3年目気象予報士の成長日記

ある大学生気象予報士が、日々の天気を通じて学んでいくブログです。 気象庁発表の天気予報の解析、解説を行っています。

2016年02月

日々の天気を会話形式でわかりやすく解説することに努めています。
おかしな点、良い点、など賛否両論コメント大歓迎です。

※発表された予報に関する責任は負いません。

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4年ぶりの閏日は大荒れ模様 (2016年2月29日)


■お天気メモ■
・日本海を発達した低気圧が通過。低気圧からのびる前線が本州を通過。
・寒冷前線による雨雲が西日本〜東日本を通過。雷を伴った激しい雨に注意。
・低気圧通過までは南風が入り東北でも雨予想。通過後は冬型となり九州でも雪予想。
・等圧線が混み合うため風が強め。強風、高波注意。北日本は暴風雪に警戒。北海道は大雪、着雪注意。
・夜は瀬戸内沿岸でも雪雲が流れ込む予想。 

生徒 「今日は4年ぶりの閏日。2月29日生まれの人は4年ぶりの誕生日?貴重な日ですね。」

アウル教授 「こういう貴重な日に限って結構シビアな天気となりやすい…気がする。今日も全国的に荒れた天気となる恐れがある。ちなみに前回の閏日、2012年2月29日は、南岸低気圧の影響でやはり太平洋側を中心に雨、東京は雪が降って数センチの積雪を観測したようじゃ。全く覚えてはおらんが…」

図1 28日夜の天気図

図2 28日夜の雨雲レーダー

生徒 「その原因は日本海の低気圧ですね。」

アウル教授 「日本海の低気圧はこの後急速に発達しながら東へ進んでいく予想じゃ。なぜ急速に発達するのかは高層天気図を見れば明らかじゃが、かなり大きい、上空の気圧の谷がやってくるためじゃ。」

生徒 「低気圧は上空の気圧の谷がやってくると発達するんでしたね。」

アウル教授 「低気圧の発達原理は過去のも何度か述べてきたが、やや専門的な話になるので興味のある人は気象学の本を漁ってみると良いじゃろう。昨日も述べたように今回の低気圧は教科書的な一生が予想されているため教材としてはいい例になると思う。」

生徒 「話を戻して、低気圧からは前線が伸びていますね。」

アウル教授 「前線を伴う低気圧を見るときはまず雨雲レーダーと前線の位置関係を大切にしよう。というのも、つい先日の前線のように、前線よりも東側に先行して雨雲のラインがある場合と、前線に沿って雨雲のラインがある場合がある。どちらもライン状の雨雲が通過するタイミングで雨の降り方に注意が必要ではあるが、その降るタイミングを予測する上でこの位置関係が大切になる。同じ時刻の天気図と雨雲レーダーを見て雨雲の分布と前線の位置関係を確認、その位置関係を保ったまま動くことを前提に予想天気図を見て雨雲の分布を予想すると比較的良い予想ができる。」

生徒 「今回は雨雲と前線はほぼ同じ位置にあると言えますね。」

アウル教授 「前線も雨雲のラインも対馬海峡あたりにあるということで前線と雨雲が一致した、よく知られた前線をしておる。ちなみにこのような前線はアナフロントとも呼ばれる。」

生徒 「この雨雲は雷レーダーではかなり発雷しているようですね。」

アウル教授 「寒冷前線に伴う雨雲は発達した雨雲が多いため雷を伴いやすいことが多い。今回も落雷が多数検知されており、この後前線は西日本〜東日本へと進んでいくわけじゃが、これに伴い激しい雨や落雷、突風といったシビアな現象に見舞われる可能性がある。雷鳴がした時などは外出を控えるなど注意してほしい。」

図3 今後の予想天気図

生徒 「前線の通過前後で風向きが大きく変わりそうですね。」

アウル教授 「等圧線の向きを見ても明らかなように、前線通過前は南〜西風が入る。朝の時点で東日本や東北はまだ前線が通過する前で暖かい空気が入るため東北北部の青森県でも雨が予想されておる。しかし前線が通過して以降は風は西〜北風に変わる。こうなると今度は寒気が南下してくる。気温は一気に下がってくる。低気圧通過後は西高東低の冬型となってくるため日本海側を中心に雨は雪へと変わって雪が降り続く予想じゃ。また、冬型が強いため、日本海の雪雲は今夜には瀬戸内地方にも流れ込む予想となっておる。普段雪の少ないエリアではあるが今夜は雪に注意が必要じゃ。」

