■お天気メモ■
・西日本〜東日本は移動性高気圧の中で晴れ予想。気温も昨日より高い予想。
・北日本は雨や雪予想も、東北は南寄りの風で気温やや高め。平野部は雨予想。
・ 高気圧が抜け始める先島諸島は雨が降りやすく、強く降ることも。

生徒 「昨日は種子島宇宙センターから日本のロケットが発射されたというニュースがありました。」

アウル教授 「ロケットも然り、ミサイルも然り、いつでも飛ばせるというわけではなく、天気に左右されるものじゃ。当然晴れて、風が弱い日が良い。昨日の種子島周辺は移動性高気圧がやってきていたので天気コンディションがバッチリじゃったのじゃろう。今日はその高気圧が東へ進んでくる予想じゃ。」

図1 17日夜の予想天気図

生徒 「高気圧が近づいてきたためか、北陸など日本海側の雨雲、雪雲は縮小してきましたね。」

アウル教授 「高気圧の中心は太平洋側を通って行く予想で日本は南〜西の風となる。といっても高気圧に覆われている間は等圧線は広く風も弱い状態が続くため、高気圧に覆われたからといって気温がぐっと上がるわけではない。しかし、日差しには恵まれるので日向では暖かく感じるじゃろう。風も弱いため体感も下がらない。」

生徒 「この時期は日照時間より風の方が気温に影響を及ぼすんでしたね。」

図2 今後の予想天気図

生徒 「今夜にかけて西日本〜東日本は高気圧に覆われる予想ですが、早くも夜には高気圧は抜けつつあるように見えますね。」

アウル教授 「移動性高気圧のためそれほど長い時間は覆ってくれない。今日は晴れ予想じゃが、それほど長続きしない晴れじゃ。その意味で貴重な晴れといえそうじゃ。そして、高気圧が抜け始めると今度は低気圧が近づいてきたり、湿った空気が入りやすくなる。」

生徒 「この湿った空気こそが南風で気温をあげるんでしたね。」

アウル教授 「その通り。ただ、前回の春一番が各地で吹いたときほど強い風にはならない予想なので、気温は前回ほどは上がらない。ただ、高気圧が抜け始める明日は各地15℃を超える暖かさになる予想じゃ。」

生徒 「南風は暖かくなるだけでなく、雨も降るんですよね。」

アウル教授 「南風に乗って湿った空気が入るので当然雲ができやすい。明後日朝には沖縄方面で低気圧ができて東へ進んでくる予想になっており、これによりまた全国的な雨となりそうじゃ。すでに高気圧から抜け始めている先島諸島にはすでに低気圧の卵があるのか雨雲が広がり始めておる。今日は先島諸島では雨が降りやすく、強く降る時間帯があるかもしれない。落雷や突風にも注意が必要じゃ。」

生徒 「北日本はどうですか?まだ等圧線は混んでいますが、今後はこちらも高気圧に覆われて晴れてきそうですか?」

アウル教授 「前回の移動性高気圧に比べて北への広がりも少ないため、高気圧圏内は西日本と東日本に限られる。北日本は高気圧の外側ということになる。ただ、高気圧の北側となり、風は次第に西〜南寄りの風となる。明け方までは北海道を中心に暴風雪に注意が必要じゃが、日中は雪風ともに弱まってくる。南風が吹いてくるため寒気は一旦北上、気温はやや高めで、東北日本海側でも平野では雨予想。雪は内陸部に限られるほどになりそうじゃ。」

生徒 「今は気温が上がっていっていますが、また寒の戻りがありそうですね。」

アウル教授 「やはりまた、高気圧が過ぎて低気圧がやってきて雨が降り、その低気圧が抜けた後は冬型となるため気温が下がる予想じゃ。気温変化が大きいので体調管理をしっかりしよう。」

図3 今日の天気予報

アウル教授 「青森や秋田は沿岸部の雪は朝までの予想で、それ以降は雨となる予想じゃ。内陸部に関しては雪が降り続きそうじゃ。昼の気温は昨日より高めじゃが、朝は逆に晴れて放射冷却が効くため、0℃前後まで下がるという予想じゃ。」