■お天気メモ■
・今日まで弱い冬型が続き、風は全国的にやや強い。
・北陸より北の日本海側で雲が比較的多めで、 朝にかけて比較的広い範囲で雨か雪の降る予想。その後降水範囲は縮小。
・関東は局地的な気圧の谷の影響で雲が広がりやすく、伊豆諸島では雨の降る時間帯も。雨の降り方にもやや注意。
・その他の地域は概ね晴れで、気温は昨日並に上がってくる。
・北陸より北の日本海側で雲が比較的多めで、 朝にかけて比較的広い範囲で雨か雪の降る予想。その後降水範囲は縮小。
・関東は局地的な気圧の谷の影響で雲が広がりやすく、伊豆諸島では雨の降る時間帯も。雨の降り方にもやや注意。
・その他の地域は概ね晴れで、気温は昨日並に上がってくる。
生徒 「昨日は新たに岐阜県で桜の開花発表がありましたね。東京の開花発表は残念ながら今日以降に持ち越しです。今か今かと待ちわびている方が多いでしょう。」
アウル教授 「ここ数日は西日本ほど晴れ間が多く、気温が上がっているせいじゃろうか?今日以降も続々と開花発表が期待される。ちなみに、私は勘違いしておったのじゃが、昨日が春分であった。今日が春分と勘違いした記事を数日前に書いてしまったが、今日は春分の日+1日の普通の日で振り替え休日。昨日をもって今年の春一番受け付けは終了し、近畿と九州は今年も間に合わなかった。」
図1 昨日夜の天気分布
図2 昨日夜の天気図
生徒 「昨日夜になって関東で雨雲が目立つようになってきました。こんな予想でしたっけ?」
アウル教授 「どうやら地上天気図には現れないような局地的な気圧の谷が関東沖にできてしまったようで、この影響で伊豆諸島を中心に雨雲が広がり、一部が関東南部に流れ込んでしまったようじゃ。昨日の時点ではこの降水はよく予想されていなかった。」
生徒 「この雨は今日も続くんですか?」
アウル教授 「伊豆諸島を中心に午前中をメインに降り続きそうなのじゃ。というのも、低気圧が発生するときと同じようにこの気圧の谷を発生させたのは、上空の気圧の谷であり、この上空の気圧の谷が午前中通過するが、これが通過するまでは地上の気圧の谷は残ってしまうからじゃ。場合によっては雷を伴うこともあるのでやや注意の雨雲と言えそうじゃ。この影響で関東も比較的雲の多い一日となりそうじゃ。」
生徒 「日本は一時的な冬型の気圧配置でした。日本海側では弱いながら雨雲も広がっていますね。」
アウル教授 「こちらは冬型による雨や雪が北陸より北の日本海側にかかっておる。関東同様、午前中に上空の気圧の谷(上空の寒気)が通過するため、大気の状態はやや不安定となり、朝にかけてこの雨雲雪雲は範囲が広がりそうじゃ。その後は範囲は縮小していく。雨や雪が降らなくても今日いっぱいは冬型が続くので雲が広がりやすい。」
生徒 「明日以降は冬型も弱まっていくのでしょうか?」
図3 今後の予想天気図
アウル教授 「今夜の予想天気図でもわかるように移動性高気圧が西日本〜北陸を覆ってくる。北海道の北には発達した低気圧があって、この高気圧との気圧差の大きい領域が北日本に当たるので、北日本では明日以降もまだ高気圧に覆われるわけではないが、その他の地域は晴れが続きそうじゃ。」
生徒 「予想天気図では関東沖の気圧の谷もなんとなく表現されていますね。」
アウル教授 「そうじゃな。夜にかけても残っていることがわかる。」
図4 今日の天気予報
アウル教授 「ということで今日は関東と北陸以北の日本海側で雲が広がりやすい。関東は他地域と比べて数度気温が低い予想になっておる。東京の13℃は平年並みじゃが、若干寒く感じるかもしれん。西日本各地は15℃を超えてきて、今日も桜の蕾がどんどん膨らみそうじゃ。」
生徒 「日中は暖かいですが、まだ朝晩は気温が低めで一日の気温差は大きいですね。体調を崩しやすい時期でもあるので気温の変化に注意が必要ですね。」