3年目気象予報士の成長日記

ある大学生気象予報士が、日々の天気を通じて学んでいくブログです。 気象庁発表の天気予報の解析、解説を行っています。

2015年10月

日々の天気を会話形式でわかりやすく解説することに努めています。
おかしな点、良い点、など賛否両論コメント大歓迎です。

※発表された予報に関する責任は負いません。

コメント表示されたくないメッセージは直接以下のメールアドレス宛に送っていただければ対応いたします。
ashiyakko.tenkikkoあっとgmail.com
"あっと"は@に変えてください。

束の間の秋晴れ 明日は早くも次の冬型へ (2015年10月26日)

生徒 「昨日の東京は日中もかなり強い風が吹いていましたね。」

アウル教授 「そうじゃのう。昨日は夕方に一時外出したのじゃが、歩いておっても風に煽られそうになるくらいの風が吹いておった。風速としては5m/s程度じゃったが、瞬間風速的には10m/sを超えるような風が吹いた。昨日はお出かけ日和といったが、天気としては快晴という最高だったものの、関東に関しては風が危ない一日じゃったのう。じゃが、今日は昨日のような風も止んで穏やかに晴れそうじゃ。」

生徒 「週始めの晴れ間はやる気出ますね。」

図1 午前6時の地上天気図

アウル教授 「北海道はまだ等圧線が混んでいるものの、西からは高気圧に覆われ始めておって、次第に冬型も緩んでくる予想じゃ。北海道の雪もほとんど止んでおるようで、風も次第に弱まってきそうじゃ。今日はこの高気圧に覆われるために乾燥して、風の弱い穏やかな秋晴れが広がりそうじゃ。」

生徒 「平和だね〜。」

アウル教授 「ただ、次の天気の崩れ、冬型が早くも近づいてきておる。大陸にある低気圧じゃ。高気圧は今日一杯は本州を覆ってくれるものの、早くも明日には東へ向けてきて、低気圧と前線が接近してくる。明日は西から天気下り坂で、前線が抜けた明後日以降は冬型となって寒くなる、そんな天気の繰り返しとなりそうじゃ。」

生徒 「そうやって季節が進んでいくのですね。ともかく今日は貴重な晴れとなりそうですね。」

アウル教授 「風も穏やかで、昨日よりも暖かく感じられそうじゃ。洗濯をするのも良さそうじゃのう。また、北日本方面は明後日以降雪の降る日も出てきそうじゃ。車などで雪用タイヤに変えていない方などはこういう晴れ間を利用して準備しておくと良いじゃろう。」

生徒 「一方で小笠原諸島はまだ低気圧が近いですね。」

アウル教授 「こちらに関しては今日も雨の降りやすい天気となりそうじゃ。元台風24号じゃ、意外にしぶといのう。日本付近を覆う高気圧との気圧差もある程度あるので、小笠原諸島では風もやや強めといった感じじゃ。」

図2 午前8時発表の天気予報

アウル教授 「ということで今日もよく晴れそうじゃ。気温は昨日と同じくらいじゃが、昨日は風が強かった分体感はかなり低かった。今日は風が穏やかな分、より日差しの暖かさを感じる一日となりそうじゃ。ただ、やはり木陰ではひんやり感じるかもしれんのう。日焼けも気にしなくていい時期になってきたから、たっぷりと日差しを満喫すると良いじゃろう。」

(画像は全て気象庁HPより)

北日本は冬型で強風と雪に注意 全国的に気温はぐっと低い (2015年10月25日)

生徒 「昨夜は、夜になって東京はものすごい風が吹いていましたね。そのためかはわかりませんが、今朝の東京は雲ひとつない快晴が広がっていますね。お出かけ日和といえばお出かけ日和なのでしょうか?」

アウル教授 「昨日は東日本を寒冷前線が通過していった。太平洋側の地域は雨雲はなかったが、夜になって通過する前後で、風が強くなったのじゃ。最大瞬間風速としては15m/sを超えるような、外にいれば煽られるような風が吹いたのじゃ。」

図1 午前6時の地上天気図

生徒 「もろ冬型の気圧配置じゃないですか!」

アウル教授 「北海道の西に低気圧、大陸に高気圧と西高東低の気圧配置となっておる。西日本方面はそこまで強い冬型ではないが、東日本、北日本では等圧線の間隔がかなり狭くなっておる。これに伴って、強い北風が吹いておる。」

