3年目気象予報士の成長日記

ある大学生気象予報士が、日々の天気を通じて学んでいくブログです。 気象庁発表の天気予報の解析、解説を行っています。

2016年07月

日々の天気を会話形式でわかりやすく解説することに努めています。
おかしな点、良い点、など賛否両論コメント大歓迎です。

※発表された予報に関する責任は負いません。

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晴れるけど…これって夏⁉︎(2016年7月24日)


■お天気メモ■
・今日もオホーツク海高気圧優勢。全国的に晴れる。
・気温の上がる午後は内陸を中心に今日も雨に注意。西日本方面で発雷確率が予想されているところが昨日より広い。
・台風2号が発生する可能性あり。日本列島からはずっと離れた場所。 

生徒 「昨日は無事、花火大会が多く開催されたようですね。」

アウル教授 「私も、家から花火が見えたので少し見ておったが、花火はやはり魅力的なものじゃのう。少しだけ見ようと思ったら、軽く30分は見てしまった。花火の進化も目覚ましく、様々な色や形、バリエーションに富んでおるのう。見飽きない。」

生徒 「日曜日はあまり花火大会はありませんので、次は来週の土曜日ですね。隅田川の花火大会も来週ということで、いよいよ花火大会シーズンですね。」

アウル教授 「これからは毎週土曜日の天気が気になって行きそうじゃのう。」

図1 23日夜の天気図

生徒 「今年はオホーツク海高気圧優勢ですね。」

アウル教授 「そうじゃのう。太平洋高気圧はといえば小笠原諸島よりも南まで退いてしまっておる。連日西日本などでは夏空が広がっておるが、この晴れはいつもの夏とは違ってオホーツク海高気圧によるものじゃ。昨日まで沖縄付近にあった太平洋高気圧のちぎれたものも、天気図には描かれなくなった。上空にはまだ名残があるが、やはりオホーツク海高気圧に軍配があがるという異例の事態となっておる。」

図2 深夜0時の水蒸気画像

生徒 「水蒸気画像は上空の天気図に似たものとなっているので水蒸気画像を見ることで上空の低気圧や高気圧の様子がわかることがあるのでしたね。」

アウル教授 「さよう。図2中の青いラインは上空の気圧の谷部分に当たる。すでに日本から抜けて東へ進んでおるので影響はない。」

生徒 「この気圧の谷部分に熱帯低気圧がありますね。」

アウル教授 「当初はこのまま熱帯低気圧のまま消えていくという予想であったが、昨日あたりから、今日だけ台風2号になる可能性が出てきた。海水温自体は高いので、台風になるかならないかというのは紙一重なところではあったが、現状、今日の朝に台風2号となる予想になっておる。ただ、上空の気圧の谷が近づいてきておる。台風と上空の気圧の谷は実は相性が良くない。上空の気圧の谷が近づくと熱帯低気圧、あるいは台風は温帯低気圧へと変えられるような作用が働くのじゃ。やや難しい話ではあるが、とにかく、たとえ台風になっても、明日にはもう台風でなくなっているような、そんな短命なものとなりそうじゃということじゃ。」

生徒 「オホーツク海を回る風って、時計回りですよね。すると日本の東で台風が発生すると、本州に近づいてくるのではないのですか?」

アウル教授 「ちょうど熱帯低気圧があるあたりに太平洋高気圧がある。この台風、あるいは熱帯低気圧はこの部分では太平洋高気圧の西側を流れる北向きの風によって北上していく予想じゃ。そして緯度が上がるほど勢力は落としていく予想じゃ。現時点では日本に接近するような予想は出ておらん。」

図3 熱帯低気圧予想


生徒 「図2では日本上空は気圧の尾根となっているようですね。」

アウル教授 「日本付近には2つの気圧の尾根がある。一つは東シナ海にあるものじゃ。これは昨日まで書かれていた高気圧の名残でこの部分が太平洋高気圧となる。が、ご覧のように日本にはかかっていない。もう一つの気圧の尾根は北海道の西側に伸びているものじゃ。昨日、オホーツク海高気圧は背の低い高気圧で2層構造をしていると話したが、その上空の方がこの気圧の尾根に当たる。つまり、今のオホーツク海高気圧は地上も上空も高気圧という状況になっておるのじゃ。そのため、晴れるところが多いというわけじゃ。」

