3年目気象予報士の成長日記

ある大学生気象予報士が、日々の天気を通じて学んでいくブログです。 気象庁発表の天気予報の解析、解説を行っています。

2016年10月

日々の天気を会話形式でわかりやすく解説することに努めています。
おかしな点、良い点、など賛否両論コメント大歓迎です。

※発表された予報に関する責任は負いません。

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ハロウィンの仮装は着ぐるみがオススメ?気温は低空飛行。(2016年10月30日)


■お天気メモ■
・北海道は冬型が強まり、雪が降っているところも。今日もこの冬型が続き平地でも積雪の恐れ。路面の凍結や車のスリップに注意。
・移動性高気圧が東北へ張り出してきたがこの気圧配置は北高型。定番の関東曇り空パターンに。
・関東では気圧の谷の影響で雨が降っているところも。雨自体は次第に南へ下がっていく予想だが、その後も雲が広がりやすく気温が上がらない。寒い一日に。

生徒 「昨日は近畿では木枯らし1号が吹きましたが関東は結局吹きませんでした。」

アウル教授 「関東はそこまで強い風にはならなかったためじゃ。ただ、木枯らし1号が吹かなければ冬にはならないというわけではない。今日は関東はかなり寒い1日となりそうじゃ。」

生徒 「明日がハロウィンですが、今日は仮装する人も多いでしょうね。」

アウル教授 「かなり寒いかもしれんのう。着ぐるみとかはどうかのう?意外と暖かいかもしれん。いずれにせよ今日は暖かい格好で出かけるようにしたい。」

図1 深夜1時の赤外衛星画像

生徒 「いろんな雲が見えますね。」

アウル教授 「まず何よりも言いたいのは、赤い線で囲った雲。これは決して地震雲ではないぞ。鳥取で地震があった時にもあったが、別に珍しい雲ではない。上空のジェット気流に伴って現れる雲じゃ。雲の種類で言えば巻雲というものに属する。ジェット巻雲などと呼ばれる。」

生徒 「雲の色が様々ですがこれはどういう違いがあるのですか?」

アウル教授 「白い雲ほど高度が高い雲、つまり上空高いところの雲ということになる。つまり赤い線で囲った雲はかなり色が白いがこれは上空のジェット気流による雲であることを表しておる。一方で緑の線で囲った雲に注目してみよう。」

生徒 「かなり色としては薄いですがのっぺりと広がっていますね。」

アウル教授 「このような雲は高度の低い雲、地上から見ればどんよりした雲ということになる。雲の種類で言えば層雲とか少し高度が上がると高層雲にあたる。」

生徒 「青い線で囲った部分は冬によく見られる雲ですね。筋状の雲やセル状の雲ですね。」

アウル教授 「これは雲の種類でいうと積雲や層積雲でやはり高度の低い雲じゃ。」

生徒 「これらの雲はどのようにしてできたのですか?特に緑の線で囲った雲は関東を覆っていますね。」

図2 29日夜の天気図

アウル教授 「さて、気圧配置としては北日本は西高東低の冬型じゃ。本州はというとなんとなく西から高気圧が張り出してきているようにも見えるが微妙と言ったような感じかのう。その張り出す場所が重要じゃ。気圧の尾根(等圧線の東への膨らみ)は東北を通っておる。この等圧線に沿うように風の流れを書いてみると青い矢印のように関東は北東寄りの風となる。いわゆる北高型と同じじゃ。」

生徒 「そう言えば昨日も曇り空メインでしたね。これも北高型ですか?」

アウル教授 「昨日はもう少し北風で日差しも届くかと思ったが、千葉県方面で北東風となって湿った空気が入った。ただ、関東全域で北東風になったわけではなく、関東北部方面は北寄りの風で日差しも届いた。関東西部も北寄りであった。山越えによるフェーン現象も起きたためか曇り空ではあったが比較的気温も上がった。しかし今日は関東南部を中心に広く北東風となるのでフェーン現象には期待できず、冷たい風が入ってきてしまうことになる。」

生徒 「それで今日は昨日よりも大きく気温が下がる予想なのですね。そう言えば関東南部は弱い雨が降っていますね。北高型は雲が広がりやすいですがあまり雨が降るという印象はありませんね。」

アウル教授 「そうじゃのう。今回は北高型だけではなく気圧の谷も関東の南にあるために雨雲も発生しておるのじゃ。」

図3 深夜1時の雨雲レーダー

アウル教授 「図2に戻ってオレンジの線を見てみよう。これは北陸から東海へ抜けた季節風の流れじゃ。これと関東に入る北東風が関東の南でぶつかる。ここで気圧の谷、あるいは弱い低気圧が発生して雨雲ができているのじゃ。図2の天気図では若干、東海沖で等圧線が北に盛り上がって気圧の谷であることを表しておる。」