生徒 「日本海側の衛星画像では、筋状の雲も見えますね。真冬のように日本海をびっしりではないですが、沿岸部だけ見れば冬の様相ですね。」

アウル教授 「冬型の気圧配置ということで、日本海側で雨、太平洋側で晴れるという傾向じゃ。ただ、西日本方面はそれほど冬型が強くないため、日本海側にも雨雲はない。東日本の日本海側も比較的雨雲はまばらじゃ。一方で北日本は日本海側を中心に雨雲がかかっておって、気温も低いことから雪となり、内陸部を中心に積雪もしておるようじゃ。今日はこのように北日本日本海側を中心に強風と雪に注意が必要じゃ。」

生徒 「一方であとで出てくる天気マーク、小笠原諸島は雨マークですね。」

アウル教授 「日本の南は低気圧が進んでおる。元台風24号じゃ。この低気圧の東側に位置する小笠原諸島では、南から湿った空気が入り、大陸の高気圧からやってくる風とぶつかる、いわば前線ができて雨が降りやすいのじゃ。秋と、夏の空気の境目は今日はこの辺りといった感じじゃ。南西諸島方面は低気圧の西側で雨雲はなくなっておるが、大陸の高気圧との気圧差があるために風がやや強いと予想されておる。」

図2 午前9時発表の天気予報

アウル教授 「北海道は雪マークがついて、日中も10℃を下回るような寒い1日となりそうじゃ。平野部でも積雪の恐れがあるので車の運転や、外を歩く際は路面状況に十分注意が必要じゃ。本州以南の地域は北風によって気温は昨日と比べてぐっと下がりそうじゃ。ただ、晴れるので日向ではポカポカと感じるかもしれんのう。木陰ではひんやりしそうじゃ。その意味では今日はお出かけ日和と言えるじゃろう。」

(画像は全て気象庁HPより)

今日から明日にかけて冬型へ移行 気温下がり北日本は積雪も (2015年10月24日)

生徒 「週刊予報では今日から北日本を中心に雨で明日明後日は雪マークもついていますね。寒くなるんですか?」

つばめ准教授「北寄りの強い風が吹くようになって、気温が5℃近く下がり地域もありそうです。少し厚手の服装は必要になるかと。ただ、今日は気温は上がってきそうです。」

図1 午前3時の地上天気図

生徒 「昨日から注目している低気圧が勢いよく北日本に近づいてきていますね。」

つばめ准教授 「この低気圧の南側では、南風が強く吹いています。低気圧が接近するにつれこの南風も強くなり、今日日中は北日本、東日本を中心に南寄りの風が吹いて気温が上がってきそうです。」

生徒 「なるほど。低気圧の暖域の特徴ですね。そのあとは寒冷前線が通過していくのですよね。」

つばめ准教授 「はい。寒冷前線による雨が北日本から東日本の日本海側にかかりそうです。ただ、山々によって、太平洋側にまでは流れ込まない予想となっています。」

生徒 「そして、前線通過後は冬型になると。」

つばめ准教授 「その通りです。冬型への移行は今夜となりそうです。日本付近、特に北日本ほど等圧線が縦に混み合って、北風が強まりそうです。強い風に注意が必要ですね。それと同時に、北から冷たい空気がぐっと入ってきそうで、気温が下がってきそうです。冬型の気圧配置ですから、日本海側は海からの湿った空気が入るため時雨ます。気温が低ければ、雨が雪となる可能性もあります。北海道では、天気分布予報でも今夜以降、内陸を中心に雪が予想されていますが、東北の内陸や他地域でも標高が高い地域では雨が雪となる可能性もあります。明日の朝は路面凍結の可能性もありますので、今夜から明日にかけて注意が必要になります。」

生徒 「最近冬型冬型と良く聞くようになりましたね。そういえば、今年もあと2ヶ月ちょっとなり、季節が進んでいるのを感じますね。」

つばめ准教授 「北のほうでは着実に冬支度が整ってきていますが、一方で南にはまだ台風が存在できるような夏の空気も残っています。この時期は北と南の季節感が大きく異なる季節ですね。沖縄の近くには低気圧があって、この低気圧による雨が観測されています。昨日まで熱帯低気圧として描かれていましたが、今日になって普通の低気圧となりました。熱帯低気圧と違い温帯低気圧は西側では雨雲ができにくくなりますので、低気圧の西側に当たる先島諸島などでは天気は回復へ向かいそうです。一方で奄美地方などはまだ低気圧の影響を受けて今日も雨が降りやすい予想です。」

