■お天気メモ■
・北海道は冬型解消。日中はようやく晴れ。夜以降はオホーツク海側でやや強風。
・南岸低気圧の影響で東日本は広く雪。関東も雪が降りやすく積雪の恐れも。 一度止んでも再び降ることも。
・西日本は雨が止んだ後も再び雨が降りやすく天気回復は遅れる。今日いっぱいは傘が必須。 

生徒 「そういえば今年は台風がまだ発生していませんね。」

アウル教授 「昨年は毎月台風が発生するという史上初めての年となった。これにより、2014年6月から19ヶ月連続で台風が発生しておったが、今月は台風の発生予想がなく、このまま記録打ち切りとなりそうじゃ。1月に台風が発生しないのは2012年以来4年ぶりのことじゃ。」

生徒 「1月って台風のシーズンでは全くありませんが、それでも4年ぶりということは結構発生しているのですね。」

アウル教授 「日本付近の海上は冷たいのでやってくるようなことはないが、南の暖かい海上で一時的に台風となるようなことは冬でも結構ある。この台風連続発生記録が途絶えそうというのは、なんとなく悲しいものでもあるのう。」

生徒 「台風は被害をもたらすことも多いですが、こういう記録となるとなんか期待したくなるのは気象好きだけでしょうかね。」

アウル教授 「さて、台風のような熱帯低気圧はないが、日本の南には南岸低気圧が控えておる。順番が逆になるがまずはこれから見ていこう。」

図1 29日18時の天気図

アウル教授 「21時の天気図は賛否両論ありそうな天気図なので、今日は18時の天気図を見ることにする。21時の天気図とそれほど気圧配置は変わらない。」

生徒 「南岸低気圧は和歌山県あたりまで進んできました。西日本各地は雨となって一時的に強く降る時間帯もあった昨日ですが、東日本は低気圧の通る位置によっては雨ではなく雪の恐れがありますね。」

アウル教授 「南岸低気圧の時は、特に東日本で大雪の恐れがあるので注意が必要とされておる。ただ、雨が降るのか雪が降るのかというのは気温1℃単位で変わってきてしまうので予想が非常に難しい。このため、他の天気予報(晴れや雨)と比べてもなんとなく曖昧に、雪の恐れとしか言えないのじゃ。ちなみに今回は昨日の予想に比べて雪の予想エリアが拡大しているのでその意味では雪の方向での備えがより必要といえるかもしれない。」

図2 未明の天気分布予想

アウル教授 「関東に注目すれば、東京都や神奈川県も全域で雪予想が出ておる。みぞれまたは雪の恐れがあり、気温次第では積雪の恐れもある。関東の広い範囲に大雪注意報が発表されておって、朝までに5cmの降雪が予想されておる。全てが積もるというわけでもないが、やはり一部で積雪の恐れがあるので明日朝は路面状況に注意が必要じゃ。」

生徒 「東日本はまだこれから低気圧が近づいていきますよね。朝以降も雪が続きますか?」

アウル教授 「朝には関東の東まで進んでいるのでまず一旦は低気圧による雨雲雪雲は昼前には止んでくる予想じゃ。低気圧が通過する朝方を中心に強風や高波に注意が必要じゃ。低気圧通過後は低気圧西側の寒気が流れ込むために気温は低い状態が続く。(今日の東京は最高5℃予想)。そして、実はこの後、前線の折れ曲りができて(天気図でオレンジの丸部分:前線が折れ曲がったところ)これが関東沿岸を進んで行く予想じゃ。前線の折れ曲りとは小さな低気圧みたいなものでこの周辺では特に雨足が強めることがある。これにより関東南部を中心に雨や雪が再び昼過ぎから降ってくる予想じゃ。結局、昼前一時的に止むものの朝晩は降ってくるという予想で朝止んでいてみ傘が必要になってくる。また、この前線の折れ曲りがちょうど通過していく伊豆諸島では今夜までに 150mmの大雨が予想されておる。落雷や突風にも注意が必要じゃ。」

生徒 「未明の天気分布予想ですが、明日朝にも低気圧から離れた九州や中国などでも雨が予想されていますね。」

アウル教授 「これは朝鮮半島付近にできた気圧の谷(天気図の青い2重線)による雨じゃ。この気圧の谷、今後発達して明日朝には日本海に低気圧ができる予想じゃ。このために西日本方面は南岸低気圧が去った後も次の気圧の谷によって曇りや雨となるというわけじゃ。」

図3 今後の予想天気図


生徒 「今日夜にかけて気圧の谷は九州付近に居座る予想ですね。」

アウル教授 「このために西日本方面は一日中曇りや雨の天気となって日差しには恵まれなさそうじゃ。降ったり止んだりの天気が予想されておる。ただ、大雨の予想は出ておらん。西日本でも今日は傘を持って出かけると良いじゃろう。」

生徒 「最後に北海道の冬型についてお願いします。」

アウル教授 「長らく続いた北海道の冬型はようやく一つの区切りがつく。今日日中は等圧線の間隔も広がって冬型が緩み、雪雲もなくなってくる予想じゃ。夜になるとオホーツク海に低気圧が発生するため、オホーツク海側の一部で風が強まったり波が高くなったりするが、比較的限定的という予想じゃ。」

図4 0時時点の赤外衛星画像

アウル教授 「今回の前線と低気圧はかなり北側に広く雲を連れておる。このため日本付近は長い間雲に覆われ続けることになる。これが、今日は日差しの出る地域が少ない理由じゃ。」

図5 今日の天気予報

アウル教授 「低気圧に近い関東ほど低気圧西側の寒気の影響で気温が低い。関東は5℃前後とかなり寒くなりそうじゃ。西日本は概ね10℃近くと平年並みの気温になりそうじゃ。晴れマークは北海道と小笠原諸島くらいじゃ。」