生徒 「だいぶ話が戻りますが、図1の天気図には青い矢印が書かれていますが、風の流れですか?」

アウル教授 「オホーツク海高気圧が優勢の時は太平洋側ほど湿った空気が入りやすいということは、つい先日の関東の天気を思い出せば明らかじゃろう。この湿った空気、今日は西日本方面にも昨日以上に流れ込む予想となっておる。沖縄付近にあった地上の太平洋高気圧の名残が勢力を落としているため、いよいよ西日本もオホーツク海高気圧圏内に入りつつあるためじゃろう。上空も高気圧であったから、日中は晴れるところが多いが、午後以降は内陸から曇りや雨になってくるという予想じゃ。昨日以上に内陸部での夕立発生確率は高くなっておる。発雷確率は昨日同様低いが、低めでも予想されている範囲は昨日よりも広く、西日本全体で10〜20%くらいとなっておる。午後以降は雲行きに注意したい。」

図4 今日の天気予報

アウル教授 「今日は晴れるので、外に出る方も多いじゃろう。最近では、スマホを片手に外を散歩する某ゲームが話題を集めておるが、あまり熱中しすぎて、周りに迷惑をかけないということはもちろん、気象の観点からは、気温が今日もぐっと上がってくるので、夢中になるあまり、炎天下で倒れないように、熱中症にならないように、気をつけて楽しむと良いじゃろう。水分補給を忘れないように。」

関東も含めて晴れてきて、花火大会日和⁉︎(2016年7月23日)


■お天気メモ■
・昨日までと比べれば関東でも昼前後を中心に晴れる予想。気温も上がってくる。
・気温が上がれば内陸ほど夕立の可能性が高くなる。午後以降は雨が降るところも。発雷確率は低め。 

アウル教授 「おとといは簡易型で済ませて、昨日はすっぽかしたので3日ぶりにしっかり書いていきたいと思う。」

生徒 「昨日おとといはあまり関東は天気良くなかったですね。他の地域は天気が良く、北陸も梅雨明けしてしまいましたね。」

アウル教授 「私としては関東も梅雨は終わっていると考えておる。今のあまり良くない天気というのは梅雨とはまた別の原因ではなかろうか。まあ、それはともかくとして、今日は傘はあまり必要ないという予想じゃ。特に日中は日差しも出てきて、久しぶりに太陽を拝めそうじゃ。」

生徒 「この時期の土曜日は各地で花火大会も始まってくる時期ですよね。天候は大丈夫なのか、心配されている方も多いでしょうね。」

アウル教授 「その辺りもしっかり見ていきたいと思う。」

図1 22日夜の天気図

生徒 「相変わらず北高型ですね。湿った空気が東日本太平洋側に入りやすい気圧配置ですね。」

アウル教授 「そうじゃのう。オホーツク海高気圧の勢力がかなり強いようじゃ。太平洋高気圧はといえば、沖縄まで中心を移動させておる。というよりこれは太平洋高気圧からちぎれたもので、本体はずっと東に下がってしまっておるのじゃ。いつもなら太平洋高気圧がオホーツク海高気圧に勝っていくのじゃが今年はオホーツク海高気圧がまだ勢力が強く、太平洋高気圧がヘトヘトになっておるようじゃ。」

生徒 「季節はどっちに進むことやら…。」

アウル教授 「さて、今日はこのように湿った空気が入りやすい東日本太平洋側であるが、傘が必要となった昨日とは違って晴れてくるところも出てきそうなのじゃ。」

生徒 「湿った空気は入るのに、晴れるんですね。」

アウル教授 「まあ、かろうじて晴れるといったほうがいいのかもしれんのう。そう長続きはしない晴れとなりそうじゃ。と言うのも雲の材料はたっぷりあって、あとは何が雲を作るかにかかっているからじゃ。実は昨日までは上空に気圧の谷があって、これが雲を作っておった。しかし今日はその上空の気圧の谷が抜けてくるので、一旦は雲を作る力がなくなるというわけじゃ。」

