3年目気象予報士の成長日記

ある大学生気象予報士が、日々の天気を通じて学んでいくブログです。 気象庁発表の天気予報の解析、解説を行っています。

2016年09月

日々の天気を会話形式でわかりやすく解説することに努めています。
おかしな点、良い点、など賛否両論コメント大歓迎です。

※発表された予報に関する責任は負いません。

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10月スタート。西日本は半袖、東日本は長袖で。(2016年10月1日)


■お天気メモ■
・秋雨前線が西から盛り上がって来ている。盛り上がり部分では雨雲がまとまりやすい。
・日本海と太平洋に中心を持つ高気圧の間で東日本は気圧の谷に位置している。雨雲が気圧の谷部分でまとまっていて、西から東へと進んでいる。
・ 午前中を中心に西日本から東日本で強い雨が降りやすいが、昼前後になると西日本の強い雨は弱まってくる予想。一旦止んでも夕方は西日本で夕立の恐れ。東日本は夕方まで雨が降りやすい。夜は雨のエリアは狭くなる。秋雨前線の南へのふくらみがやってくるため。
・前線の北側で秋の空気に覆われている関東は昨日以上に気温が上がって来ず、雨も降るため肌寒く感じそう。前線の南側に位置する西日本は気温が上がり蒸し暑く感じそう。
・台風18号は沖縄方面へ進む予報円は小さくなり進路が少しずつ定まって来たが、進路を北寄りに変えて以降の予想はまだ不確実性が大きい。今後の情報に注意。進路次第では来週前半に大荒れとなる恐れも。 

生徒 「今日から10月ですね。今年も残り3ヶ月。悔いのない一年にしたいですね。」

アウル教授 「気づけばもうあと3ヶ月しかないのか。ここまでの9ヶ月を振り返ってみることもこれからの励みになるかもしれんのう。」

生徒 「昨日は東京は涼しく乾燥した空気に覆われ、秋らしい陽気で9月を締めくくりましたね。10月はどんなスタートになりそうですか?」

アウル教授 「今日は広い範囲でまた傘の出番となりそうじゃ。関東は昨日よりも気温が下がり、ひんやりと感じるかもしれんのう。逆に西日本方面は気温が上がって蒸し蒸し感じそうじゃ。前線によって季節感が2つに大きく分けられる。」

図1 30日夜の天気図

生徒 「秋雨前線が昨日から西日本方面で北に盛り上がって来ましたね。」

アウル教授 「秋雨前線のかかっている九州方面では昨日も雨となった。また、北陸方面にも雨雲がまとまって来ておる。」

図2 昨夜11時30分の雨雲レーダー

生徒 「北陸方面に雨雲が発生しているのはどうしてですか?前線が盛り上がっているという感じでもないですよね。」

アウル教授 「そうじゃのう。東日本方面は前線からもまだ遠く、これは前線付近で発生した雨雲ではないのじゃ。天気図を見ると、太平洋側に高気圧が一つ、朝鮮半島付近に高気圧が1つあって、日本海側を中心に高気圧と高気圧の間、つまり弱い気圧の谷となっておるのじゃ。雨雲レーダーを見ても前線付近にも雨雲はあるが、例えば山陰沖など前線から離れたところにも雨雲が発生していて、この気圧の谷による雨と考えられる。」

図3 今後の予想天気図

生徒 「朝の時点では気圧の谷が東日本、前線の盛り上がりも東日本に進んでくる予想ですね。」

アウル教授 「そうじゃのう。今日午前中はこの2つの雨雲が発生しやすいポイントのために東日本方面で雨が強く降る可能性がある。大雨予想などは出ておらんが、短時間に強く降る雨には気をつけたい。」

生徒 「西日本方面も雨は降り続くのでしょうか?」

アウル教授 「前線のかかる日本海側を中心に午前中は雨がまだ強く降る可能性がある。ただ、前線の盛り上がりも気圧の谷も東へと移動していくので午後からは雨の降り方は弱まる予想で、夜には止んでくるところも多いという予想じゃ。」

生徒 「夜の予想天気図を見ても秋雨前線がかかっているようですがそれでも西日本方面は雨がやんでくるんですか?」

アウル教授 「今まで何度か、前線が盛り上がれば雨が降りやすいと説明して来たが、同じことで逆に前線が南に盛り下がれば雨雲は発生しにくくなる。夜の天気図を見るとなんとなく前線が西日本で南にカーブしておる。このために雨は一旦小康状態になってくるというわけじゃ。」

生徒 「東日本方面は雨はいつまで降るのでしょうか?」

アウル教授 「東日本方面も夜になると前線の盛り上がりが東へ抜けるので夜には雨は止んでくるという予想じゃ。夕方までは局地的に雨が強く降る恐れがある。」

生徒 「今日は気温が西日本と東日本で大きく違う予想ですね。」

アウル教授 「秋雨前線は夏の空気と秋の空気の境にできておるので、前線の南は夏の空気、北は秋の空気ということになる。西日本方面はすでに前線が盛り上がっているように前線の南側に入っているので夏の空気じゃ。雨が降ると湿度が上がってジメジメ蒸し暑い天気と今日もなりそうじゃ。一方で東日本方面、雨が降ると言っても気圧の谷による雨がメインで前線は朝の時点ではまだ南海上、夜になってようやく北上してくるので、今日日中は秋の空気ということになる。雨が降ると日差しもなくなるので昨日よりも気温は上がらず、人によっては肌寒く感じるかもしれんのう。服装に気をつけたい。」

