生徒 「今日から9月ですね。9月というと多くの方は秋をイメージされる季節だと思いますが、ここ最近は日中の気温もそれらしくなってきましたね。」

アウル教授 「特に東日本を中心に北よりの風だったり、全国的には秋雨前線の影響で曇りや雨だったりで、日中も30℃に届くかどうかというレベルにまで気温は下がってきておる。朝は都市部でも20℃を下回る日も出てきており、今までのように冷房をつけたまま寝たり、窓を開けたまま寝たりすると、場合によっては風邪をひく可能性が高くなってきているので注意が必要じゃのう。わしも昨夜は冷房なしで久しぶりに寝れたくらいじゃ。」

図1 午前6時の地上天気図

図2 午前9時の雨雲レーダー
生徒 「九州の北に低気圧があって、そこから前線が伸びていますね。」

アウル教授 「天気図と雨雲レーダーの時刻は3時間ほど異なるが、比較するのにそれほどの影響はないじゃろう。前線に沿う形で雨雲が分布しておる。ところどころ発達した雨雲もあり、東海や九州にかかっておる。」

生徒 「雨雲自体は西へ動いているのですか?」

アウル教授 「全体的には西へ動いておるが、前線が九州に停滞する影響で九州では新たな雨雲が次々と発生する状況が続きそうじゃ。九州で発生しては西へを繰り返すような感じで、明日にかけて西日本を中心に多いところで100mmを超す大雨となる予想じゃ。一方で、今日に関して言えば、東海にある強い雨雲が関東南部へ進んでおる。後数時間もすれば関東にこの雨雲がかかり、一時的に激しい雨を降らせる予想じゃから、関東南部で特に昼前後を中心にお出かけされる方は激しい雨に注意が必要じゃ。」


アウル教授 「北日本に関しては前線の影響を受けず、高気圧に覆われて晴れる予想じゃ。小笠原や沖縄も高気圧に覆われて晴れる予想じゃが、沖縄は比較的前線に近く、一時的に雨雲がかかってざっと降る恐れもおるので、折りたたみの傘があれば安心じゃろう。気温は西日本で平年より低く、東日本や北日本は平年並の気温となりそうじゃ。今日も真夏日となる地点は少なそうじゃ。」


(画像は全て気象庁HPより)