生徒 「上空の気圧の谷がやってきたかどう買ってどうやってわかるのですか?」

アウル教授 「一般的には、上空の天気図(高層天気図)を見るのが一番であるが、どこで見ることができるのかはやや複雑じゃ。そこで、より身近に見ることができるものとして水蒸気画像がある。これは気象庁のHP上で、衛星画像のところで選択できるので簡単に見ることができる。」

図2 深夜0時の水蒸気画像

アウル教授 「試しに見てみよう。まず、水蒸気画像を見るとなんとなく、北から南に黒い部分が張り出していたり、白い部分が南に向かってカーブしている部分がある。図2上では青いラインで書いたところじゃ。初めは見つけにくいかもしれんが、すぐ慣れると思う。これが上空の気圧の谷じゃ。すでに東日本から抜けつつあることがわかるじゃろう。」

生徒 「じゃあ、逆に黒い部分が北に向かって張り出している部分は気圧の尾根ということですか?」

アウル教授 「その通りじゃ。図2でいうとオレンジのラインに当たる。今は、これが上空の太平洋高気圧の縁と考えて貰えばいい。沖縄付近にある太平洋高気圧は上空ではここまで張り出しておるのじゃ。」

生徒 「あれ、でも上空の気圧の谷って低気圧ですよね。オホーツク海高気圧の上に低気圧があるんですか?」

アウル教授 「いいところに気づいたのう。低気圧や高気圧は、背の高いものや低いものがあるのじゃ。背の高さというのは、どのくらい上空まで高気圧や低気圧であるかということじゃ。例えば太平洋高気圧はおうきあ。これは非常に背の高いのっぽな高気圧なのじゃ。だから地上でも高気圧が描かれるし、上空の天気図(水蒸気画像)でも高気圧として現れるのじゃ。しかし、オホーツク海高気圧、これは背の低い高気圧なのじゃ。上空は高気圧が通過することもあれば低気圧が通過することもある。つまり地表と上空の2層構造をしているというわけじゃ。上空に低気圧(気圧の谷)がくると昨日のようにぐずついた天気が関東にもたらされて、それが抜けて気圧の尾根(高気圧)がやってくると天気はやや回復して晴れてもくるというわけじゃ。」

生徒 「なるほど。人と同じように高気圧や低気圧にも背の高さというのがあるのですね。」

アウル教授 「さて、図2上でオレンジの線と青い線の間、ちょうど近畿北陸辺りは、雲の通り道となる。地上でもそうじゃが、高気圧の縁を雲が通るというのは上空でも同じじゃ。今の所雨雲はほとんど含んでおらず、上空の雲と判断できるが、今後この雲がどう動くのか、見ていくと面白いかもしれんのう。」

図3 夕方の天気分布予

生徒 「気になる夕方の天気ですね。」

アウル教授 「今日は日中は関東も含めて晴れてくる。西日本は連日の猛暑であるが東日本もやや気温が上がって暑くなってくる。まだ北東よりの風が吹くので、西日本ほどではないが、昨日に比べれば5℃以上関東では上がってくる予想なので、体感的にはぐっと暑く感じるじゃろうのう。そして、気温が上がればそれだけ夕立が発生しやすくなるというのが夏場のお約束じゃ。主に内陸部のことじゃが、上空に気圧の谷がなくても、地上の暑い気温だけで雲が発生しやすくなる。このために夕方はやや雲が広がってくるところが多くなってきそうじゃ。そして内陸部を中心に雨が予想されているように一時的に夕立が発生する可能性がある。ただ、上空を思い出して欲しい。西日本ほど太平洋高気圧に覆われていた。非常に発達した雲になるというようなことは可能性が低そうで、それを反映して発雷確率は20〜30%程度になっておる。全く雷が発生しないと言っているわけではない。あくまで確率論じゃ。午後以降は内陸部で発生した雲が流れてこないかということは念のためチェックしておくといいじゃろうがそこまで気を揉む必要もなさそうじゃ。」