図4 今夜遅くの天気分布予報

生徒 「等圧線もかなり狭く、北日本は狭くなっていますね。」

アウル教授 「今日は風向き問わず全国的に風が強く吹きそうじゃ。北日本暴風雪に警戒、西日本〜東日本強風に警戒で、海上では 高波に注意が必要じゃ。」

生徒 「低気圧はいつまで発達するんですか?」

アウル教授 「低気圧の発達は上空の気圧の谷に追いつかれるまでであるが、今夜には追いつかれて発達は止まってきそうじゃ。閉塞前線ができることからもこの低気圧はこれ以降衰弱していく。ただ、この後の低気圧は速度が遅く、長い間北海道周辺に止まってしまうため北海道を中心に大雪や着雪などに警戒が必要になってくる。」

生徒 「図1の天気図では日本の南にも低気圧があって、東へ進んでいく予想ですね。」

アウル教授 「これは一昨日南西諸島で雨を降らせた低気圧じゃが、今日は伊豆諸島南部や小笠原諸島に近づいていく予想じゃ。このため、関東南の島嶼部でも今日は雨が降る予想じゃ。前線の通過するタイミングでこちらでも激しい雨や落雷、突風に注意が必要じゃ。」

図5 今日の天気予報

アウル教授 「図3の予想天気図でもわかるように、前線は朝の時点で西日本を通過しており、こちらでは早いうちに北風へと変わっていく。より気温が上がりにくく、日中も一桁予想のところがある。より東の地域も比較的早いうちに前線が通過するが午後以降となりそうじゃ。風も当分は南風でこの間に気温が上がっていく。関東は15℃を超える予想じゃ。ただ、明日は全国的な冬型となるため気温は一気にまた冬へ逆戻りとなりそうじゃ。」

今日は雨と雨の境目で晴れ。花粉もそろそろ? (2016年2月28日)


■お天気メモ■
・北日本は朝晩、雨や雪。落雷、突風、強風、高波、風雪注意。
・ 南西諸島は午前中まで気圧の谷の影響で雨が降りやすい。一時的に強く降る可能性も。
・低気圧や前線が近づく山陰は夜以降雨。その他の地域も明日は天気下り坂。
・風が弱く、晴れる地域を中心に気温上がる。 

生徒 「2日間、講義が中止となりましたので3日ぶりですね。ここに来て、目の痒みや鼻水、くしゃみなど花粉症の症状がではじめたように思います。」

アウル教授 「スギ花粉の飛散が今月はじめあたりから始まり、次第に飛散量が増えているようじゃ。晴れる日ではやや多い〜多いレベルの飛散が西日本や東日本太平洋側で予想される時期となった。花粉症の方は辛い時期が始まってしまったのう、ハックション(>_<)」

生徒 「今日も日中は晴れる所が多い予想ということで症状が出てきそうですね。」

アウル教授 「症状を抑えるにはやはり、花粉を体内に取り込まないことしかない。空気清浄機などで花粉を屋内に取り入れない、マスクなどで外出時の対策などが必要になってくる。翌日雨予想が出ると安心する時期でもあるのう。」

図1 27日夜の天気図

図2 21日夜の雨雲レーダー

生徒 「昨日は日本海を低気圧と前線が通過していくということで太平洋側でも夕方雨の降った所がありました。」

アウル教授 「ところが天気図を見るとまだ寒冷前線は本州を通過していない。というよりようやく通過し始めたばかりじゃ。このように寒冷前線が通過するより前に雨が降って寒冷前線が通過するときにはあまり雨が降らない前線をカタフロントと呼んだりする。」

生徒 「温暖前線や低気圧中心付近は雨雲がしっかり分布していますが、寒冷前線側はすっきりしていますね。なんとなく太平洋沿岸(東海沖)に前線に沿った形で弱い雨雲が分布しているような気がしますが。」