図4 朝の予想天気図

生徒 「今日は高気圧が移動性高気圧になって進んでくるんですね。」

アウル教授 「先ほどの高気圧の張り出し(気圧の尾根)があった東北に向かって高気圧は進んでくる予想じゃ。やはり関東は北高型となっている。しかし、高気圧が東へ進んでくることで若干、東海沖の気圧の谷は南へ下がることになる。これにより関東陸地では雨雲は南へ下がっていく予想じゃ。かと言って晴れるかと言えばやはり北高型なので雲も広がりやすくなってしまう。一方で伊豆諸島はこの下がってきた雨雲がかかるので一日雨が降りやすい予想じゃ。」

生徒 「北日本は今日も冬型が続きそうですね。」

アウル教授 「そうじゃのう。予想天気図を見ても北海道は等圧線間隔が非常に狭く、強風や高波に注意が必要であるとともに、日本海側を中心に雪が降り続いてしまう予想じゃ。平地でも積雪の恐れがあるので路面凍結や交通機関の乱れ、車の運転者はスリップ事故に十分注意してもらいたい。」

図5 東京の時系列予想


生徒 「今日は曇りマークが目立ちます。風も北東寄りで気温もあまり上がってこない予想です。寒そうですね。」

図6 大阪の時系列予想


生徒 「一方で西日本方面、いや、関東以外は比較的晴れ間もあって気温が上がってくる予想です。関東に関しては今日は寒いですが、それ以外の地域はそこまで寒くはない予想です。」

図7 明け方の天気分布予報
生徒 「朝にかけては関東南部などで雨が降る可能性がありますね。すでに気温も下がってきていますので冷たい雨となっています。風邪を引かないようにしたいです。」

図8 昼過ぎの天気分布予報

生徒 「昼過ぎになると千葉県や伊豆諸島では雨が降りやすいですが雨の範囲は少し南へ下がります。ただ、関東南部は曇り空となる予想です。北海道や東北北部日本海側は冬型による曇りや雨や雪となる予想です。そのほかの地域は晴れ間が広がる予想です。」

図9 夜遅くの天気分布予報


生徒 「夜遅くも北海道では雪が残るところがある予想です。また伊豆諸島も雨が残る予想です。関東南部は少しずつ雲はなくなってくる予想ですが一部でまだ曇り空予想です。」

図10 今日の天気予報

アウル教授 「関東南部は昨日より5℃ほど下がる予想じゃ。昨日、Twitter上で行なったアンケートでは回答者全員が、前日より4〜6℃下がると寒さを感じると回答しておる。ということで今日は寒さを感じそうじゃ。また、曇り空メインであるが千葉県などは雨も予想されていることから念のため折りたたみ傘を持っていくことをお勧めしておきたい。」

冬型への移行期間。木枯らし1号は?(2016年10月29日)


■お天気メモ■
・太平洋側は低気圧が通過中で所々雨のところも。これらの雨は朝には止む予想。
・日本海側には弱い収束線の影響で雨や雪が降っているところも。収支線は南東方向へ進み、北海道は朝には一旦雨や雪は止む予想。西日本から東日本の日本海側は引き続き曇りや雨の天気に。
・ 太平洋の低気圧が東へ抜けると日中は気圧配置が西高東低の冬型への移行期間。次第に風が強まってくる。強風や高波に注意。
・北海道では夜から再び日本海側で雨や雪が降り出す予想。冬型の影響。
・北寄りの風となるが太平洋側はフェーン現象のためにそこまで低い気温にはならない予想。ただ、体感は気温以上に低く感じるかも。
・今夜は太平洋側も気圧の谷の影響で一部で雨となるところも。夜まで外出される方は念のために傘を。 

生徒 「またまた3日ぶりの記事となってしまいました。みなさん、気温変動が大きいですが風邪ひいていませんか?週間予報では明日から気温が低い日が続く予想です。今日のうちに冬の服装もしっかり準備しておきたいですね。」

図1 28日夜の天気図

生徒 「昨日は関東も午後から冷たい雨が降りました。雨が降り出してから気温がぐっと下がりましたね。結局昨日は最低気温が昼2時頃の10.1℃、最高気温が深夜0時すぎの14.8℃と、見事に昼夜逆転したような気温変化でした。」

アウル教授 「あまりの寒さに驚いた人もいたじゃろう。夜になってもあまり気温は変わらず、寒い夜を迎えた。これから朝にかけて、まだ雲に覆われるので放射冷却はないが、これ以上上がることもないので今日は曇っているわりには寒い朝を迎えることになってしまいそうじゃ。これで晴れていたらきっと1桁の冷え込みになっていたじゃろうのう。」

生徒 「どうしてこんなに冷え込んだのでしょうか。」

アウル教授 「太平洋側を低気圧が進んできた。この低気圧に向かって北西の風が関東に吹いたのじゃ。よく北高型の時に関東は北西の風が吹いて気温が低くなることがあるが、今回は低気圧によってこの北西風となった。このタイプ、冬場に南岸低気圧が通過する時に似ておる。南岸低気圧が通過するときも寒気を引き込んで気温が下がり、関東に大雪をもたらすことがある。まだそんな時期ではないが同じように気温が下がったのじゃ。」

