨雲ができているようじゃ。前線が北へ盛り上がっている西日本では、太平洋側の雨は止んできておる。午前11時の雨雲レーダーと比べてみると、近畿より東の雨雲は南から南東方向へ動き、雨雲の強さは弱まっている。」

生徒 「雨雲の分布自体は疎らということですね。」

アウル教授 「全体的には雨が降りやすい天気じゃが、止む時間帯も結構あるという感じじゃろう。」

図2 午前10時発表の天気予報

生徒 「北海道には雨マークが付いていますね。」

アウル教授 「地上天気図からはよくわからないが北海道は弱い気圧の中に今日も入るという予想が出ておる。そのため雨雲が広がりやすいという予想が出ておる。」

アウル教授 「今日は気温が低めで過ごしやすい気温となりそうじゃ。東京の最高気温が26℃というのは9月下旬並みじゃ。」

(画像は全て気象庁HPより)

台風15号情報、台風16号情報 (2015年8月19日)

この記事は8月19日22時時点の情報をもとに作成しています。 

本当はもっと前にまとめておくべきだった台風情報を今まとめます。気象情報で毎日のように取り上げられているのでご存知かと思いますが、今日本の南の海上には2つの台風があります。台風15号と台風16号です。

図  午後10時の赤外衛星画像

どれが台風かは示さなくてもわかると思います。左側が台風15号、右側が台風16号です。共に目がくっきりとしていて、非常に発達していることが伺えます。
台風の目はあまり大きいと衰弱傾向と言われていますが、この台風15号と16号は微妙なところですね。気象庁は今後も発達するとしていますから、発達することにしましょう。(短絡💦)

上の画像、うまい具合に二つの台風が同じ緯度、中心に対して対称になってます。遠目で見たら地球を輪郭とする顔に見えてきませんか?(笑)

画像遊びはこれくらいにして、まずは最新の情報を見てみましょう。いつも通り、午後9時時点での発表値、5日間進路予想(気象庁と米軍)、ヨーロッパの予想の順です。

午後9時発表の予想です。
台風15号 台風16号


称号 非常に強い 大型、非常に強い
位置 フィリピンの東 南鳥島近海
速度 西へ20km/h 西北西へ20km/h
中心気圧 935hPa 925hPa
中心付近の最大風速 50m/s 50m/s
最大瞬間風速 70m/s 70m/s
暴風域の半径 150km 190km
強風域の半径 330km 560km

共に非常に発達しています。この後も発達する予想が出ています。暴風警戒域(赤い円)の半径から予報円(点線の円)の半径を引いたものが、暴風域の半径ということになるのですが、台風15号の22日21時の暴風域は現段階の1.5〜2倍近くも広くなる予想であることがわかります。台風16号の暴風域はそれほど広がっていかない予想ですが、現段階では910hPaまで発達する予想が出ています。

台風15号
台風16号
気象庁

米軍
気象庁と米軍の進路予想にそれほど大きな差はありません。速度の差もあまり見られず、揃っていると言っていい部類でしょう。台風15号は、こんなにも曲がるのかというくらい大きくカーブして、日本へ向かってくるような気配を見せる5日間予想となっています。一方で台風16号は、本州への直撃はなくそれるような感覚を与える予想となっています。
兎にも角にも、気になるのは台風15号でしょうか?これに注目してヨーロッパの予想を見てみましょう。

 




▲8月24日9時 ▲8月25日9時
▼8月26日9時 ▼8月27日9時




25日9時に屋久島の西に達した後、おそらく九州に上陸して、縦断し、日本海へ抜けるであろうと言うのがヨーロッパの予想となっています。一方で台風16号に関してはそれていく予想です。

地域ごとに簡単にまとめました。

【小笠原諸島】
21日以降、猛烈な勢力で台風16号が接近してくる予想が出ています。今週末は大荒れの天気となる恐れがあります。気象庁発表の天気予報では22日から24日にかけて雨、23日は暴風雨となる予想です。海上でも大しけとなる恐れがあります。

【伊豆諸島】
小笠原諸島を通過した後の台風は現段階では日本から離れていく予想となっています。そのため、伊豆諸島においても小笠原諸島ほどではなさそうです。ただ、台風が現在予想されている予報円の西の方を通った場合は、雨風が強まる恐れもあるので、最新の情報を確認することが必要と言えそうです。気象庁によると、来週前半の24日、25日に雨が予想されていますが、暴風雨の予想ではありません。海上では台風から離れていてもうねりの影響を大きく受ける恐れがあります。

【沖縄】
こちらも22日以降非常に強い勢力で近づいてくる予想です。気象庁によると、南西諸島南部は21日から24日にかけて雨、南西諸島北部は23日から25日にかけて雨が予想されています。まだどこを通るかによって天気は大きく変わりそうですが、予報円の中心を通った場合は台風の進行方向東側に入って非常に強い風が吹く恐れがあります。予報マークはまだ暴風雨にはなっていませんが、明日以降の発表で変わっていくことも考えられます。こちらでも海上は大しけとなる恐れがあります。

【西日本】
ヨーロッパの予想では九州の西もしくは九州を台風15号が通る予想となっています。接近は25日から26日の予想です。気象庁によると、九州から四国にかけて25日以降雨が予想されています。次第に波も高くなってくることが予想されます。台風から離れていても海はお気をつけください。

【東日本】
台風16号は本州から離れていく向きに進む予想ですが、台風周辺の湿った空気の影響で雨が降る日がありそうです。気象庁によると、関東や東北太平洋側では25日に雨が予想されています。ただ、速度を上げて日本から離れていくため、翌日には天気は回復する予想です。台風が離れた後もしばらくは波が高い状態が続くことが普通ですので、海のレジャーや海上作業は十分お気をつけください。


なお、台風の予想進路や天気予報は日に日に変わることがあります。最新の情報をチェックするようにしましょう。

西日本は雨が降りやすい 東日本も雲が広がりやすい (2015年8月19日)

生徒 「8月も下旬へと向かっていますね。月日は早いです。あっという間に年末が来てしまいそうです。」

アウル教授 「何か目標を持って日々を過ごさなければ、何もできない日々を過ごすてしまうことになりかねない。有意義な日々を過ごすためにも目標は必要だと思う。」

図1 午前6時の地上天気図

アウル教授 「今日も前線の影響で西日本や東日本では曇りや雨の天気となりそうじゃ。東日本は前線が海上じゃが、西日本は前線がかかる影響で激しい雨が降る恐れがある。東日本は今日は雨が降る範囲は狭い予想じゃ。ただ、前線が近くスッキリと晴れるよりも雲の多い天気となりそうじゃ。」


生徒 「この時間は瀬戸内海で雨雲ができていますね。」

アウル教授 「ちょうど前線に沿って雨雲が分布している。熱い試合が繰り広げられている甲子園でも今日はまた雨が降る恐れがある。」

生徒 「北海道にも雨雲がかかっていますね。」

アウル教授 「北海道上空には寒気が接近しておる。このため大気の状態が不安定じゃ。落雷や突風、激しい雨に注意が必要じゃ。」

図3 午前8時発表の天気予報

アウル教授 「雨の降る西日本ではそれほど気温は上がってこない予想じゃ。東日本は東京で32℃。この気温は一時期に比べれば下がっているが、それでも真夏日といえば暑く感じるかもしれない。」

(画像は全て気象庁HPより)
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