アウル教授 「この東海沖の雨雲が寒冷前線部分に相当する雨雲となる。寒冷前線側は本州を東に通過するに従ってこの雨雲も東へ進むが、予想できるように太平洋側など本州にかかることはない。ただ、伊豆諸島南部では明け方から朝にかけてこの雨雲が通過する影響で雨が予想されておる。一応寒冷前線による雨雲であるため降り方には気をつけよう。」

生徒 「東北には温暖前線や低気圧による雨雲がかかっていますね。」

アウル教授 「こちらは前線や低気圧に沿う形で分布しているので一般的な低気圧や前線と同じじゃ。低気圧はこのあと東北を通過して太平洋側へ進むが発達はほとんどない予想じゃ。このため急速に風が強まるということはない。ただ、低気圧周辺に当たる地域では強風や高波に注意が必要じゃ。前線による雨雲の下では落雷や突風、風雪に注意が必要じゃ。」

生徒 「この低気圧や前線による雨や雪はいつごろまで降りそうですか?」

アウル教授 「朝には広い範囲で止んでくる予想じゃから、今注意書きしたような雨や風はひとまず朝まで注意ということになる。日中は天気が回復してくる予想じゃ。」

生徒 「今日は低気圧も通過したことですし、全国的にも晴れてきそうですね。」

アウル教授 「そうじゃのう。今回は低気圧が発達しながら通過していくというわけでもないため、通過後に強い冬型となったり風が強まったりということもない予想じゃ。風も弱く、低気圧西側の乾燥した空気に覆われるため今日日中は本州の広い範囲で晴れてくる予想じゃ。ただ、このあと説明するように夜以降は天気が下り坂へと向かうので今日の晴れは貴重なものと言えそうじゃ。」

生徒 「そういえば南西諸島方面にもまとまった雨雲がありました。これも前線や低気圧によるものですか?」

アウル教授 「半分正解で半分間違いかのう。確かに南西諸島は日本海の低気圧から続く気圧の谷の中にあるが、南西諸島にある雨雲は低気圧によるものとは異なり、また別の小さな低気圧という位置付けをしたほうが良いじゃろう。と言うのも明日朝にはこの雨雲由来の低気圧が太平洋側に発生するためじゃ。とりあえず今日のところは午前中を中心に南西諸島にかかるので午前中までは雨が降りやすいがその後は東へ移動し、雨は海上中心となる。」

図3 今後の予想天気図

生徒 「低気圧が通過したあとは何かに覆われるというわけではないんですね。」

アウル教授 「今回は明瞭な移動性高気圧に覆われるというわけではないが、小さな高気圧くらいは日本海に存在すると考えて良いじゃろう。このために日中は北海道〜九州まで晴れる予想じゃ。しかし夜になると日本海には低気圧が進んでくる。」

生徒 「ということは西から天気は下り坂ですね。」

アウル教授 「今回のこの山陰沖の低気圧、天気の勉強をする上では教科書的な低気圧となりそうじゃ。興味のある人はこの低気圧の今後を高層天気図とともに見てみるととてもわかりやすく、面白いじゃろう。」

生徒 「上空の気圧の谷が近づくと低気圧は発達し、追いつかれると低気圧は発達が止まるという低気圧の一生ですね。」

アウル教授 「まず今日のところは上空の気圧の谷がまだ近づいて来ず、低気圧は発生したものの発達は緩やかという予想じゃ。本格的な発達は明日以降となる。」

生徒 「低気圧周辺では雨が降りますよね。と言うことは夜は日本海側と北海道で雨でしょうか?」

アウル教授 「ここで少しコメントを加えておきたい。明日夜の天気図であるが、これは一昨日の夜に予想されたやや古い予想じゃ。この予想天気図では北海道の南の太平洋側に低気圧が一つあるが、最新の数値予想や明日の天気予報から判断するに、この低気圧はもっと西、日本海にあると考えたい。おそらく明日の夜の天気図は、北海道の西の日本海に低気圧があるか、この部分が気圧の谷となっているじゃろう。もし予想天気図の位置に低気圧があれば、北海道の雨はすでにピークを超えているはずじゃ。低気圧はもう抜けてきているということになるのじゃから。しかし天気予報では、東北や北海道の雨や雪は今夜から再び日本海で降り出すということで夜の段階ではまだ雨は降り始め、これから低気圧が近づいてくると考えるほうが妥当だからじゃ。」