図2 深夜0時の雨雲レーダー

生徒 「まだ雨雲も所々残っていますね。」

アウル教授 「大きな雨雲としてはすでに東の海上に抜けてきたが、千葉県南部から伊豆諸島にかけてや、北海道、東北の一部などでは雨雲がまだかかっておる。これらのうち、北海道と東北日本海側にはやや帯状に雨雲が連なっているがこれいら以外の雨雲が低気圧による雨雲じゃ。これらは朝には抜けて雨は止む予想じゃ。」

生徒 「北海道と東北日本海側にかかる雨雲は低気圧とは別の雨雲なんですか?」

アウル教授 「これらの雨雲は風の収束線ができてそこで雨が降っておる。天気図を見ると、大陸と日本の東に高気圧があって、本州全体が弱い気圧の谷の中と言える。その中でも東北や北海道方面は低気圧の東側を通って湿った空気が入りやすく、雨雲が発生しやすくなっておるのじゃ。これらの雨雲がかかる地域では雨や雪となっておる。」

生徒 「これらも東へ抜けていくのでしょうか。」

アウル教授 「収束線は東というよりは南東方向へ進んでいく予想じゃ。北海道ではいずれにせよ雨雲は抜けていくので朝にはやんでくる予想じゃ。しかし東北や北陸、あるいは西日本日本海側などはこの収束線が近づいてきて雨が日中も降りやすい予想じゃ。北海道の収束線もなんかしてくるからのう。」

生徒 「南下してくるというのは寒気か何かが強まっているのですか?」

アウル教授 「その通りじゃ。太平洋側の低気圧が東へ抜けると、気圧配置としては西高東低となる。さらに、北海道の東には新たな低気圧も発生する予想で、冬型への移行期間が今日に当たると考えてもらいたい。」

図3 朝の予想天気図

生徒 「等圧線が混み合っていますね。全国的に風が強まりそうですね。」

アウル教授 「北風が強まってくる。強風や高波に注意が必要じゃ。この北風によって収束線が南へ下がってくるのじゃ。」

生徒 「朝の時点でもすでに強い冬型のような感じですが、北海道は雨が止むんですか?」

アウル教授 「そうじゃのう。一旦はやんで日中は晴れてくる予想じゃ。冬型になってから日本海側が時雨れるまでは少し時間がかかる、タイムラグがあるということじゃろう。北海道では日本海側が時雨始めるのは今夜からという予想じゃ。」

生徒 「雨はまだにしても風は強まるんですね。気温は低くなりそうですか?」

アウル教授 「北風を直接受ける日本海側ほど気温が上がらず寒い1日となりそうじゃ。北海道では日中でも1桁の冷え込むとなりそうじゃ。平年を5℃近くも下回ることになる。」

生徒 「太平洋側も寒くなるのでしょうか?」

アウル教授 「今回はまだ冬型の移行期間であるということ、それから風向がほぼ北であるということから、意外と太平洋側は気温が上がる。というのもまだ寒気がそこまで流れてきていない上にフェーン現象が起きたり、日中は晴れて日差しも出るためじゃ。ただ、明日以降は寒気の影響も出始め、さらに関東は明日は風向が北西風の曇り空、寒さをもたらす向きとなるので一気に気温が下がる予想じゃ。今日から明日にかけては大きな気温差に十分注意してほしい。この記事ではその日のことを書くことが多いが、今回は気温差がかなり大きくなることを踏まえて明日のことではあるが早めに注意を促したい。」

生徒 「木枯らし1号が今日吹くのではという噂もありますね。」

アウル教授 「木枯らし1号が吹く条件は、冬型で、風が北寄りで風速が8m/s以上ということじゃが、今日は微妙なラインと言えそうじゃ。風速次第かのう。ちなみに春一番と違って木枯らし1号は東京(関東)と大阪(近畿)のみでの発表となる。」

図4 東京の時系列予想


生徒 「東京は1日を通して風向は北寄りですが風速は6〜9m/sの予想で基準ギリギリですかね。」

図5 大阪の時系列予想


生徒 「大阪の方は風速が10m/s以上が予想されており、こちらの方は木枯らし1号の発表があるかもしれませんね。」

アウル教授 「木枯らし1号が吹く吹かないにかかわらず、このような話題が上がったということは風が強まるということでもある。それも北風じゃ。今日は日中の気温としては太平洋側で20℃近くまで上がる予想じゃが、体感的にはかなり寒く感じる可能性がある。風速1m/sで体感が1℃下がるということを使えば、風速8m/sとなれば日中も12℃くらいの体感になるからのう。」

図6 明け方の天気分布予報

生徒 「明け方はまだ曇り空が広がり、雨の降っているところもある予想です。北海道は雪が降っているところもあり、朝にかけて路面凍結に注意が必要です。」

図7 昼前の天気分布予報

生徒 「その後、北海道や太平洋側では晴れ間も出てくる予想ですが日本海側では曇りや雨のぐずついた天気になる予想です。北風も強まり始め、日本海側は気温があまり上がってこない予想です。」

図8 夕方の天気分布予報

生徒 「夕方にかけても日本海側は曇りや雨、太平洋側は晴れるところもあるという感じが続きます。」

図9 夜遅くの天気分布予報

生徒 「夜になると北海道では冬型による広い範囲で雪が降り出す予想です。また、東海など太平洋側には気圧の谷が発生して雨が降るところがある予想です。おかえりが夜になる方は傘を持って行った方がいいかもしれませんね。」