生徒 「ということは今日に関しては花火大会も行えるところが多そうですね。」

アウル教授 「今日は風も弱く、日中は気温も上がるので花火で納涼するもよし、花火大会日和であると言えそうじゃのう。」


図4 今日の天気予報

アウル教授 「さて、発達した雲は地上の風とは別の方向へ動くことがある。発達した雲は上空の風に流されるためじゃ。例えば関東は今日は北東寄りの風じゃから、関東辺縁の山で雨雲が発生しても平野にはやってこないかというとそうとは限らない。上空の風がどうなっているのかによるのじゃ。その目安が、気象庁HP上でウィンドプロファイラという項目じゃ。上空の風がどう吹いているのかを見ることができるので、今日に限らず、発達した雨雲が湧いてきたときはこれも参考にして、自分の方にやってこないか、注視する必要がある。」

関東は傘が必要で気温も低めの一日に。(2016年7月21日)


■お天気メモ■
・九州の熱帯低気圧は離れる傾向。発達した雨雲は離れてきた。
・上空の太平洋高気圧は西日本にあるため、西日本ほど晴れる。
・東日本はオホーツク海気団の影響で、昨日に続き湿った東風が入る。上空は太平洋高気圧圏外となっているので、昨日以上に雲ができやすく、雨雲が発生しやすい。
・西日本も、晴れるが、より湿った空気の入りやすい九州や紀伊半島南部で夕立が予想されている。 

本日は簡潔記事にさせていただきます。

図1 夕方の天気分布予報

「関東は夕方に限らず朝から雨の可能性があります。すでに深夜0時時点で関東西部に雨雲がかかっています。夕方夕立の可能性が高いのは九州と紀伊半島南部です。急な雨の可能性があります。」

図2 今日の天気予報

「日中晴れる西日本を中心に気温が上がってきそうです。熱中症への対策が引き続き必要です。関東を始め東日本は雲が広がりやすく雨も降るところがあるので気温低め予想です。特に関東は今日は暑さ和らいで、日傘ではなく雨傘が必要です。」

九州で雷雨に注意。関東も夜は傘がいるかも(2016年7月20日)


■お天気メモ■
・北日本の上空寒気は抜け、日本海に高気圧がやってきた。
・日中は日本海側や北海道で晴れやすいものの、太平洋側は湿った空気が入りやすく雲も広がりやすい。
・九州上空には寒気がやってきて、地上では熱帯低気圧が接近。
・九州や四国は大気の状態が不安定で日中も雷雨になりやすい。激しい雨に注意。
・北海道や東北、関東でも発雷確率は低いものの午後からは雨が降りやすい。

生徒 「結局昨日は梅雨明け発表はありませんでしたね。」

アウル教授 「梅雨前線は今の所消滅しているので、おとといの西日本に続き東日本も梅雨明けするかと思ったのじゃがのう。梅雨とは梅雨前線による雨であるべきで、梅雨前線によるものでなければたとえ雨でも梅雨明けしたほうがいいのではと私は思っておる。今日も雨が降るところはあるのじゃが、どこも梅雨前線とは無関係の雨ということになる。」

図1 19日夜の天気図

生徒 「昨日も関東の内陸で発生した雨雲が夜になってもまだ一部残っていますね。」

アウル教授 「昨日は平野部にまでは大きく流れ込んではこなかったが、朝にかけて内陸部で雨が残る可能性がある。ただ、朝には一旦雨雲は消滅していく予想じゃ。」

生徒 「日本海には高気圧が進んできましたね。」

アウル教授 「昨日は北日本上空を寒気が通過したので北海道を中心に雨が降ったが、今日はその寒気は抜けて高気圧がやってきたので日本海側ほど晴れということになる。ただ、日本海から東北へ高気圧が進むというのは、いわゆる北高型と言われ、東北太平洋側から関東にかけては湿った空気が入りやすいことが多い。今日も、湿った空気が入りやすくなるため、昨日よりも雲が広がりやすい天気となりそうじゃ。」