生徒 「西日本方面はどうですか?」

アウル教授 「山陰沖に予想されている低気圧からは明日朝までに前線ができるという予想じゃ。ただ、今夜にはもう前線のなりかけができてきておるじゃろう。これによる雨が山陰の一部で今夜以降予想されておる。前線は明日、本州を西から通過していくため、次第に雨雲は太平洋側にも広がり、東へ進んでいく、そんな明日の予想じゃ。」

図4 今日の天気予報

アウル教授 「今日は風は弱めで天気は晴れ。このため気温はやや上がってきそうじゃ。平年より5℃近く高くなりそうじゃ。今日は貴重な晴れであるので有効に利用したいが、花粉もまた飛びそうじゃのう。」

天気解説の取りやめ、更新時刻変更について


解説の時間確保が難しいため、明日(26日)分、明後日(27日)分の詳しい解説を取りやめます。
また、明後日(27日)分は27日朝〜昼前に更新する予定です。
明々後日(28日)以降はまたいつも通り解析、解説を行う予定です。

毎日ご覧いただいている方には申し訳ありませんが、明後日、明々後日以降また宜しくお願いします。


■お天気メモ■
・日本海を低気圧が次々に通過。東日本日本海側では雪が続く。一度止んでも再び降り出す。強風、高波、雪の降り方に注意。
・北海道の北にも低気圧。強風、高波、風雪、大雪注意。 
・山陰は夕方以降雨や雪予想。それまでは曇り空。 
・太平洋側は高気圧の張り出しで晴れ予想。 



今日も冬の寒さ。受験生は温かくして。 (2016年2月25日)


■お天気メモ■
・北海道の北は低気圧発生の場。雪が降りやすく降り方が強まることも。落雷、突風にも注意。
・関東沖には気圧の谷。関東南部を中心に朝までは雨や雪の予想。朝は路面凍結の恐れも。
・ 関門海峡〜豊後水道にも気圧の谷。東へ進むとともに雪雲も東へ移動。日本海側は西から雪予想。強風、高波、風雪注意。
・受験生は真冬の洋装で。特に手を温めていってらっしゃい! 

生徒 「今日から国公立大学入試前期試験が始まりますね。私が受験した数年前を思い出します。」

アウル教授 「今日は入試らしいといえば入試らしい、冬の寒さとなりそうじゃ。関東は朝まで雪のエリアもあり、受験生は時間にゆとりを持って家を出ることが大切じゃ。」

図1 24日夜の天気図

図2 0時の雨雲レーダー

アウル教授 「昨日の記事では、天気図ではわからないような局地的な前線のために関東南部で雨や雪が降る予想ということを話したが、一日経って実際の天気図を見てみると関東沖には比較的大きな気圧の谷を確認することができる。この気圧の谷による雨雲、雪雲が雨雲レーダーで青く囲ったように関東に広がっておる。降れば雪となるような寒気は太平洋側まで流れ込んでいるため関東もメインは雪と思って良い。今はまだ雨のところも気温次第ではみぞれ、雪になってくる可能性がある。事実、この時間も西から雪のエリアが拡大してきているようじゃ。積雪などに関する情報は出ておらんが、場合によっては地面にうっすら積雪したり、朝の低温により路面凍結の恐れがあるので、特に受験生は歩く際に細心の注意を払うように。」

生徒 「積もるか積もらないかわからないときのほうがむしろ怖いですね。積もっていたら絶対に歩くときは注意するんですが、積もっていないとつい不注意になって、例えば側溝の金属部やマンホール部分が凍っていると危険ですからね。」