アウル教授 「夜の雨は冷たい雨となろう。弱い雨でも濡れると風邪を引きかねないからのう。」

図10 今日の天気予報

アウル教授 「繰り返しになるが関東は明日はかなり気温が低くなる予想となっておる。そしてそのまま週明けも気温が今週より低めで推移していく予想じゃ。今日のうちに冬用の服などを用意しておくといいかもしれんのう。明後日月曜日は朝、10℃を切る予想にもなっておる。」

今日は本州では気温がまた上昇。気温変化が大きい季節です。(2016年10月26日)


■お天気メモ■
・秋田沖に低気圧があって日本海側に寒冷前線が伸びる。日本海沿岸では所々で発達した雨雲があって、雷や局地的な雨の強まりに注意。この雨は午前9時ごろまでにはやむ予想。
・北海道は南部を中心に朝にかけて雨雲が通過する予想。午前6時頃までには止む予想。
・北海道の西には別の低気圧があって、北海道西部に雨雲がかかってきた。この低気圧による雨は午前中にかけて降る予想。
・低気圧や前線通過後は次第に寒気が入ってくるが、本州方面はあまり強くない寒気のため、日本海側で明日朝やや冷え込む程度。日中は日差しも出て気温は上がってくる予想。
・北海道は西部に近づく低気圧が通過後に寒気が入り始める。このため寒気の流入は午後から。こちらの寒気は強く入ってくるため午後からは日本海側で雨や雪、気温も大きく下がってくる予想。風も強まり強風や高波にも注意。 
・小笠原諸島はやや風が強く吹く可能性があるが雨の予想はない。 

生徒 「最近、少し忙しくしているために記事が書けない日が多くなっていますが今日は少し時間を取れましたので簡単に書いていきたいと思います。それにしてもここ2、3日、東京は最高気温が20℃にも届かないひんやりした日が続いていますね。おとといの最高気温が19.1℃、昨日が17.2℃で昨日の朝は10.0℃まで冷え込みました。都内も1桁の冷え込みとなったところもあったでしょう。一気に秋から冬の気配まで感じるようになりましたね。」

アウル教授 「10℃を下回るとコートがそろそろ欲しくなるなという感じがする気温じゃ。ただ、日中は少し上がってくるとコートが邪魔になってくる、服装選びが難しい季節じゃのう。それゆえに風邪を引きやすいので十分お気をつけください。さて、今日は朝の冷え込みは弱く、さらに日中もポカポカしてくる予想で、過ごしやすいがまた、昨日と服装が変わってしまうというなんとも煩わしい日となりそうじゃ。」

図1 25日夜の天気図

生徒 「秋田県沖に低気圧がやってきていて、寒冷前線が日本海沿岸に伸びていますね。」

アウル教授 「本州はこの時点では低気圧の暖域内、低気圧に向かって南からの湿った空気が入る場所となっておる。かといって全域で雨かというとそうでもなく、湿った空気は入っているが雨は降っておらず、かといって晴れているかと言われるとそうでもない、なんとも説明が難しい天気となっておる。いずれにせよ、この微妙な天気はこれから朝にかけて続くため、夜中に晴れて放射冷却がどんどん起きるということはない。今日の朝はここ数日に比べれば暖かい方じゃ。といっても平年並みに戻るだけじゃがのう。」

図2 午前0時の雨雲レーダー

生徒「全域で雨が降っているわけではないということですが、それでも寒冷前線周辺や温暖前線周辺といった場所では雨雲が見られますね。」

アウル教授 「そうじゃのう。前線があるから雨が降るのか、雨が降っているから前線が書かれているのか、それはともかくとして、やはり前線付近では雨は降りやすく、よく見ると所々で発達した雨雲も見られる。この時間なら山形県付近とかじゃのう。前線は朝には太平洋側に抜けていくので、雨としては朝9時頃までには止んでくる予想じゃ。前線通過後は天気は晴れてくる。」

生徒 「それでも、寒冷前線が通過した後って寒気が入ってきて、晴れても気温が上がらないんじゃないでしょうか。」

アウル教授 「そのパターンはよくあるのう。ただ、今回はそのパターンではないのが特徴じゃ。その理由を朝の予想天気図を見てみよう。」

図3 朝の予想天気図

生徒 「いつもに比べて等圧線が込み合うということがないですね。」

アウル教授 「そうなのじゃ。つまり風が弱いということじゃ。確かに前線が通過すれば多少は寒気が入るじゃろう。しかし、それ以上に寒気は入ってこないのであまりこの寒気の影響は受けない。むしろ晴れて日差しがある分、日中は気温が上がってくるというわけじゃ。」