図2 上空500hPaの予想天気図

アウル教授 「ただ、上空はまだ高気圧に覆われておるため、湿った空気が入って雲ができても背は低い。関東にできた雲が関東の周りの山を越えて日本海側に流れ込むということもないくらいじゃ。ということで大雨になるような予想にはなっておらん。発雷確率も低く、なんとなくぐずついているな、湿っぽいなと感じる天気となりそうじゃのう。」

生徒 「九州には熱帯低気圧が近づいてきましたね。台風ではないですがしぶとくやってきましたね。」

アウル教授 「本当じゃのう。もっと早くのうちに消滅すると思っておったが、ここまでやってきた。海水温が高いためになかなか衰えなかったのかのう。ただ、上空は高気圧であったために台風にまでは発達せず、結局熱帯低気圧のまま日本までやってきた。で、上空500hPaを見ると今日の朝の時点で九州上空に小さいながらも寒気が入ることがわかる。ちょうど赤い領域の中にポツリと青い領域があるところじゃ。この歓喜の影響で大気の状態がやや不安定となっておる。昨日も九州内陸を中心に午後以降雨雲が湧いたが、この寒気が入ってきていたことも一因かもしれん。今日はさらに熱帯低気圧によって地上には湿った空気が入るため、九州、それから四国などで朝から発達した雨雲ができる可能性が高くなっておる。こちらでは雷を伴ったり激しく降る可能性があるので、雨の振り方には十分気をつけたい。」

図3 昼過ぎの発雷確率

アウル教授 「九州から四国にかけては昼過ぎが一番発雷確率が高く、広く分布しておるが、昼前や夕方でもある程度の発雷確率が予想されているところがあるので、この時間帯だけではなく、日中を中心に雷に気をつけたい。雷が激しくなっているときは外出を控えるようにしよう。」

図4 夜の天気分布予報

生徒 「夜には関東や東北などでも雨が予想されているところがありますね。」

アウル教授 「日中は曇り空主体の東日本も、昼過ぎには北海道や東北で雨が降りやすくなったり、夜は関東でやや広く雨が予想されていたりとあまり天気は良くない。傘を持って行きたくなる天気予報となっておる。九州や四国は夜にかけても雨が続く予想じゃ。」

図4 今後の予想天気図

生徒 「太平洋高気圧がかなり西に進んで沖縄付近に中心がやってきましたね。」

アウル教授 「いつも太平洋高気圧があるところに低気圧があって、まるで太平洋低気圧になっているようじゃ。小笠原諸島はこの時期高気圧に覆われて晴れやすいのじゃが、昨日は雨の天気になったそうな。夏とは思いにくい天気図をしておるのう。」

図5 今日の天気予報

アウル教授 「日中も雲が広がりやすい関東、風は東から北東よりとなるため、比較的涼しい風になる。気温はやや低め予想じゃ。ただ、湿度は高いじゃろうから、蒸し暑さは感じるかもしれんのう。一方で西日本など晴れる地域では今日も気温が上がってくるのでしっかり熱中症予防をしたいところじゃ。マークだけを見ると九州は晴れるかのように見えるが、マークは九州の北と南であって、天気分布予報を見たように中部は広く雨が予想されているので注意が必要じゃ。」

夏空広がり、比較的安定した空が広がる。北と南は雨に注意。(2016年7月19日)


■お天気メモ■
・関東には昨日発生した夕立雲がしぶとく残っておる模様。明け方頃には消滅して晴れてくる予想。
・今日も広い目で見れば西日本から東日本で安定した晴れ。
・北日本は上空に寒気がやってくる。大気の状態は不安定。北海道を中心に朝から晩まで雷や激しい雨に注意。 
・関東や九州では夕方以降内陸から雨雲が発生しやすくなる予想。夕方以降は急な雨に注意。
・沖縄近海を熱帯低気圧が通過。周辺のやや発達した雨雲に注意。風もやや強くなる予想。

生徒 「西日本が梅雨明けしてしまいましたね。」

アウル教授 「昨日梅雨明けするとは思っていなかった。昨日まで梅雨前線は東海沖まで下がっておったからのう。この梅雨明けを証明するかのように週間天気予報では晴れマークが並んでおるが、週後半は降水確率がやや高めであったり、信頼度が低かったりと、まだ前線がどう動くのか、もう伸びてこないのか、注目していきたい。」