生徒 「前線がタイミングの差こそあれこのように北上傾向にあるのは、太平洋高気圧が張り出しを強めて来ているからでしたね。」

アウル教授 「そうなのじゃ。まだまだ夏の空気も頑張っておる。南の海上では台風18号がゆっくり北上して来ておる。台風の発達とともに太平洋高気圧は勢力を増して前線をじわりじわりと押し上げているのじゃ。」

図4 台風18号の3日間進路予想

生徒 「暴風域を伴った台風18号は今後も発達しながら沖縄方面へと近づいていく予想ですね。」

アウル教授 「3日間予想では予報円の大きさもそれほど大きくはなく進路はあまりぶれない予想じゃから、進路にあたる地域の方は早めに台風対策を済ませておきたい。沖縄地方へは2日夜から3日にかけてかなり接近してくる予想じゃ。勢力も増してくる予想なので暴風雨への備えをしておきたい。」

図5 台風18号の5日間進路予想(気象庁)

図6 台風18号の進路予想(米軍)

生徒 「5日間予想はかなり気になる予想となっていますね。」

アウル教授 「沖縄付近から向きを変えて本州へ接近、上陸の恐れが出て来ておる。まだ予報円は広く、どこに近づくかはわからない。ここ数日でも進路が少しずつ変化をしておる。が、いずれにせよ台風は本州へ近づいてくるという予想には変わりはないし、気象庁も米軍もそのような予想を発表しておる。どこに近づいても大丈夫なように早めに備えるとともに、更新される最新の情報で進路予想をチェックするようにしたい。」

図7 明け方の天気分布予報と雨量予想

生徒 「明け方は気圧の谷や前線のふくらみのために北陸や関東甲信などで雨がまとまる予想ですね。所によっては強く降る可能性もあります。前線のかかる西日本日本海側では弱いながらも雨が予想されていますね。ただ、西日本は九州を中心にすでに大雨となっていますから少しの雨でも土砂崩れが発生する可能性があるので弱い雨だからといって油断は禁物ですね。」

図8 昼前の天気分布予報と雨量予想

アウル教授 「昼前後になると西日本方面は雨が少し小康状態となる予想じゃ。前線の盛り下がりがやってくるためじゃ。一方で関東を中心に東日本方面はまだ雨が降り、やや強く降る可能性もある。」

図9 夕方の天気分布予報と雨量予想

生徒 「夕方になると西日本方面でまた雨が予想されていますね。」

アウル教授 「この雨は前線の雨ではなく、おそらく日中気温が上がることで発生する夕立みたいなものじゃ。内陸部を中心に雨が予想されておるが平野部でも念のため注意したい。西日本方面は真夏並みに気温が上がってくる予想なのでこのような夕立が発生するのじゃ。東日本方面、この時間帯もまだ雨が降りやすい予想じゃ。」

図10 今夜遅くの天気分布予報と雨量予想

生徒 「夜になると西日本の夕立も東日本の雨もほとんどでやんでくる予想ですね。」

アウル教授 「前線の盛り上がりも気圧の谷も東へ抜けるため、また前線はかかっても盛り下がりとなるために広い範囲で雨は小康状態となるのじゃ。」

生徒 「前線の影響を受けない北日本や沖縄は今日は良く晴れそうですね。」

図11 今日の天気予報

アウル教授 「夏の空気に覆われる西日本、秋の空気に覆われる東日本で日中の気温が大きく違う。東京などは22℃前後と、平年を1、2℃下回る気温が予想されておる。北海道よりも東京の方が日中気温が低い予想じゃ。雨の東日本は体感的にはさらに低くなるかもしれん。一方で西日本は平年を大きく上回って真夏日予想のところもあるなど気温は西高東低じゃ。西日本は熱中症、東日本方面は服装にも注意していきたいのう。」

秋の空気で朝はひんやりするも日中は再び西日本で雨に。(2016年9月30日)


■お天気メモ■
・今日朝にかけては全国的に秋の空気に覆われ最低気温がグッと下がる予想。風邪をひかないように。
・東シナ海から前線がまた北へ盛り上がってきた。秋雨前線は西から北上傾向。西日本は西から雨の範囲が拡大してくる。
・東日本は日中はなんとか天気が持ち晴れるところが多いが夜は所々で弱い雨が降り出すところも。
・台風18号の進路が気になるところ。最新の情報をチェックしていきたい。 

生徒 「今日で9月も終わりですね。」

アウル教授 「9月はどんな天気だったかな?」

生徒 「全国的に秋雨前線の影響で曇りや雨の日が多く、日差しは少なかったですね。秋晴れという日がほとんどありませんでした。」

アウル教授 「台風も来たし、大雨も降ったし、いつもの9月とは思えないような天気が続いたのう。」

生徒 「ただ、ようやく昨日あたりから涼しく秋の気配が感じられるようになって来ましたね。」

アウル教授 「そうじゃのう。日に日に金木犀の香りを強く感じるようになって来たし、イチョウも臭って来たのう。今日9月最終日は今月の中でおそらく一番秋らしい1日になりそうじゃ。最後の最後じゃが、関東などはようやく秋を満喫できる、そんな1日になりそうじゃ。ただ、この秋空も長く続かないので貴重である。」