生徒 「一方で北海道などは等圧線が混み合っていますね。」

アウル教授 「こちらはまた別の話なので注意してほしい。今話したのはあくまでも本州での話じゃ。北海道はまた別、しかしこちらもやや複雑じゃ。」

生徒 「と言いますと?」

アウル教授 「低気圧が通過するとすぐに寒気が入ってくると思うじゃろう。しかし今回は朝9時の時点ではまだ寒気は入ってこない。その理由は北海道の西にまだもう一つ低気圧があるからじゃ。北海道の気圧配置という観点からもこの時点ではまだ西高東低ではない。西に低気圧があるからのう。いわば西低東低みたいなものじゃ。で、この北海道の西の低気圧、午前中から午後にかけて北海道を通過していく。これが通過してようやく冬型になるのじゃ。ということで北海道は今日は午後から冬型になる。」

生徒 「それだといつもと天気は変わってくるのですか?」

アウル教授 「うーん、今日に関しては午前中はまだ南風が入って気温が上がる。最高気温としては平年を上回る気温となる。しかし午後からは一気に気温が下がってきて、明日朝は平年並みまで気温が下がるのじゃ。実に13℃近くも今日の午後から明日朝にかけて下がる予想じゃ。」

生徒 「それはすごい大きな変化ですね。身体がついて行けそうにありません。」

アウル教授 「そうじゃろう。北海道は午後から気温の大きな変化に注意、いや、厳重注意と言いたい。」

生徒 「北海道の雨に関してはどうなのでしょうか。」

アウル教授 「北海道には低気圧が2つ、近くにあるのでそれぞれに対応した雨が降る。まず秋田沖にある低気圧が北海道の南を進んでいくのでこの雨が朝まで、南部で降りやすい。ただ、この雨に関しては朝6時頃には止んでくる予想で、通勤通学時間帯はもう傘はいらないかもしれんのう。一方で西からは別の低気圧による雨がすでに日本海側に一部かかってきておる。この雨は今日午前中心に降る予想じゃ。昼前後はやや雨が弱まってくる予想じゃが、この後北海道は冬型となるため、日本海側は引き続き、今度は寒気による雨や雪が始まる予想じゃ。午前中の雨は南風の中での雨のため雪の心配はないが、午後からの雨は雪が降る可能性が出てくるので、帰宅時間帯は交通情報などにもチェックした方がいいかもしれんのう。」

生徒 「あとは先ほど見たように等圧線が北海道だけは混み合っていますから強風や高波にも注意が必要ですね。」

図4 札幌の時系列予想


生徒 「札幌は昼過ぎに傘マークでこれは西からやってくる低気圧によるものです。これが通過したあと、風が強まってきて、風向も北寄りで一気に寒気が入ってきます。気温の下がり方がすごい急ですね。気温のジェットコースターとはまさにこのことをさすと言えそうです。」

図5 東京の時系列予想


生徒 「東京は朝9時頃には寒冷前線が一応は通過して風向がそこで変わりはする予想ですが、風が強く吹くというような予想ではありません。その後も日差しが出て気温は上がり、夕方以降もそこまで気温が大きく下がってくるというようなこともない予想です。今日は過ごしやすい1日になりそうですね。」

図6 鳥取の時系列予想


生徒 「日本海側の鳥取は朝にかけては寒冷前線による雨の可能性がありますがその後は晴れ間も出てくる予想です。やや雲も目立つ時系列予想ですが、日中は気温も20℃を超えてくる予想です。」

アウル教授 「さて、今夜遅くになると上空には弱い気圧の谷がやってきて本州も雲が広がりやすく、一部で雨の可能性があるということは最後に少し述べておこう。ただ、範囲は狭い予想じゃ。」

図7 今夜遅くの天気分布予報

図8 今日の天気予報

アウル教授 「さて、今週はあと金曜日に気温が下がるがそれ以外は比較的暖かな日も多い予想じゃ。しかし日曜以降は気温がまた下がってくる予想で、今週のうちに冬用の服を出しておくとか、布団を分厚いものに変えておくとか、そろそろ冬支度も始めても遅くはない時期かもしれんのう。」

今ひとつ晴れ間が期待できない日曜日。雨、降るかな?(2016年10月23日)


■お天気メモ■
・北日本は上空の気圧の谷の影響で雲が広がり、雨となっているところも。今日も上空の気圧の谷による雲が広がりやすい。
・さらに地上付近は冬型となってくるため午後からは日本海側を中心に雨や雪となってくる予想。今日明日は平年を大きく下回る気温に。
・西日本から東日本は前線の北側にあたり上空の雲が広がっていて、西日本太平洋側では雨が降っているところも。今日はこの雲がかかるかどうか微妙なラインのところが多い。
・前線や低気圧が近い九州南部や奄美、四国では発達した雨雲が通過する可能性がある。 台風22号由来の非常に湿った空気が入る。
・大陸からの高気圧の張り出しが今ひとつで関東などは湿った空気が入りやすい。 午後以降風向きが関東で北東に変わってくる予想で、夕方以降は雲が広がりやすくなる予想。ただ、これも高気圧の張り出し具合で左右される。

生徒 「昨日は雲に一日覆われ日差しはほぼありませんでした。気温も予想より4、5℃も低くなりました。」

アウル教授 「そうじゃのう。日中は南寄りの風になるという予想であったが、ずっと北寄りのままで、日差しもなく、ほとんど気温が上がらないまま一日が終わってしまった。個人的にはそこまで寒いという感じではなかったのじゃが、中には肌寒く感じた方もいたじゃろうのう。」