アウル教授 「積雪は免れたとしても路面凍結の可能性は十分あるのでそれを忘れずに。」

生徒 「もう一つ、西日本方面にも気圧の谷があって九州や中国地方に雪雲がかかっていますね。」

アウル教授 「こちらでも雪メインで降っているようじゃ。実はこの気圧の谷は日本海にあると考えられる小さな低気圧につながっておる。天気図には書かれていないが、朝鮮半島の東の日本海は等圧線が妙に開いた部分があり、この部分に弱い低気圧が発生していると考えられる。この低気圧はこの後東へ進むが、これに伴いこの西日本の気圧の谷も東へ進んで行く予想じゃ。このため日本海側は西から雪雲が移動してくるということになる。気圧の谷付近では 強風や高波、風雪に注意じゃ。この雪雲の移動を確認しながら天気分布予報を見ていこう。」

図3 朝〜夜のはじめ頃までの天気分布予報

生徒 「緑で囲った部分が西日本の気圧の谷に伴う雨雲ですね。こう見ると山陰から北陸、東北南部へと移っていく様子がよくわかりますね。」

アウル教授 「関東地方の雪も朝には止んでいる予想ということもわかる。また、北日本方面は雪が一日中降りやすいということもわかる。」

生徒 「北日本で雪が続くのはどういう理由ですか?」

アウル教授 「こちらは今回、かなり説明しづらいものとなっておる。まずは今後の予想天気図を見てみよう。」

図4 今後の予想天気図

アウル教授 「天気図上で赤いバツを日本海に書き入れた。これは数値予想天気図や短期予報解説資料を参考にして日本海で発生していると考えられる小さな低気圧の中心を書いたものじゃ。この予想天気図だけは低気圧の発生としては描かず、気圧の谷という表現にとどめている。しかし今回は低気圧として書いた方がわかりやすいじゃろう。」

生徒 「日本海側の雪エリアが東へ進んで行くのもこの低気圧が東へ進むためでしたね。この低気圧は夜には東北に近づいていくということですね。」

アウル教授 「実はそれ以前から東北では冬型による雪が降る。すでに雨雲レーダーでもそれは観測されている。この冬型による雪雲は、(天気図を見れば冬型が緩んでいくのがわかるように、)弱まってくる。しかし、西から気圧の谷による雪雲が合わさるという形で東北は今夜にかけても雪が続くのじゃ。また、北海道の北にも、これまた天気図では描かれていない低気圧が発生する予想じゃ。こちらも気圧の谷でしか表現されていないが、気圧の谷でも天気は悪くなるということを考えれば、北海道で雪が降りやすいということは容易にわかるじゃろう。低気圧周辺では 落雷や突風、雪の降り方に注意が必要じゃ。」

図5 今日の天気予報

アウル教授 「関東の雪は未明まで、西日本日本海側の雪は気圧の谷が通過するまで、北陸や東北、北海道の雪は夜まで降り続くという予想じゃ。太平洋側各地は日中は晴れる予想じゃ。気温は低く、真冬の寒さと言えるじゃろう。受験生は温かい格好をして、特に雪の降るエリアでは関東も含め、足元に注意して大学へ向かうように。」

低気圧は東へ。西高東低の気圧配置に。(2016年2月24日)


■お天気メモ■
・北日本〜北陸は未明に気圧の谷が通過。朝までは雪の降り方、落雷、突風に特に注意。
・冬型の気圧配置で日本海側は雨雪境界が南下。山陰も雪予想。
・冬型のため日本海側では落雷、突風、強風、高波、風雪に注意。
・日本の南の低気圧は伊豆諸島南部へ。伊豆諸島南部では落雷、突風、激しい雨に注意。 
・関東南部は夜以降雨や雪の予想。

生徒 「季節というものは面白いもので、雨水(うすい)を過ぎて以降の方が気温が低いような気がします。」

アウル教授 「季節としては進んで入るはずなのじゃが、季節の境を気にすればするほどなぜか人間の思うようには進んでくれない、それが自然の厄介なところでもあり面白いところでもある。」