図1 深夜0時の雨雲レーダー

生徒 「雨雲レーダーで強い雨雲がほぼ解消し、本州にほとんど雨雲がかかっていないというのはここ最近なかったくらいですね。」

アウル教授 「そうじゃのう。昨日夜から全国的に雨が上がり、久しぶりに穏やかな夜を迎えておる。ただ、九州の西を見てみると何やら雨雲の塊が。早くも次の雨は迫って来ておるのじゃ。ひとまず今夜に関しては秋の空気に覆われて全国的に朝は昨日朝よりも気温が下がって来そうじゃ。5℃近く下がり、ひんやりと感じるかもしれんのう。」

生徒 「寝ている間に風邪を引いたりしないようにしなければなりませんね。」

アウル教授 「秋といえば虫の声を聞きながら網戸で寝たいという思いもあるが、こういう急に気温が下がるときは注意が必要じゃ。風邪を引きやすいからのう。」

図2 29日夜の天気図

生徒 「秋雨前線が太平洋沿岸まで下がり、前線の北側の秋の空気に覆われているんですね。」

アウル教授 「日本海には高気圧も進んで来ている。この高気圧は大陸から秋の涼しい空気、乾燥した空気を運んで来てくれているので今夜はすっきりした空気に覆われることになるのじゃ。」

図3 今日朝の予想天気図

生徒 「おやおや、そう秋の空気にもずっと浸ってはいられないようですね。西に方からは前線が大きく北に盛り上がってくる予想ですね。」

アウル教授 「そうなのじゃ。今日は東日本方面は高気圧に覆われて日中は広く晴れて秋空が広がる予想じゃ。気温もそこまで上がってこないので過ごしやすい1日になりそうじゃ。一方で西日本方面は秋の空気に浸っておられるのは朝までとなってしまいそうじゃ。日中はまた夏の湿った空気に覆われて西日本方面は気温が上がってくる予想じゃ。同時に西から雨の範囲も広がって来てしまう。」

生徒 「下がったと思ったらまた上がってくる、本当に厄介な今年の秋雨前線ですね。」

アウル教授 「そうじゃのう。その理由の一つには南で次々発生してくる台風の影響もありそうじゃ。」

図4 台風18号の進路予想(気象庁)

図5 台風18号の進路予想(米軍)

生徒 「その台風ですが、今発生している台風18号は今後の進路予想が気になるところです。気象庁も米軍も本州に近づいてくる予想になっていますね。」

アウル教授 「そうじゃのう。一般的に秋は台風の進路は比較的定まりやすいと言われておるが、今回の台風もその通りというかあまり予想にブレがない。まだ予報円はある程度大きく、どこに接近してくるかということまでは詳細には絞り込めない段階であるが、いずれにせよ来月4日、来週前半に台風の影響を受ける地域が出てくる可能性がある。まだ台風シーズンであるので、また、今年は台風でなくても秋雨で大雨となっているところがあるので、台風への備えも怠らないようにしなければならないし、台風が接近前から秋雨前線による雨がさらに降る可能性もあり、予報から目が離せない毎日じゃのう。」

図6 明け方の天気分布予報と雨量予想

生徒 「朝は本州は広く秋の空気に覆われる予想ですが、西から前線は北上して来ていて、四国や九州は朝から雨が降り出すところがある予想ですね。今夜は雨が止んでいますが、結局雨が止んでいる時間帯というのは1日もないわけで、少しの雨でも土砂災害などが発生する可能性があるので、弱い雨でも注意が必要ですね。」

図7 昼前の天気分布予報と雨量予想

アウル教授 「昼前になると中国地方でも雨の降ってくるところがある予想じゃ。近畿より東の地域は秋の空が広がりそうじゃ。九州南部も晴れるがこちらは夏の空で気温が上がってくる。」

図8 夕方の天気分布予報と雨量予想

生徒 「夕方になると近畿や北陸でも雨が降り出してくるところがある予想ですね。日本海側では雨が強く降る可能性もありますね。関東は少しずつ雲が広がてくる予想で、夕焼けは見られるでしょうか。」

図9 今夜遅くの天気分布予報と雨量予想

アウル教授 「今夜遅くになると関東にも雨雲が広がってくる予想じゃ。降り方としては弱い予想じゃが、夜は雨がぱらつく可能性があると覚えておこう。西日本日本海側を中心に雨が強く降る可能性が高くなっておる。」

図10 今日の天気予報

アウル教授 「関東は夜は雨になる可能性はあるが日中は概ね晴れということで十分に秋晴れを楽しめそうじゃのう。鹿児島は最高気温33℃と夏の空気で暑くなりそうじゃが、一方で東京は26℃と日中も過ごしやすそうじゃ。」

夏の空気から秋の空気へ、入れ替わりの今日も大雨警戒。(2016年9月29日)


■お天気メモ■
・秋雨前線は今夜にかけて本州を南下していく。日中は本州各地で激しい雨に注意。
・すでに九州などでは大雨となっていたり竜巻とみられる突風による被害の報告が入ってきている。今後少しの雨でも土砂災害や河川の氾濫、低い土地が浸水する恐れがある。また今後も竜巻などの突風や落雷の恐れがある。
・ 今夜には秋雨前線は一旦、太平洋沖まで南下するため、雨が止んでくるところがほとんど。
・北海道上空は気圧の谷が通過するため、 南部を中心に急な雨に今日は注意。
・前線の北側は秋の空気。北海道は今日朝から、その他の地域明日朝から最低気温がグッと下がる予想。気温変化による体調不良に注意。
・台風18号が昨日発生。今後の情報に注意。台風発達により再び明後日から秋雨前線は北上してくる予想。 

