生徒 「11月も末となり、一気に冬感が増してきましたね。」

アウル教授 「昨日おとといと寒い1日となった。今日は西日本太平洋側ではやはり気温が低くなりそうじゃが、東日本太平洋側ではこの時期らしい寒さとやや昨日に比べれば暖かくなる予想じゃ。もっとも、暖かいとまでは感じなさそうじゃが。」

図1 午前6時の地上天気図

生徒 「日本海に低気圧があって昨日から急速に発達していますね。西日本の日本海側でも積雪するほどの寒さとなっているようですね。」

アウル教授 「大陸との高気圧の間で等圧線が混み合っていることがわかる。強い風が吹いて寒気が南に下げられている。標高の高いところでは雪となるような寒気が本州を九州まですっぽりと覆っている状況じゃ。日本海に低気圧がある冬型を"里雪型"の冬型と言って、冬型の中でも注意が必要となる。本来よく見かける等圧線がしっかり南北に走った冬型だと、主に山間部を中心に雨雲や雪雲ができる。風が山にほぼ垂直に吹くために、雲が内陸へと押しやられるためじゃ。一方で里雪型の場合は風がが山に対して傾いた角度で吹いてくるために、雲が内陸だけでなく平野にも広がってしまう。雪に慣れていないのは山間部より平野部じゃから、平野部で雪が降るときのほうが注意が必要になってくるのじゃ。」

生徒 「なるほど。昨日も突然の積雪などで各地でスリップ事故などが起きて、亡くなられた方まで出ていますね。今日も路面状況には十分な注意が必要になってきますね。」

アウル教授 「特に今年はつい最近まで暖かかったために冬支度を怠ってしまって、例えば冬用タイヤに換えないまま昨日を迎えてしまった方もいたのじゃろう。この機会にしっかりと冬支度を済ませておこう。」

生徒 「今日はどんな天気となりそうですか?」

アウル教授 「今日は西高東低の冬型の気圧配置が西日本から東日本、北日本へと移っていく。日本海の低気圧はこの後北海道を通ってオホーツク海方面へ抜けていく予想じゃ。西日本方面の冬型はやや緩む形で、時雨れる範囲も時間を追うごとに狭くなってくる予想じゃ。逆に北日本ではこれからさらに風が強まってきそうじゃ。暴風雪に厳重な警戒が必要じゃ。視界が悪いときの外出は極めて危険となる。また、この低気圧、上空に寒気を持った寒冷渦であるために、日本海側で大気が非常に不安定となっておる。日本海側は時雨て雨や雪となっておるが、同時に雷を伴った激しい雨や雪となっておるところもあるようじゃ。落雷や突風にも注意が必要になってくる。」

生徒 「全国的に今日も風が強くなりそうですね。」

アウル教授 「そうじゃのう。西日本は冬型がやや緩むと言っても今日も等圧線が混み合った状況が続く。風の向きに注意が必要じゃ。西日本方面は今日も北風冷たく、晴れる太平洋側でも気温はそこまで上がってこない予想じゃ。一方で東日本方面はどちらかというと風は西寄りとなって、西日本に比べれば風の冷たさはやや緩む。さらに太平洋側では昨日と違って日差しが出てくるために昨日よりかは気温が上がり、平年並みの気温に落ち着く予想となっておる。」

図2 午前8時発表の天気予報

アウル教授 「青森や秋田に暴風雨のマークがつくなど北日本では風が非常に強くなるため、雨や雪以外にも暴風に注意が必要になる。沿岸部では高潮や高波に注意が必要じゃ。ちょうど今は大潮の時期じゃから、満潮時を中心に越水に注意が必要じゃ。」