生徒 「海上では高波も続いているようですね。海では注意が必要ですね。」

図2 午前7時発表の天気予報

つばめ准教授 「天気傾向は日本海側で雨、太平洋側で晴れという感じですね。今夜から明日にかけての気温変化には十分お気をつけください。夜寝る際など風をひかぬよう対策をしましょう。」

(画像は全て気象庁HPより)

今日も広い範囲で晴れの一日 北日本は貴重な晴れ (2015年10月23日)

生徒 「昨日の朝のことなのですが、久しぶりに朝早く、と言っても7時過ぎなのですが、外に出て息を吐いてみると、かすかに白くなりました。」

アウル教授 「朝晩は15℃を切る日も多くなってきて、内陸部では10度近くまで下がっている地域も東京でも出てきておる。初白息ではないが、次第に晩秋、初冬を感じる気候となってきたのう。」

図1 午前6時の地上天気図

生徒 「この頃高気圧の通過する緯度が高いですね。ずっと北高型の気圧配置となっている気がします。」

アウル教授 「そうじゃのう。この高気圧によって秋深まった空気がもたらされておる。北高型の気圧配置では関東に関しては東よりの湿った空気が入りやすく、比較的雲の広がりやすい天気となる。今日も完全な青空とは言えず、朝から薄い雲が広がった感じじゃ。」

生徒 「今日も概ね晴れということで良さそうですね。」

アウル教授 「今日に関して言えば、広く高気圧に覆われて晴れるじゃろう。ただ、北日本は今日の晴れは貴重となりそうじゃ。明日からの天気の崩れをもたらす低気圧が天気図にも現れ始めた。」

生徒 「まさか、大陸にある前線を伴った低気圧ですか?随分離れている気がししますが。」

アウル教授 「随分離れている気がするが、時速55km/hという猛スピードで北日本に迫っており、明日の夜にはすでにオホーツク海まで達するという予想じゃ。上空の偏西風に流されるために速度が速まっておる。」

生徒 「この前線の影響で雨ということですね。」

アウル教授 「雨に留まればいいのじゃが。週間天気予報では北海道で明後日、明々後日とまた雪となるとそうじゃ。この低気圧は発達しながら北日本に近づいて、明日の夜のオホーツク海に達し、その時までに前線も北日本、東日本を通過する。雨に関しては主に北日本で、関東に関しては今の所天気の崩れは予想されておらん。明日にかけては低気圧に向かう南風が強まり、気温は高めの予想じゃ。しかし、前線通過後は東日本と北日本で冬型の気圧配置となりそうじゃ。このために北海道では雪、日本海側では時雨、東日本や北日本は寒気の影響で気温がぐっと下がりそうじゃ。」

生徒 「なるほど。ということで、天気は今日までは晴れるけど明日以降は雨が降りやすい。気温に関しては明日まで高いけど、明後日以降は寒くなるということですね。」

アウル教授 「日によって気温差が大きく、風も流行ってきておるようじゃ。早くもインフルエンザも広がってきているようじゃから、予防はしっかりせねばのう。」

生徒 「偏西風で強く流される低気圧もあれば、なかなか流されない台風もありますね。」

アウル教授 「台風25号はようやく偏西風に流される緯度まで北上してきて、速度も早くなり始めておる。と同時に進路も東よりに大きく曲がり始め、本州への接近の可能性はほぼないと見て良いじゃろう。当初の予想通りといったところじゃろうか。小笠原諸島からも次第に離れていくために雨風は治まってきそうじゃ。ただ、海への影響はもうしばらく残りそうで、海上では高波に注意が必要じゃ。これは小笠原諸島だけでなく、本州から南西諸島の太平洋側広い範囲に言えることじゃ。」

生徒 「沖縄は今日も雨雲が広がっていますね。」

アウル教授 「昨日も書いたように沖縄には台風25号からの湿った空気が高気圧によって強く西へ流されて南西諸島に達しておったが、この影響は次第に弱まってきそうじゃ。しかし、今度は台風24号から変わった熱帯低気圧がゆっくりながら南西諸島に近づいており、この低気圧によって湿った空気がもたらされておる。このために今日も雨が降りやすい一日となりそうじゃ。」