生徒 「秋雨前線の影響で九州でかなり被害が出てきているようですね。」

アウル教授 「秋雨前線のかかる九州には次々と発達した雨雲が流れ込み、1時間に50mmを超す非常に激しい雨が様々な場所で観測されておる。昨日だけでもかなりの雨が降ったが、今日もまだ大雨の恐れがあり予断を許さない状況が続く。また、福岡県などで竜巻とみられる突風による被害も発生しているようじゃ。雨だけでなく突風や落雷といった現象にも注意していかなければならない。」

図1 午前0時30分の赤外衛星画像

生徒 「秋雨前線に伴う帯状の雲により日本列島が覆い尽くされてしまっていますね。」

アウル教授 「前線付近では活発に雨雲が発生していることがよくわかる。南からは湿った空気(雲の材料)が次々と流れ込んでおるのじゃ。」

図2 午前0時30分の雨雲レーダー

生徒 「秋雨前線に伴っては弱いながらも広い範囲で雨が降っていますがその中でも九州北部には非常に発達した雨雲がかかっていますね。」

アウル教授 「そうじゃのう。雨雲レーダーを九州版に拡大しなくても発達した雨雲がライン状に分布していることがわかるほど、雨雲がしっかりと分布しておる。この強い雨雲、次から次へと新しい雨雲が発生している状況で昨日の午後からほとんど雨雲分布が変わっていない。このために同じような場所で強い雨がずっと降り続き、結果として大雨となっておるのじゃ。」

図3 午前0時30分現在の大雨に関する気象警報注意報発表状況

生徒 「九州北部には広い範囲に土砂災害警戒情報が発表されていますね。」

アウル教授 「今後少しの雨でも土砂災害が発生しやすい状況であったり、また、すでに土砂崩れなどが発生しているところもあり、非常に危険な状態である。ただ、これから暗いうちの避難というのは危険であるから、斜面や川に近い家などでは、できるだけ離れたところに、1階より階と上の階に避難することで被害を最小限に抑えることができる。」

生徒 「九州北部以外でも近畿などにも土砂災害警戒情報や大雨警報が発表されている地域がありますね。」

アウル教授 「九州ほどの発達したライン状の雨雲ではないにしろ、局地的には発達した雨雲が前線状で発生し、大雨をもたらしているようじゃ。今警報などが発表されていない地域でも今後急に雨が激しく降り出して警報などが発表される可能性もあるので、自分の住んでいる地域にどういう警報が発表されているのかを数時間おきには確認するようにしたい。」

図4 28日夜の天気図

生徒 「天気図ではしっかりと本州を秋雨前線が横たわっていますね。」

アウル教授 「秋雨前線は昨日から南下を始めた。このまま南下を続け、明日朝には本州の南海上まで南下していく予想で、今降っている雨なども今夜になるとほぼ止んでくるという予想じゃ。ということで今日夜までこの大雨に耐えれば一旦は天気回復へと向かう予想じゃ。」

生徒 「このまま秋の空気が降りてくるのでしょうか?」

アウル教授 「残念ながらそうはならない予想じゃ。一旦雨が止むといっても良くて1日ほどじゃ。つまり明日は比較的雨が降るエリアは少ない予想じゃが、明後日からはまた西日本方面で雨が予想されておる。一旦下がった前線が再び北上してくるためじゃ。」

生徒 「この秋雨前線の南北の移動は秋の空気と夏の空気の押し合いによるんでしたね。」

アウル教授 「その通りじゃ。今日は秋の空気の方が優勢となって前線が南へ下がっていく。その理由は、昨日夜に台風17号が熱帯低気圧へと変わったことで太平洋高気圧は勢力を少し落としたためじゃ。前線が南下すれば本州は秋の空気に覆われることになる。今夜から明日の朝にかけては秋の空気に覆われてくるので気温が下がる予想じゃ。昨日寒冷前線が通過した北海道はもう秋の空気に覆われておる。ということで朝の最低気温は北海道で今日は昨日より5℃近く下がる予想じゃ。そして本州各地も明日朝は今日朝より5℃近く下がる予想じゃ。一気に秋の空気が流れ込んで気温が下がるので体調を崩さないようにしたいのう。」

生徒 「前線が上がってくるというのはまた太平洋高気圧が強まってくるということですよね。」

アウル教授 「その通りじゃ。昨日、台風18号が新たに発生した。まったく、1つ消えたと思ったらもう次の台風じゃ。今年は台風1号が遅かったと思ったら発生速度はいつも以上となっておる。まだまだ台風シーズンじゃ。そしてこの台風、やはりまた発達してくる予想じゃ。まだまだ南の海上は海水温が高いからのう。これにより太平洋高気圧も勢力をぶり返して、秋雨前線がまた北上してくるというわけじゃ。」

図5 台風18号の進路予想(気象庁)

図6 台風18号の進路予想(米軍)

