■お天気メモ■
・大陸の高気圧が東北地方に張り出す形となってきた。気圧配置的には北高型。
・北日本は、高気圧接近も、その北側は冬型が続き、大陸からは非常に強い寒気も入ってくるので気温は平年を5℃近く下回り日中も1桁の冷え込みに。曇りや雨、雪も降りやすい。
・関東は北寄りの風でこちらも気温上がらず、平年を大きく下回る気温に。風向き次第で雲の量は変わり、気温も変動の恐れあり。
・東海から西の太平洋側や北陸は比較的晴れる時間帯も多く、平年並みの気温に。
・山陰沖には気圧の谷があって、 低気圧が朝までに発生予想。低気圧に近い山陰付近は雲が広がりやすい。
・北日本は、高気圧接近も、その北側は冬型が続き、大陸からは非常に強い寒気も入ってくるので気温は平年を5℃近く下回り日中も1桁の冷え込みに。曇りや雨、雪も降りやすい。
・関東は北寄りの風でこちらも気温上がらず、平年を大きく下回る気温に。風向き次第で雲の量は変わり、気温も変動の恐れあり。
・東海から西の太平洋側や北陸は比較的晴れる時間帯も多く、平年並みの気温に。
・山陰沖には気圧の谷があって、 低気圧が朝までに発生予想。低気圧に近い山陰付近は雲が広がりやすい。
生徒 「昨日は朝から冷たい雨でしたが午後には止んで日差しも出ました。雲も綺麗でしたね。気温としては予想されていた気温までは上がりませんでしたが、それでも日中は上着を1枚脱ぐくらいでちょうどいいという感じでした。」
アウル教授 「この時期は1日の中でも気温差が大きくなることもあるので着脱が容易な服装がいいのう。と言いながら、今日の関東は、ほとんど気温が上がってこない予想じゃ。朝から暖かい服装をしよう。」
図1 1日夜の天気図
図2 深夜0時の雨雲レーダー
生徒 「大陸からは高気圧が張り出してきました。昨日雨を降らせた前線も東へ離れ、雨雲はこの時間あまりありません。」
アウル教授 「そうじゃのう。若干冬型も緩んでいる、相方の低気圧が目立たないために、日本海側も雨があまり降っていない。強いて言えば北海道の内陸部と、後は湿った空気が陸地に対して垂直に入っている新潟県周辺は少しだけ雨雲が見られるかのう。」
生徒 「いずれも弱い雨雲ですね。このあと高気圧が張り出して来ればこの雨雲も消えて晴れていくでしょうか。」
アウル教授 「高気圧は東北方面に張り出してくるため新潟県は朝ごろには雨は止んでくる予想じゃ。その後は北陸は晴れてくる予想じゃ。一方で高気圧が張り出してきてもその北側にあたる東北北部や北海道は引き続き北西よりの風が入るために曇りや雨、雪となってしまう。さらに、昨日あたりから言っておるように大陸の高気圧はかなり強い寒気を持っていて、その寒気も入ってくるので気温も低くなってしまいそうじゃ。北日本は平年より5℃近くも低い予想が今日も続く。」
図3 今後の予想天気図
生徒 「太平洋側の地域はどうでしょうか。」
アウル教授 「朝の予想天気図を見ると東北地方に高気圧が張り出し北高型の気圧配置に見える。この気圧配置の時は風がどう吹くかで気温や天気が大きく変わる厄介なものじゃ。今日は弱い北風と予想されてはいるが、場所によっては北東寄りの風にもなる予想で、この結果、雲たり晴れたりという感じの予想じゃ。東京の天気マークは曇り一時晴れなので、どちらかというと曇り優勢の予想となっておる。その分日差しは少なく、気温もあまり上がってこない予想じゃ。平年を5℃以上下回る予想じゃ。」
図4 東京の時系列予想
生徒 「日中は気温がほぼ横ばいですね。」
アウル教授 「朝から気温が上がらないので日中も暖かい服装で。それからこのあとじゃが明日朝にかけては高気圧は東へ抜けるが、東日本全域が弱い気圧の谷となってくる。この影響で夜は曇り、沿岸部では雨が予想されているところもある。夜遅くになる方は傘が必要になるかもしれないということは一応頭に入れておこう。」
生徒 「西日本方面はどうでしょう。」
アウル教授 「西日本太平洋側に関しては比較的日差しも出て気温も平年並み、夜も気圧の谷にはほとんど入らないのでこちらはこの時期らしい天気となりそうじゃのう。」
生徒 「図3を見ていると山陰沖には低気圧が発生する予想ですね。」
アウル教授 「山陰沖には昨日から気圧の谷があって、図1でもオレンジの線で書き入れたが、この部分で朝には低気圧が発生する予想じゃ。この低気圧の影響で夜にかけて山陰など西日本日本海側は雲が広がったり弱い雨の可能性が予想されておる。その後この低気圧はやや発達しながら明日朝には秋田沖まで進む予想じゃが、低気圧発達に伴い日本海側を中心に強風や高波にも注意が必要じゃ。」
図5 今日の天気分布予報
生徒 「日中は北日本と山陰では曇りや雨、夜は東日本方面で雲が多く、静岡県周辺など一部雨も予想されています。」
図6 深夜0時の衛星画像
アウル教授 「今日は衛星画像を楽しんで見てみよう。まずオレンジで囲った部分(朝鮮半島の南)には、渦を巻いたような雲が縦に5個ぐらい、それも左右交互に並んでいるのが見える。これはカルマン渦と呼ばれる、冬場には比較的現れやすい雲じゃ。すでにこの部分にも冬が迫っているということを表しているとも言える。そして朝鮮半島の東、日本海西部にある緑で囲った雲は気圧の谷による雲で、これがまとまって朝までに低気圧が発生する予想じゃ。日本海中部(能登半島沖)などは比較的雲の少ない領域があってここは高気圧の張り出し部分、そして、その北側には冬に見られる筋状の雲があるのがわかる。太平洋側にある白めの雲の帯(水色で囲った部分)は上空ジェット気流による雲じゃ。地震雲ではない。この上空ジェット気流の位置を昨日の記事のと比較して見ると南へ下がったことがわかる。つまり北の寒気が強まっているということでもある。このように衛星画像からでも様々なことがわかるのじゃ。」
図7 今日の天気予報
アウル教授 「東日本と北日本は今日は気温が低い。西日本は平年並みという予想じゃ。東日本、北日本にお住いの方は特に風邪をひかないように、夜は暖かいものでも、そして暖かい風呂に入って、暖かくしてお休みください。」