生徒 「それにしても台風24号は熱帯低気圧に変わった後もしぶといですね。いつまで残っているのやら。」

アウル教授 「海水温がまだまだ高い領域にあるためなかなか衰えないのじゃ。現時点で再度発達して台風となるということは気象庁は予想しておらんが、南西諸島は来週前半まで天気の崩れが予想されており、いずれにせよこの熱帯低気圧の影響を大きく受ける日がまだまだ続きそうじゃ。」

図2 午前7時発表の天気予報

アウル教授 「今日も雨は小笠原諸島と南西諸島に予想されておる。北日本は明日以降、雨の降りやすかったり、降らなくても雲の広がりやすい天気が特に日本海側を中心に続くため、今日の晴れはその意味で貴重なものとなりそうじゃ。気温の変化としては明日は南風で暖かくなるものも明後日以降は冷たい北風でぐっと気温も下がりそうじゃ。服装や体調管理を万全に。」


(画像は全て気象庁HPより)

本州も雲は日中一旦解消 沖縄と小笠原は今日も雨の一日 (2015年10月22日)

生徒 「この時期は、朝晴れていると気温がかえって低くなるので、朝の青空を正直に喜べませんね。」

アウル教授 「朝の気温は15℃を着るようになってきた。風速1m/sごとに体感が1℃下がると言われておるが、朝に自転車で出かけられる方なんかは、体感としては5℃近く下がり、10℃くらいに感じるかもしれん。風邪も流行ってきておるようじゃから、体調管理が必要じゃ。」

図1 午前3時の地上天気図

生徒 「昨日は関東南部を中心に雲の多い1日でしたね。」

アウル教授 「昨日の関東は東〜北東の風により海から湿った空気がもたらされたために雲が広がったのじゃ。これは昨日まで高気圧が関東ギリギリまで張り出していたため、高気圧を回る風が吹いておったためじゃ。今日になって、高気圧は一旦北へ退き、関東は北寄りの風に変わっている。今度は内陸からの乾燥した風のために、雲はなくなっているのじゃ。」

生徒 「新潟など、日本海側の一部で雨雲ができていますね。」

アウル教授 「こちらは昨日の関東と同じメカニズムじゃ。高気圧の縁が関東から日本海側まで北上し、日本海側では北寄りの海からの湿った空気が流れ込んでおるため、雲が広がったり雨雲になったりしているのじゃ。今日日中は今度はまた高気圧が南へ張り出してきそうじゃ。日本海側の雨雲は解消傾向。一方で次第に高気圧の縁となって風が東よりに変わってくる関東などでは夜以降雲がまた広がってきそうじゃ。」

生徒 「台風25号が小笠原諸島に接近中というのは随分前からあまり変わっていませんね。」

アウル教授 「台風は速度がゆっくりじゃ。もうしばらく上空の偏西風に流されるまでには時間がかかりそうで、速度はまだゆっくりとしそうじゃ。小笠原諸島各地では、雨風が長引く恐れがある。また、海水温が高いために、勢力もほとんど落としておらん。暴風域も伴っておる。明日以降小笠原諸島に接近していきそうじゃが、強い雨や風に注意が必要となる。」

生徒 「一方で、昨日消滅した台風24号の影響でしょうか?沖縄地方は雨雲が広がっていますね。」

アウル教授 「台風24号は勢力こそ衰えて台風ではなくなったが、まだまだ湿った空気を持っておって雨雲をもたらす力はある。ただ、沖縄の雨の主な原因は実は元台風24号ではなく、台風25号であるというのは驚きじゃろう。日本の南は天気図を見ても分かる通り等圧線が比較的混み合っておる。この場所では強い風が東から西へと吹いておるのじゃ。台風25号によってもたらされている水蒸気がこの風に乗って勢いよく西へ、つまりは南西諸島方面へと流され、これが南西諸島での雨の材料となっておるのじゃ。というわけで、沖縄の雨は元台風24号の動きだけでなく、台風25号の動きにも注意が必要ということじゃ。」

生徒 「その他、南の台風や熱帯低気圧の影響で太平洋側を中心にうねりを伴った高波に注意が必要ですね。」

図2 午前6時発表の天気予報

アウル教授 「日中は北海道から九州まで晴れるという予想じゃ。朝が冷え込む分、日中の日差しは柔らかく、暖かなものとなりそうじゃ。沖縄と小笠原諸島は今日も一日雨が降りやすい天気。小笠原諸島では風の強まりにも注意が必要じゃな。」

(画像は全て気象庁HPより)
livedoor プロフィール
最新コメント
ブログランキング参加中

ブログランキングならblogram


人気ブログランキングへ