昨日、気象庁が、今年夏より本格的に運用を開始する予定のひまわり8号の画像を公開しました。気象庁のホームページで閲覧できます。
この運用開始により、今まで白黒だった衛星画像がカラーとなります。これにより、今までは上空の薄い雲と区別のつきにくかった黄砂などが色付きで判別できるようになるそうです。また、画像の取得間隔が今までの30分から2分半に短縮されることでよりリアルタイムに気象画像を見ることができるようになります。気象現象はゲリラ雷雨のように30分以内で発生から収束までしてしまうような現象もあるので、この時間短縮は未だ予測が困難とされる集中豪雨に対する一歩前進ですね。雨雲の様子はレーダーナウキャストで見ることができるのですが、これも5分間隔。これよりも短い間隔で現象の進行を見ることができます。
ただ、このような機械技術が向上することは非常に良いことですが、実際に天気予報として発表するのは人間の存在が欠かせません。気象衛星画像はあくまでも実測であり、予想ではありません。その意味では、現象をいかに早く発見して、いかに被害を防ぐかという後出しじゃんけんっぽいものです。これらの実測をうまく活用し、また、スーパーコンピューターの数値予報などを取り込みながら総合的に予報を行うのは気象予報士の役割です。機械的な技術だけでなく、人の技術も向上させていかなければなりません。科学技術の発展に負けず、気象予報士の技量も向上させていきたいものです。