生徒 「♫もう6回寝るとお正月〜🎶」

アウル教授 「この時期になると、毎年のようにクリスマス寒波だの、年越し寒波だのと聞くが、今年はクリスマスと元日の間となる今日明日が寒気のピークとなりそうじゃ。」

図1 午前6時の地上天気図

生徒 「日本海に小さな低気圧がありますが、そのおかげもあってか等圧線の混み具合は弱いですね。」

アウル教授 「今は一時的に冬型が緩んでおる。寒気の南下も止まっておるようじゃから、雪の範囲の拡大傾向も緩やかじゃ。ただ、この日本海の低気圧、今はいいことをしてくれておるが、この後は強い冬型を作る要因となってしまいそうじゃ。」

図2 今後の予想天気図。今夜(上)、明日朝(中)、明日夜(下)

生徒 「今夜の時点では日本海側に低気圧からのびる前線がかかっていますね。」

アウル教授 「すでに今夜の時点でも西高東低の冬型が強まっているのがわかるじゃろう。等圧線が混み合っておるので風が強く吹くことが予想できる。ただ、西日本や東日本の日本海側は、寒冷前線の南側ということで比較的暖かい空気に覆われておる。よってこの時間はまだ雪の範囲は狭い予想じゃ。」

生徒 「明日朝になると前線は東日本も通過し終えて、東の海上に抜けていますね。」

アウル教授 「今度は寒冷前線より北側となって本格的に寒気が流れ込む。今夜から明日朝にかけて冬型が一気に強まって寒気が南下する予想じゃ。雪の範囲も拡大するじゃろう。」

生徒 「寒気が南下すると言っていますが、何を持って寒気が南下すると言っているのですか?」

アウル教授 「普段は見慣れない天気図じゃろうが、850hPaの気温分布の乗った天気図(FXFE)で上空の気温を確認しておる。過去の統計から850hPaで0℃以下となると山地で降れば雪、−6℃以下なら平野でも降れば雪の目安とされておる。
例えば今回の冬型を、能登半島北部上空で見てみると、26日(今日)朝は−6℃、今夜は−5℃、明日朝は−11℃、明日夜も−11℃が予想されておる。850hPaまで上空に行くと、日中の日差しなどによる変動は小さくなるので、寒気が流れ込んでいるかどうかがよくわかるのじゃ。もちろん気温が低ければ低いほど強い寒気が流れ込んでいむことを表しておって、能登半島では今日よりも明日に強い寒気が入ることがわかる。」

図3 午前8時発表の天気予報

アウル教授 「ということで今日のところは北陸地方では雪は山間部に限られそうじゃが、今夜から明日にかけては次第に寒気が流れ込んでくるために雪となる地域も増えてくるという予想じゃ。また、寒冷前線が通過する今夜から明日朝にかけては、雨の地域も雪の地域も、降り方が強まったり、雷を伴う恐れもあるので注意が必要じゃ。雪の地域では大雪となる恐れもある。太平洋側は概ね晴れる予想じゃが、じわりじわりと北から寒気が迫ってきているため、昨日より今日、今日より明日と気温は下がってきそうじゃ。」

(画像は全て気象庁HPより)