生徒 「台風18号ですが予想進路が気になりますね。まず沖縄に接近した後進路が北寄りに変わり九州に接近してくる恐れがあるという予想ですね。」

アウル教授 「今回も発達してくる予想で10月1日21時の予想で中心気圧955hPaの強い台風になるという予想じゃ。米軍によるとその後も勢力を強める予想じゃ。4日以降、どう進むのかも気になるところで、場合によっては秋雨前線をまた刺激して、前線+台風の大雨というのも頭に入れておかなければならない。今後発表される進路予想などをこまめにチェックしていくようにしたい。」

図7 明け方の天気分布予報と雨量予想

生徒 「明け方にかけても九州北部から北陸にかけて雨量の多いエリアが広がっていますね。激しい雨や突風、落雷、土砂災害などに警戒が必要ですね。」

図8 昼前の天気分布予報と雨量予想

アウル教授 「秋雨前線は南下傾向にある。したがって強い雨の領域も少しずつ南へ下がってくることになる。昼前になると九州北部や中国地方の雨は降り続く予想ではあるが降り方は少し弱まる予想じゃ。変わって九州中部で雨が強い予想じゃ。四国、近畿、北陸、関東北部なども雨量が多くなる予想が出ておる。」

図9 夕方に天気分布予報と雨量予想

生徒 「夕方になると日本海側は雨が弱まってくる予想ですね。ただ太平洋側はまだ雨が降り続き、四国や関東の一部では雨が強く降る予想です。東京を始め関東南部平野部では朝は雨が降らないか降っても弱いエリアに入っていますが帰宅時間帯は少しまとまった雨になる可能性もありますね。朝降っていなくても傘を忘れずに持っていきたいですね。」

図10 今夜遅くの天気分布予報と雨量予想

アウル教授 「今夜遅くになるとほとんどのところで雨は止む予想じゃ。秋の空気への入れ替わり完了といったところじゃ。この後は明日明け方にかけて気温が下がってくることに注意が必要じゃ。具体的には東京や名古屋、大阪は今日朝の最低気温が23℃で、明日朝は18℃と5℃近く下がる。九州各地はそこまで気温の低下はない予想じゃが2、3℃下がる予想のところもある。ということで気温変化が大きくなるので体調を崩さないようにしたい。なお、北海道ではすでに今日の朝から気温が低い予想じゃ。昨日朝と比べてやはり5℃近く下がる予想じゃ。」

生徒 「量的予想ですが、今日夜までに降る雨の量は多いところで、四国で200mm、九州北部で180mm、近畿で120mm、九州南部や中国、北陸、関東甲信で100mmといずれも大雨が予想されています。」

図11 上空500hPa予想図

アウル教授 「今まで太平洋高気圧の張り出し具合を見るということでよく登場させた図じゃが、オレンジの線がいつもの太平洋高気圧の縁で昨日よりも南へ下がっていることがわかると思う。今回はそれ以外に緑の二重線で書いたところに注目しよう。これは上空の気圧の谷で、上空の寒気ということもできる。つまりこれが近づくと大気が不安定となる。今日はこれが北海道に近づいてくる予想じゃ。上で見た天気分布予報、北海道南部を中心に所々で雨が予想されているエリアがあるがそれはこの気圧の谷による局地的な発達した雨雲が予想されているためじゃ。この不安定による雨も今夜には止んでくる予想じゃが、日中は局地的に急な雨が降る可能性もあるということは頭に入れておこう。」

図12 今日の天気予報

アウル教授 「次第に秋の空気に覆われてくるということで、最高気温を見ても少し下がるという感じになっておる。今日も各地で大雨には注意が必要じゃ。」

秋雨前線、今度は南下。日本海側で再び大雨の恐れ。(2016年9月28日)


■お天気メモ■
・寒冷前線が北海道を通過。通過する午前中を中心に強い雨や雷に注意。午後は雨の範囲は狭まり、夜には雨は止む予想。明日朝の北海道は今朝より冷え込む予想。
・秋雨前線はゆっくり南下。西日本と東日本の日本海側では前線による雨が降り出す。前線に向かって湿った空気が流れ込むため、大雨に警戒。
・太平洋側にも湿った空気が入るため地形の影響を受ける場所など局地的に発達した雨雲が発生する可能性がある。
・台風17号は次第に先島諸島から離れていく。 風はおさまってきたが、引き続き波は少し高い状態が続く予想。また、台風の外側の雲による雨にも今日は注意。

生徒 「9月末とは思えないような暑さとなった昨日ですが、この暑さ、今日も続くところがあるという予想ですね。この時期でも熱中症に気をつけなければならないというのは異例でもありますね。」

アウル教授 「この暑さも元はと言えば秋雨前線が原因じゃ。今年の秋は秋雨前線で台無しにされてしまっておる。なかなか秋らしい爽やかな天気というのが出てきてくれないのう。」

生徒 「味覚の秋、読書の秋、など秋は物事に集中しやすい時期でもありますが、これでは全く集中できませんね。」

アウル教授 「本当にそうじゃのう。今日も各地で大雨になる可能性がある。」

図1 27日夜の天気図

生徒 「秋雨前線はグッときたまで上がりましたね。このせいで西日本から東日本にかけては昨日、夏の空気の覆われて気温がぐんぐん上がりました。」

アウル教授 「今日は一転、今度は秋雨前線が南へ下がってくるという予想じゃ。少し夏の空気が後退するからじゃ。太平洋高気圧の張り出しは台風とも関連してくるが、台風17号、ピークを超え今後は衰弱していく予想じゃ。これに伴い太平洋高気圧も勢力を少し落とすので、前線が南へ下がってくるのじゃ。」