生徒 「今日は暖かくなりますか?」

アウル教授 「微妙じゃのう。天気予報としては今日はかなり予想が難しいのではないかと思っておる。」

図1 深夜1時の赤外衛生画像

アウル教授 「赤いラインで書いた部分が雲の境の目安となっておる。なんとも微妙な位置で関東南部はこの雲がギリギリかかっているという感じかのう。昨日から太平洋沖に前線が発生しておるが、この前線の位置がこれまたなんとも言えない位置なので雨雲はあまり北上しないものの雲がかかってしまうという微妙な位置にあるのじゃ。」

図2 22日夜の天気図

図3 深夜1時の雨雲レーダー

生徒 「雨雲としては紀伊半島南部と九州の西にある感じですね。」

アウル教授 「昨日の予想は九州と四国に雨が降りやすく本州は雨の確率が低いというものであったが、瀬戸内や紀伊半島南部では少し雨雲がかかって雨が降ったようじゃ。このように若干の南北方向の変化で雨がぱらついたりする可能性があるために予想が難しいのじゃ。」

生徒 「大陸にある前線上の低気圧は元台風22号ですよね。」

アウル教授 「よく気づいたのう。台風22号は一時900hPaまで発達したあと、フィリピンを襲った台風じゃ。これが中国大陸に上陸し温帯低気圧へと変わったあと、前線上の低気圧になっておるのじゃ。つまり元は熱帯由来の湿った空気の塊じゃ。これが今日は九州へと接近してくる予想じゃ。すると当然、雨が強く降る可能性がある。場合によっては大雨となる可能性もあるので雨の降り方には十分注意してもらいたい。」

生徒 「昨日は北海道も雨が降っていましたが止んできたようですね。」

アウル教授 「北海道上空は気圧の谷があってこれによる雨が昨日は降った。この時間、雨は範囲が狭まっているがまだ雲は広がっておる。このあと午前中は日差しが届く可能性もあるというような予想じゃが、その後は今度は冬型となってくるので日本海側を中心に午後からは雨や雪となってくる予想じゃ。」

図4 朝の予想天気図

生徒 「大陸から高気圧が張り出してくるのですね。それで北日本は冬型になると。」

アウル教授 「この張り出し具合がまた微妙じゃのう。北日本は冬型になってくるので寒気が入ってくることになる。気温は日中あまり上がらず1桁にとどまってしまいそうじゃ。これは平年を大きく下回る気温じゃ。この寒さは明日にかけても続く予想なので今日明日は暖かくして過ごしたい。この寒さでまた雪となるところも出てくる予想じゃ。明日朝は路面凍結などに注意が必要になってくるところが出てくるじゃろうのう。」

生徒 「関東の天気が微妙ということですね。」

アウル教授 「そうじゃのう。矢印で書いたように高気圧を回るように風が吹く。しかし関東は風の向き一つで大きく天気が変わってしまう。北寄りなら寒いが、山越えで比較的天気はいいことが多い一方で、北東寄りになるだけで湿った空気が入り雲が広がりやすくなってしまう。そして今日はその、北風か北東風かが決めにくいのじゃ。高気圧の張り出し具合が今ひとつじゃからのう。そういうわけで今日の天気予報は難しい。」

図5 東京の時系列予想


アウル教授 「さて、気象庁の予想では風は北のち北東で、午前中はまだ晴れる予想も、午後からは曇り予想となっておる。ただ、この北東に変わるタイミングによっては晴れる時間帯が長くも短くもなる可能性があるので、それによって気温も左右され、なかなかに難しい。今日のアドバイスとしては晴れて暖かくなっても、逆に曇って肌寒くなっても対応できるようにしておくといいかもしれんのう。」

生徒 「まさかのどっちにも対応できるように、悪く言えばどっちつかずのアドバイスですね。」

図6 鳥取の時系列予想


アウル教授 「今日も鳥取の時系列予想も見てみよう。今日は風が強く吹く可能性がある。これは鳥取に限ったことではなく、西日本に特に言えることじゃ。というのも大陸から高気圧が東日本方面に張り出し(今ひとつの張り出しではあるがのう)、九州南部には低気圧が近づいてくるということでその間に当たる西日本は等圧線の間隔が狭くなるためじゃ。強風に注意が必要じゃ。さらに鳥取では午後に雨が予想されておる。これは弱い冬型による時雨と考えよう。南の低気圧による雨とは別じゃ。」

図6 もういちど朝の予想天気図

生徒 「今度は日本海側を吹く風を書き込みましたね。北東寄りの風ですね。」

アウル教授 「冬型といえば等圧線が南北に走って、風はもっと北寄りの風であるから、その意味では今回は北東風でそれほど強い冬型ではないが、日本海側は海からの風ということでやや湿ったものとなる。その意味では冬型の時と同じ雨の降り方じゃのう。」

図7 朝の天気分布予報と雨量予想

生徒 「九州南部や奄美では雨が強く降る可能性があります。同時に落雷や突風にも注意が必要です。そのほかの地域、晴れたり曇ったりですが西日本から東日本は曇り空の範囲が目立ちます。」