生徒 「昨日日中はとても暑くなりました。関東でもかなりの方が熱中症で救急搬送されてしまったようですね。昨日は祝日ということもあって多くの方が外へ出られたので、それも熱中症患者を増やしてしまったのでしょうかね。」

アウル教授 「梅雨も明け始めこれから本格的な夏を迎えようとするいまの時期はまだ身体が猛暑には慣れていないのかもしれん。そういう時ほど身体を労わって、水分補給を忘れないようにしたいのう。」

生徒 「昨日は安定した晴れではありましたが、さっと通り雨もあった関東ですね。」

アウル教授 「関東内陸を中心に雨雲が発生する予想ではあったが、それが平野部へもやや流れ込んだようじゃのう。夜になってもまだ小さい雨雲が残っておるようで夕立にしては長引いておる。朝にはやんでくる予想である。」

図1 18日夜の天気図

生徒 「日本の南の高気圧がだいぶ西へ進んできましたね。」

アウル教授 「昨日の記事で湿った空気が入りにくくなっていると話したが、その状況がますます強まっておる。本州の少し上空の風も、もはや南寄りというよりは西寄りあるいは北西よりになっておる。高気圧が極端に西へ移動してきたことで風向きが変わっておるのじゃ。そして梅雨前線も日本付近は描かれなくなった。さらに上空500hPaは引き続き高気圧に覆われて暖かい。ということで地上が暑くなっても上空も暑いのであまり大気が不安定にならず、安定した晴れとなるのじゃ。」

図2 上空500hPaの予想天気図

生徒 「北日本上空には気圧の谷と上空の寒気がやってきましたね。」

アウル教授 「すでに昨日の時点で北海道の近くには低気圧があった。この低気圧、移動速度が遅い。というのも低気圧の東側には高気圧がある。これはオホーツク海高気圧でこの時期、居座りやすい高気圧なのじゃ。この高気圧のせいで行く手が阻まれて動きが遅くなっておる。上空の気圧の谷が追いついてしまった。低気圧にとっては、ありがたいことで、大気の状態が不安定になる。人間にとっては良くないことで、昨日までは降っても弱かった雨が今日は強く降るようになる可能性が出てきた。今日は北海道を中心に雷を伴ったり激しく降ったりする可能性がある。東北も日本海側を中心に影響をやや受けるという予想じゃ。北海道付近の低気圧により風は東北で西風となる。湿った空気が入るのは日本海側となるために影響を受けるのはは日本海側なのじゃ。北海道は低気圧本体が通過するので広い範囲で雨に注意が必要じゃ。」

生徒 「沖縄には熱帯低気圧が近づいていますね。」

アウル教授 「先島諸島などでこの時間はやや発達した雲、まとまった雨雲がかかっておるようじゃ。熱低とはいえど台風の弱い版であるから、風もやや強く、波もやや高く、雨もやや強く降るおそれがある。雨雲レーダーなどで雨雲がどの辺りにあるのか確認するようにしようう。」

図3 夜の天気分布予報

アウル教授 「夕方以降雨が降りやすいところを見ておこう。まず九州。こちらは前線が比較的近い。さらに熱帯低気圧からの湿った空気がやや入るため、他の地域の比べれば大気は安定ではない。午後以降は夕立の可能性がある。発雷確率は40%程度じゃ。次に関東。地上天気図で見ると関東には東から気圧の谷が伸びておるように見える。九州よりも湿った空気は少ないので、発達した雨雲になる可能性は低めじゃが、昨日のように内陸から雨雲がポツポツと発生する可能性がある。発雷確率は10%程度じゃが夕方以降は空模様の変化に気をつけたい。」

図4 今日の天気予報

アウル教授 「今日も暑くなりそうじゃ。広い範囲で真夏日以上が予想されておる。こまめに水分補給、冷房をつけて、涼しくして過ごしたい。夕方以降まで外にいる方は関東や九州は折り畳み傘があると安心かもしれん。昨日は西日本の梅雨明けラッシュ。今日は東日本も梅雨明けするかのう?」
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