生徒 「このまま南へ下がってくれますかね?」

アウル教授 「難しいかもしれんのう。というのも気象庁によると次の台風発生が予想されており、もしこれが台風になって発達すると、再び太平洋高気圧が発達して季節は夏に逆戻りということが考えられるからじゃ。前線が南へ下がっていってくれないと、つまりは太平洋高気圧がある程度下がってくれないと秋の空気には覆われないのじゃ。」

図2 500hPa天気図

生徒 「確かに太平洋高気圧の少し勢力が弱まって張出す範囲が南へ下がる予想ですね。」

図3 今後の予想天気図

アウル教授 「今夜にかけて日本海側まで南下してくる予想じゃ。秋雨前線場では雨雲が発生しやすいが、さらに南からは大量の湿った空気が入ってきておる。このため前線付近の日本海側では大雨となったり、激しい雨が降る可能性は今日はある。雨の降り方に注意するとともに土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に注意していく必要がある。」

生徒 「今夜までに多いところで、九州北部で180mm、中国近畿地方で120mm、東北で100mmと前線のかかる地域で大雨が予想されていますね。さらに太平洋側の四国では150mm、九州南部では100mmと、前線のかからない地域でも大雨が予想されていますね。」

アウル教授 「湿った空気は例えば南向きの斜面など地形的な影響を受けて太平洋側でも発達した雨雲になる可能性がある。太平洋側では局地的な激しい雨や落雷、突風などに注意しよう。」

図4 深夜0時の雨雲レーダー

アウル教授 「すでに九州や四国中国といった西日本方面は湿った空気の影響で数日前から雨が降っていて総雨量が多くなっているところもある。発達した雨雲で雷がなっているところもある。今後前線なんかによりさらに雨が強まったり、雨量が多くなる可能性がある。」

生徒 「今日はもう一つ前線が通過していく予想ですね。北海道には寒冷前線が迫ってきています。」

アウル教授 「今日日中に北海道を通過し、夜には通過しきっている予想じゃ。寒冷前線が通過するときの雨の降り方に注意したい。通過した後は比較的乾燥した空気に覆われるので、天気は回復し降っても弱い雨ということが多い。また、通過後は涼しい空気に覆われるので明日朝はかなり冷え込むことが予想されておる。今日朝と明日朝の最低気温では5℃近くの差が予想されておる。気温の大きな変化で体調を崩さないようにしたい。」

図5 明け方の天気分布予報と雨量予想

生徒 「北海道は朝から前線が通過し始めるのでまず西部を中心に雨が強く降る予想ですね。東部は朝はまだ雨が降っていない予想です。秋雨前線による雨が東北から北陸の日本海側に掛かっています。また、西日本方面、九州から近畿にかけては太平洋側を含め湿った空気の影響で雨が降りやすい予想です。朝の通勤通学の時間帯から激しい雨が降る可能性がありますね。時間に余裕を持って、また、濡れた時のためにタオルや着替えを持っていくことも考えた方がいいかもしれませんね。」

図6 昼前の天気分布予報と雨量予想

アウル教授 「前線が南下を始め、日本海側を中心にまとまった雨となっている予想じゃ。さらに太平洋側の九州南部や四国、紀伊半島南部などでも局地的に発達した雨雲がかかる可能性があり、所々で雨量が多い予想となっておる。北海道は前線通過でこちらも局地的には雨が強く降る恐れがあるが、秋雨前線に比べれば、また、朝に比べれば雨量は全体的に少ない予想となっておる。秋雨前線が水蒸気をブロックしてくれることが理由の一つとしてあげられるかもしれんのう。」

図7 夕方の天気分布予報と雨量予想

生徒 「寒冷前線が通過した北海道北部から雨が止んで天気は回復へと向かっていく予想ですね。北海道中部あたりに前線があると考えられますね。秋雨前線は南下し、東北北部は少し前線から離れて雨量が少なくなる予想の一方で、日本海側にしっかり掛かってくるため、九州から北陸の日本海側を中心に雨量が多くなる予想ですね。帰宅時間帯も激しい雨が続いている恐れがあります。安全な方法で帰宅するようにしたいですね。西日本太平洋側も引き続き強い雨が降りやすい状態が予想されています。」

図8 夜遅くの天気分布予報と雨量予想

アウル教授 「夜遅くになると寒冷前線が通過しきった北海道は全域で雨はやみ天気は回復する予想じゃ。この後は明日朝にかけて気温が下がってくることに注意じゃ。秋雨前線の影響でこの時間帯も西日本日本海側を中心に大雨が予想されておる。朝から晩まで今日は激しい雨となる恐れがある。西日本太平洋側も引き続き激しい雨が降りやすい予想じゃ。」

生徒 「天気分布予報を追ってみていくと、秋雨前線南下により、日本海側では朝から夜遅くまでずっと雨が降り続いて大雨になる恐れがあるということがよくわかりますね。また湿った空気が入りやすい西日本太平洋側でも局地的な大雨となる予想が出ていることもわかります。今日はこれらの地域にお住いの方は、今自分のいる場所にどのような危険があるのかを気象警報などでチェックするようにしたいですね。ちなみに関東はというと、うまく湿った空気と秋雨前線の隙間に入って、関東南部ほど1日を通して雨が降りにくい予想になっていますね。ちょっとラッキーですが、その分、気温は上がってくる予想です。」