図8 昼過ぎの天気分布予報と雨量予想

生徒 「昼過ぎも九州南部や奄美、四国は雨が降りやすく強い雨となる可能性があります。北陸や山陰など日本海側も時雨による雨が予想されていますが雨量としては少ないので降っても弱い雨の予想です。ただ、鳥取県の被災地では雨が降る前にブルーシートなどをかける作業は終えておきたいですね。そのほかの地域もやはり曇ったり晴れたり予想です。北海道は日本海側で雨や雪が降り出してくる予想です。」

図9 今夜の天気分布予報と雨量予想

生徒 「引き続き西日本から東日本は雲が多めの予想です。九州南部の雨はやや弱まって範囲も狭くなる予想です。一方で北海道の雨や雪の範囲は広がり、気温が下がって雪となってくるところも出てくるのか、雪エリアが目立ちます。」

図10 今日の天気予報

アウル教授 「とまあ、このような予想が出ているわけじゃが、今日は前線による雲、張り出してくる高気圧による雲、これがどちらも微妙な場所に位置するため、少しの予想とのズレで雲がかかってしまったり逆に晴れるという可能性があると考えておくといいかもしれんのう。その天気次第で気温も変動する可能性があるのでお出かけする際はまずは最新の天気予報を確認すること、そしてある程度気温が外れても対応できるような服装にしておくといいかもしれんのう。最後に傘じゃが、微妙な時は持って行こう。」

雲が多い土曜日。傘は使いたくないけど…(2016年10月22日)


■お天気メモ■
・北日本は冬型が少し緩まってきたが、等圧線間隔は比較的狭く、引き続き強風や高波に注意。
・北日本は午前中にかけては雲がとれて晴れるところが多いものの、午後からは上空の気圧の谷により雲が広がり雨が降り出すところも。
・高気圧が日本海側から太平洋側に東日本を通って南東方向に通過。 朝にかけて東日本は晴れて放射冷却が効きそう。朝は気温がやや低め予想。
・日中は高気圧が早くも太平洋側に抜け、東日本は南寄りの湿った風が入る。このため雲が広がりやすいが雨となる確率は低い。
・九州の西から太平洋側にかけて前線が伸び、前線付近は活発な雨雲が見られる。九州と四国は今日は雨が降りやすく、雨量が多くなる可能性も。西日本は前線北側の雲が広がるが、本州までは雨雲は広がりにくい予想。 

生徒 「地震は本当にどこで起こるかわかりませんね。昨日の鳥取県を震源とする地震は、ここ十数年は大きな地震がなかった地域で突然起きたものでした。最近地震がないから安全という考えは全く愚かな考えであることを思わせる地震となりましたね。」

アウル教授 「そうじゃのう。地震はまだまだ気象以上に未知の分野であるから、根拠のない考えは危険じゃのう。」

生徒 「その点、気象はある程度は確立された分野ですね。ツイッター上などでは昨日の衛星画像で地震雲が書かれているなどというものも見られましたが、あの雲は気象学的に説明できる雲で、地震雲ではありませんね。」

図1 昨日昼過ぎの衛星画像

アウル教授 「ちなみにオレンジで囲った雲じゃがこれは上空のジェット気流周辺でよく見られるトランスバースラインと呼ばれる雲じゃ。ちょうど晴れと曇りの境にできるので、地上から見るとまるで空が真っ二つに分かれているように見えることがあるからか、地震雲信者が飛びつくことが多いがのう。もしこれが地震雲ならそもそも震源とずれているし、こんな大きな地震雲ならその発信源がどこか全くわからない。ちなみに、ここ数日子のオレンジの雲が動いていないというような話もあったが、それは上空のジェット気流の位置があまり変化しなかったからであって、昨日から今日にかけてはゆっくり北上していっていることもわかるぞ。」

図2 深夜1時の赤外衛星画像

アウル教授 「さて、ここからは今日の天気を見ていこう。」

生徒 「東日本や北日本は雲は少なめですね。夜は晴れているようです。」

アウル教授 「夜晴れるというのはこの時期はあまり嬉しいことではないのう。放射冷却が起きてしまう。東日本や北日本は今日の朝はひんやりするかもしれんのう。風邪を引かないようにしよう。」

生徒 「西日本方面は比較的雲が多いですか。」

アウル教授 「そうじゃのう。こちらは西から雲に覆われてきた。朝は放射冷却はあまり聞かない予想じゃ。」

図3 21日夜の天気図

生徒 「雲があるところには前線が発生したようですね。」

アウル教授 「西日本方面は雲に覆われているがその中でもオレンジで囲った九州の西の部分には真っ白に移った塊が見られる。これは非常に発達した積乱雲であることを表しておる。天気図を見ると前線が北に盛り上がったところじゃ。秋雨の時期によく書いたことじゃが、前線は北に盛り上がった部分で雨が強く降りやすい。前線上に低気圧が発生するのもこのような盛り上がり部分であることが多いので、前線が北へ盛り上がっているときはそこに低気圧があると思ってもいいほどじゃ。」