生徒 「何悟った言い方をされているんですか。」

アウル教授 「ほっほっほ。」

図1 23日夜の天気図

アウル教授 「まず、北陸以北の日本海側じゃが、この時間、雨や雪雲がかかっておる。これは、昨日の記事でも書いた気圧の谷によるものじゃ。天気図では東北を通過する気圧の谷はかなり見づらいものとなっておるが、アメダスの観測データでは青森で23時を境に風が南寄りから北寄りに変わったことからそのあたりにあるものと思われる。この気圧の谷による大気不安定のために北日本日本海側は落雷、突風、降り方の強まりに注意が必要ではあるが、気圧の谷自体はすでに通過してきているのでこの影響は明け方頃までとなりそうじゃ。ただ、後でまた述べるように日本は冬型になるため新たな雪雲が日本海側には一時的に発生する。」

生徒 「一旦は東北も天気は回復ということですか?」

アウル教授 「天気分布予報によると朝には東北や北陸の雨雪はかなり縮小する予想じゃ。午前中は一旦は小康状態となるところも多い。しかし、西から強まる冬型の影響で昼過ぎには一時的に雪エリアが拡大する予想じゃ。ただ、今回はすぐに解消する予想で夕方にはまた雪エリアが縮小するという予想じゃ。簡単に言えば降ったり止んだりじゃな。」

図2 秋田の時系列予想


アウル教授 「秋田の時系列予想を見てみると今の説明がよくわかると思う。まず気圧の谷が通過する未明を境に風は南風から北風へ変わる。この気圧の谷による雪は明け方までで6〜12時の午前中は小康状態。しかし昼過ぎはまた一時的に雪が降り、夕方には止んでいるという予想じゃ。このように雪が降りやすい1日のためやはり気温は低いまま推移しそうじゃ。」

生徒 「風も強い予想なので風雪や強風、高波にも注意が必要ですね。」

アウル教授 「今日は北陸以北で等圧線が混んで風がやや強くなりそうじゃ。」

生徒 「西日本の日本海側も雪が降りやすいですか?」

アウル教授 「西日本は気圧の谷は通過しないが、西から冬型が一時的に強まるという予想で、この影響で日本海側では雪が降りやすい。北風により寒気が入るため、雪の南限は山陰あたりまで下がる。北陸も気圧の谷の影響で朝まで雨や雪が降りやすい予想じゃが、次第に風が北寄りになり気温が下がるため雨のエリアは雪へと変わる予想じゃ。ただ、先ほどの北日本同様今回の冬型はそれほど長続きせず雪もそれほど降らない予想になっておる。」

図3 富山の時系列予想


図4 松江の時系列予想


アウル教授 「時系列予想を見ていくと山陰の雪は午前中までの予想じゃ。富山も気圧の谷による雪とその後の冬型による雪がはっきり分かれておる。また、次第に寒気が南下するため雨は雪へと変わっていく。」

生徒 「太平洋側にはやや離れた位置に南岸低気圧がありますね。」

図5 今後の予想天気図

アウル教授 「今回は日本の南離れた場所を通るので本州への影響はほとんどないが伊豆諸島南部では低気圧が朝までに近づくので朝までは雨が降りやすく、落雷や突風、激しい雨となる恐れがある。それ以降は止んでくる予想じゃ。」

生徒 「ふー。南岸低気圧というと関東の雪を思い浮かべるので今回は一安心ですね。」

アウル教授 「まあ、大雪は回避できたわけじゃが今回は少し気になることがある。まずは今夜の関東地方の天気分布予想を見てみよう。」

図6 今夜の関東の天気分布予想

生徒 「関東南部に雨や雪の予想が出ていますね。」

アウル教授 「他地域はこのような予想は出ておらず関東だけに予想されておる。この理由じゃが、地上天気図からは読み取れず、局地的な気圧の谷もしくは前線ができるためと考えられる。というのは今夜は静岡県で西風予想なのに対し、千葉県は北風が予想されており、ちょうど関東南部でこの風がぶつかり合うためじゃろう。また、日本は冬型のために降れば雪というような寒気が太平洋側まで流れ込む予想じゃ。このために多摩地方で雪が予想されている。関東南部は今夜遅くは傘が必要になるかもしれない。」

図7 今日の天気予報

アウル教授 「気温は今日も太平洋側も低め予想じゃ。なかなか春を感じれない日が続くのう。」
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