図9 波の予想

生徒 「話が変わり、さらに南、沖縄について、台風17号は台湾に昨日上陸し先島諸島を始め沖縄地方からは離れていっていますね。」

アウル教授 「先島諸島は暴風域から抜け、深夜0時時点でまだ強風域には入っておるが、時間の問題で抜けるじゃろう。これにより風に関しては次第に収まってくる予想じゃ。しかし海上ではうねりによる波が当分残ってしまう。ピーク時の高さに比べれば波は収まるがそれでも4〜6m近い波、また、数十分間隔でこれの2倍近くの波が発生する可能性もある。波に関してはもうしばらく沿岸部で注意しておきたい。一方雨に関しても台風の外側、スパイラルバンドの雲が最後に通過していく可能性がある。事実、先ほど見た天気分布予報では沖縄地方、所々で雨の予想がされている時間帯がある。急な強い雨には念のため気をつけておきたい。」

図10 今日の天気予報

アウル教授 「東京だけ傘マークは付いておらんが、うまい具合に雨雲の隙間に入る予想じゃからじゃ。が、それでも前線が南下してくる夜は降水確率40%とやや高めじゃ。夜遅くに帰宅される方は念のため折り畳み傘を忍ばせておくといいかもしれんのう。東京は今日も真夏日予想が出ておる。熱中症に気をつけたい。昨日も熱中症で搬送された方が出ておるからのう。人のふり見て我がふり直せ、じゃのう。」

沖縄は台風に、本州は猛暑と局地的雷雨に警戒。(2016年9月27日)


■お天気メモ■
・台風17号は今日午前中に先島諸島に最接近予想。暴風や大雨、高波、高潮に警戒。先島諸島は暴風域に入る可能性も。
・大型の台風で強風域が広いため、影響が長引く可能性も。台風が抜けるまで風への警戒を。
・秋雨前線は東北南部まで北上し、西日本から東日本は夏の空気。気温が上がり各地真夏日予想。熱中症に注意。
・台風由来の湿った空気や、太平洋高気圧を回る湿った空気が西日本を中心に入るため、午後は西日本を中心に雷を伴った激しい雨の恐れ。東日本も所により急な雨に注意。
・秋雨前線のかかる東北南部や北陸は雨がち。 

生徒 「昨日も雲が多いながら青空も広がりましたが、何より気温が上がりましたね。東京は久しぶりに真夏日となりました。そんな中、外を歩いているとどこからか金木犀の香りがしてきました。歩いていたので一瞬でしたが、こういう香りがすると秋だなと感じますね。」

アウル教授 「四季とともに自然の変化を感じることはとても大切なことじゃのう。異常気象と言われることが多い昨今、季節感というのが忘れがちになるが、意外と植物などはあまりその影響を受けていないのか、ふとした時に季節感を思い出させてくれる。」

図1 台風17号の進路予想

生徒 「こういう秋ののどかな話をした直後に台風を見るというのはなかなか気分転換できませんが、今日は台風から見ていきましょう。大型で強い台風17号ですね。」

アウル教授 「昨日から勢力が強まると予想されていたものの結局勢力は強まっていない。予想ではまだ勢力がこれから強くなる予想であるが、当初は925hPaくらいまで発達するという予想があったが、そこまでの発達は流石に予想されなくなった。しかし、大型で強い勢力は依然保ったまま先島諸島の南を進んでいく予想じゃ。24時間詳細予想が発表されるようになり、最新の予報では今日午前中に先島諸島に最接近ということになりそうじゃ。進路によっては暴風域に入る可能性があるという暴風警戒域に先島諸島の一部が入っておる。」

生徒 「次第に雨風ともに強まってきそうですね。」

アウル教授 「すでに先島諸島では風は強まっておる。また、今回は大型ということで沖縄本島地方も強風域に入っており、こちらでも強風に注意する必要がある。影響が広い範囲に出ておる。また、強風域から抜けるまでかなりの時間がかかることになりそうじゃ。風が強い時間が長い時間予想されるので、風への警戒は台風の最接近が過ぎた後も当分続ける必要がある。」

図2 深夜0時のアメダス風向風速

生徒 「先島諸島では軒並み風速15m/s以上で早くも20m/sを超えてきているところもありますね。沖縄本島地方でも10m/sを超えています。予想では沖縄地方で最大風速30m/s、最大瞬間風速45m/sに達するということです。」

図3 風と波の予想(朝9時)

アウル教授 「これから風は強くなってくるので暴風や強風には警戒していく必要があるが、それとともに海上では波が高くなってくるので沿岸部や海上では高波にも警戒していく必要がある。風に関しては台風の強風域、暴風域に対応する風速予想であるが波に関してはうねりとなって台風から遠く離れた西日本太平洋側まで到達するのでその影響範囲はかなり広い。波の高さは高いところで沖縄地方(先島諸島を含む)で11m、奄美地方で6mと予想されておるが、そのほか九州から四国沿岸などでも2.5〜4mと普段より高い波が予想されておるので台風から離れているからといって海上では油断はできない。」