図4 深夜1時の雨雲レーダー

生徒 「九州には雨雲がかかってきて雨が降っているようですね。」

アウル教授 「衛星画像で雲がかかっているところすべてが雨が降っているわけではない。前線の北側に広がる上空の雲もあって、単に曇り空というところも多い。しかしやはり前線に近い九州や四国は今日は雨が降りやすい予想じゃ。特に全体的に西から東へと雲が動いていくので、九州南部はこれからあの発達した雲が接近してくる可能性があり、雨が強まる恐れがある。九州南部や四国方面は雨の降り方に注意したい一日じゃ。今夜までに九州南部で200mm、奄美で100mmの雨が予想されておる。」

生徒 「西日本は広く雨になるのでしょうか。」

アウル教授 「今回は陸地にはそこまで雨は広がらない予想じゃ。というのもいつもは太平洋沿岸に沿って低気圧が進んでいくことが多いが今回は真東に動いていく感じで、列島からは東へ行くほど離れるためじゃ。前線や低気圧の北側に広がる雲はかかるので雲が多い空にはなるが、雨にまではなりにくいというのが本州の今日の天気予想じゃ。一方で九州や四国はやはり雨が降りやすい。」

生徒 「東日本はまだまだ前線から遠いですし、晴れ間が期待できそうですか?」

アウル教授 「そうでもない。東日本は一見、前線から遠く今日も晴れそうな気もするが予想では晴れの時間はそれほど長くない予想じゃ。それはこの後の天気図を見ると理由が見えてくる。」

図5 朝の予想天気図

生徒 「日本海にあった高気圧が朝にはもう太平洋にあるんですね。」

アウル教授 「夜のうちに北陸から関東を通過して南の海上へ抜けてしまう。このため夜は高気圧に覆われて晴れるので先ほど話したように放射冷却が東日本は起きるのじゃが、朝になると早くも高気圧が抜けて、そうなると高気圧の縁を回る湿った空気が入りやすくなってくる。このために雲が広がりやすい予想じゃ。ただ、やはり前線からは離れているので雨にはこちらもなりにくい予想じゃ。伊豆諸島などは雨が降るかもしれんがのう。」

生徒 「北日本は冬型が少し緩まってきたでしょうか。雨雲雪雲はほとんどなくなりましたね。」

アウル教授 「高気圧が本州を通過中ということで西高東低の気圧配置はやや緩んでおる。が、まだ北海道の北では西高東低の冬型が続いており、この影響で等圧線がやや混み合った感じじゃ。もうしばらく強風や高波に注意が必要じゃ。冬型が緩まると晴れてくると思うかもしれんが確かに午前中にかけては晴れやすいが、図2に書いたように北日本の西の大陸上には雲が広がってきておる。これは上空の気圧の谷による雲で、午後からはこれが北日本にかかってくるので雲が広がりやすく、雨が降ってくるところも出てくる予想じゃ。こちらでは午後以降を中心に傘が必要になってくるかもしれないのでお出かけの際は傘を忘れずに持っていきたい。」

図6 東京の時系列予想


生徒 「東京は雲が多い予想ですね。午前中などはまだ晴れも予想されていますが、午後からは特に曇りマークが並んでしまいました。しかし南風が入ってくるということもあり、気温がそこまで低いというわけではなく、むしろ平年を少し上回る気温に日中はなる予想です。」

図7 鳥取の時系列予想


生徒 「昨日大きな揺れに見舞われた鳥取、今日は太平洋沖に伸びる前線の北側の雲がかかるために雲が広がりやすいですが雨にまではなりにくい予想です。降水確率は一日を通して10%以下です。早速後かたずけやボランティアに訪れる方もいらっしゃるかもしれませんが比較的動きやすい一日と言えるかもしれませんね。」

図8 朝の天気分布予報と雨量予想

生徒 「朝は九州南部を中心に雨量が多めで雨の降り方に注意が必要です。九州北部や四国でも雨が降りやすい予想です。西日本から東日本は雲が広がりやすく、東北は比較的晴れる範囲が広い予想です。」

図9 昼過ぎの天気分布予報と雨量予想

生徒 「昼過ぎも九州南部を中心に雨が強く降る可能性があります。他に九州北部や四国、伊豆諸島で雨が降る予想です。また、上空の気圧の谷の影響で北海道でも雨が降り出すところが出てくる予想です。本州は雲が多めの予想です。」

図10 夜の天気分布予報と雨量予想

生徒 「夜になっても九州や四国は雨が降りやすい予想で結局、一日雨が降りやすいということになりました。北海道や東北北部も雨の範囲がやや拡大する予想です。これかの地域は傘を持って出かけたいですね。」

図11 今日の天気予報

アウル教授 「雨が予想されているところでは雨が降っていなくても傘を持っていきたいが、それ以外の地域は雲が広がるものの雨は降りにくいというところも多く、折り畳み傘があれば安心じゃが、出かける際に忘れたとしてもそこまで心配するような天気でもなさそうじゃのう。日中は平年並みかそれ以上に気温が上がってくるので過ごしやすい気温といえば過ごしやすそうじゃのう。」
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