生徒 「10月最終日。と同時に今日はハロウィンですね。教授も仮装するんですか?」

アウル教授 「わしはせんよ。じゃが、カボチャくらいなら食べる。一年のうちでカボチャを食べるのは、このハロウィンと冬至の日とあと数回程度じゃからのう。」

生徒 「今日は各地で仮装した人に出会いそうですが、気になる天気はどうでしょうか?」

アウル教授 「全国的に気温が低い1日となりそうじゃ。露出の多い仮装は肌冷えに注意が必要じゃ。といっても、みんなの熱気で寒さなんて感じないかもしれんのう。しかし、パーティなどが終わって帰宅時などは寒さを感じるかもしれん。」

図1 午前6時の地上天気図

生徒 「北日本は西高東低の冬型が続いていますね。」

アウル教授 「そうじゃな。等圧線も比較的混んでおるので、強風に注意が必要じゃ。今日は上空を気圧の谷と寒気が通過する予想じゃ。このために地上では大気の状態が不安定となって、日本海側では、発達した雨雲ができて、雷を伴う恐れもある。雨雲レーダーなどで適宜自分の近くに危険な雨雲がないか警戒しながら過ごしてほしい。」

生徒 「一方で西日本方面は西から高気圧に覆われてきていますね。」

アウル教授 「しかし、この高気圧は張り出しがやや弱い。このために高気圧の南縁に当たる太平洋側では比較的雲の多い天気となっておる。全国的な冬型なら、太平洋側はカラッと晴れることが多いのじゃが、あくまで冬型は北日本だけという状況で、西日本や東日本は太平洋側でもすっきりした青空が広がっていないという状況じゃ。今日は青空が覗いたり、曇ったりという天気で、雨には至らない予想じゃが、日差しタップリとは言えなさそうじゃ。その分、気温もあまり上がってこずに、東京では昨日より2℃ほど低い気温となりそうじゃ。」

生徒  「沖縄方面は前線がありますね。」

アウル教授 「昨日はテーパリングクラウドによる強い雨に注意を呼びかけたが、この雲域は現在は見られなくなっておる。ただ、前線に沿って、小さいながらも発達した雨雲が点在している状況で、いつ陸地にかかってもおかしくない状況じゃ。急な雨に注意が必要となる。また、前線の北側に位置する沖縄じゃが、天気図を見ても比較的等圧線が混み合っている。こちらでも強風や、海上においては高波に注意が必要となる。」

図2 午前8時発表の天気予報

アウル教授 「西日本から東日本にかけて、日中は20℃を下回る地域も多くありそうで、ひんやりしそうじゃ。風邪をひかないようにしてほしい。」

(画像は全て気象庁HPより)