図4 石垣島の天文潮位

生徒 「台風接近時は高潮についても警戒が必要ですね。」

アウル教授 「そうじゃのう。沿岸部にお住いの方は必ず天文潮位を見ているが満潮になるのかはチェックしておきたい。ただ、今回は幸いなことに台風が最接近すると予想されている午前中、逆に干潮の時間帯にあたる。そのため今回は高潮にそこまで敏感になる必要というのはなさそうじゃ。高波は警戒が必要じゃがのう。それを反映してか現時点では高潮警報が発表されているところは深夜0時時点ではなく、高潮注意報という注意報レベルじゃ。」

図5 深夜0時の先島諸島の雨雲レーダー

生徒 「風だけでなく雨に関しても今後は台風本体の雨雲がかかってくることになるかもしれませんね。」

アウル教授 「すでに台風本体の外側の雲が先島諸島にかかり始めておる。雨雲分布では台風の目とそれを取り巻く円状の雨雲分布がはっきりわかる。今後さらに台風本体の雨雲がかかってくると、雨の降り方が強まって大雨となる恐れがある。また、雷や、竜巻きなどの突風が発生することにも注意しなければならない。雨と風が合わさるとかなりの横殴りの雨になり、傘はさしても無駄、外出は危険となってくる。朝の通勤時間帯などは特に気をつけなければならない。今日は沖縄地方で200mmの大雨が予想されておる。」

図6 26日夜の天気図

生徒 「今度は本州の方の天気を見ていきましょう。日本海側には秋雨前線がかかっていますね。」

アウル教授 「この秋雨前線はこれから北上し、東北南部あたりまで移動していく予想じゃ。今日は西日本と東日本は前線が離れて夏の空気に覆われることになる。前線の南側は太平洋高気圧なのであくまで夏の暑い空気じゃ。」

生徒 「また気温が上がってきそうですね。」

アウル教授 「昨日より気温が上がってくるところも多いじゃろう。もう9月も末であるが、今日は熱中症にも気をつけなければならない。いつもより汗もかきやすくなるからのう。」

図7 朝の予想天気図

生徒 「東北や北陸は前線がかかるということで雨が降りやすそうですね。そのほかの地域は晴れるところが多いのでしょうか。」

アウル教授 「基本的には午前中は晴れるところが多い予想じゃ。ただ、昨日もそうであったように湿った空気が入りやすくもなっておる。今日は台風17号由来の湿った空気も特に西日本を中心に入ってくる予想なので西日本ほど急な雨に午後からは気をつけなければならない。」

図8 925hPaの湿った空気予想

生徒 「西日本方面はしっかりと湿った空気が入ってくる予想ですね。」

アウル教授 「東日本方面も少しは入ってくる。ただ、西日本と比べれば量も少なく、入ってくる場所も局地的ということで雨の降り方もこれに対応したものとなる。西日本は広く雨が降る可能性があるが、湿った空気にさらされる太平洋側ほど雨の量は多くなる予想じゃ。それでは天気分布予報を見て午後の雨の範囲の広がり具合などを見ていこう。なお、どこで雨が降るのかということは予想が難しいものじゃ。それよりもどれくらいの範囲で降る可能性があるのかというのを広い視点で見ることが大切じゃ。」

図9 明け方の天気分布予報と雨量予想

アウル教授 「朝は前線のかかる東北南部から北陸で雨が降りやすい。また、早くも湿った空気が入る太平洋側で雨が降り出すところもあるよそうじゃが、朝は沿岸部が中心じゃ。おっと、高知県はまた雨量が多くなっておるのう。」

図10 昼前の天気分布予報と雨量予想

アウル教授 「明け方の天気分布予報をみて曇が多いなと思ったかもしれんが、昼前にかけては晴れてくるところも多くなってくる予想じゃ。前線のかかる地域と朝から雨が予想されている九州南部や四国の太平洋側は引き続き雨が予想されているがそのほかの地域は概ね晴れ予想じゃ。この時間帯、先島諸島などは台風の最接近を迎えるので暴風雨に厳重警戒じゃ。」

図11 夕方に天気分布予報と雨量予想

アウル教授 「午後からは内陸部でも雨が降り出すところが増えてくる。特に九州は広い範囲で雨が予想されておる。湿った空気と、日中気温が上がってくるためで、雷や竜巻きなどの突風にも注意が必要じゃ。そのほか西日本から東日本の内陸を中心に雨が予想されておる。秋雨前線のかかる地域は引き続き雨じゃ。関東、かなり微妙じゃのう。昨日も一時的にぱらついた時間帯はあったものの傘まで入らないレベルであった。今日も念のため傘を忍ばせておくという考え方で良さそうじゃ。必要になるかならないかは運次第じゃな。」

図12 夜遅くの天気分布予報と雨量予想

アウル教授 「夜遅くになると東日本内陸の雨は弱まる予想じゃ。そこまで湿った空気は入らないということを反映しておる。一方で夜になっても九州や四国といった西日本方面は雨が予想されていて、四国は雨量も多い予想じゃ。大雨レベルにもなってくるかもしれん。ちなみに、今日夜までに四国では100mmの雨が予想されておる。」

図13 今日の天気予報

アウル教授 「東日本は湿った空気は少ないので夕方に内陸を中心に雨、西日本は湿った空気が多いので九州や四国で午後から夜まで雨、四国は大雨に注意ということじゃった。湿った空気が入るため今日も各地で真夏日予想じゃ。先島諸島は暴風雨に警戒じゃ。」
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