■お天気メモ■
・北日本〜北陸は未明に気圧の谷が通過。朝までは雪の降り方、落雷、突風に特に注意。
・冬型の気圧配置で日本海側は雨雪境界が南下。山陰も雪予想。
・冬型のため日本海側では落雷、突風、強風、高波、風雪に注意。
・日本の南の低気圧は伊豆諸島南部へ。伊豆諸島南部では落雷、突風、激しい雨に注意。 
・関東南部は夜以降雨や雪の予想。

生徒 「季節というものは面白いもので、雨水(うすい)を過ぎて以降の方が気温が低いような気がします。」

アウル教授 「季節としては進んで入るはずなのじゃが、季節の境を気にすればするほどなぜか人間の思うようには進んでくれない、それが自然の厄介なところでもあり面白いところでもある。」

生徒 「何悟った言い方をされているんですか。」

アウル教授 「ほっほっほ。」

図1 23日夜の天気図

アウル教授 「まず、北陸以北の日本海側じゃが、この時間、雨や雪雲がかかっておる。これは、昨日の記事でも書いた気圧の谷によるものじゃ。天気図では東北を通過する気圧の谷はかなり見づらいものとなっておるが、アメダスの観測データでは青森で23時を境に風が南寄りから北寄りに変わったことからそのあたりにあるものと思われる。この気圧の谷による大気不安定のために北日本日本海側は落雷、突風、降り方の強まりに注意が必要ではあるが、気圧の谷自体はすでに通過してきているのでこの影響は明け方頃までとなりそうじゃ。ただ、後でまた述べるように日本は冬型になるため新たな雪雲が日本海側には一時的に発生する。」

生徒 「一旦は東北も天気は回復ということですか?」

アウル教授 「天気分布予報によると朝には東北や北陸の雨雪はかなり縮小する予想じゃ。午前中は一旦は小康状態となるところも多い。しかし、西から強まる冬型の影響で昼過ぎには一時的に雪エリアが拡大する予想じゃ。ただ、今回はすぐに解消する予想で夕方にはまた雪エリアが縮小するという予想じゃ。簡単に言えば降ったり止んだりじゃな。」

図2 秋田の時系列予想


アウル教授 「秋田の時系列予想を見てみると今の説明がよくわかると思う。まず気圧の谷が通過する未明を境に風は南風から北風へ変わる。この気圧の谷による雪は明け方までで6〜12時の午前中は小康状態。しかし昼過ぎはまた一時的に雪が降り、夕方には止んでいるという予想じゃ。このように雪が降りやすい1日のためやはり気温は低いまま推移しそうじゃ。」

生徒 「風も強い予想なので風雪や強風、高波にも注意が必要ですね。」

アウル教授 「今日は北陸以北で等圧線が混んで風がやや強くなりそうじゃ。」

生徒 「西日本の日本海側も雪が降りやすいですか?」

アウル教授 「西日本は気圧の谷は通過しないが、西から冬型が一時的に強まるという予想で、この影響で日本海側では雪が降りやすい。北風により寒気が入るため、雪の南限は山陰あたりまで下がる。北陸も気圧の谷の影響で朝まで雨や雪が降りやすい予想じゃが、次第に風が北寄りになり気温が下がるため雨のエリアは雪へと変わる予想じゃ。ただ、先ほどの北日本同様今回の冬型はそれほど長続きせず雪もそれほど降らない予想になっておる。」

図3 富山の時系列予想


図4 松江の時系列予想


アウル教授 「時系列予想を見ていくと山陰の雪は午前中までの予想じゃ。富山も気圧の谷による雪とその後の冬型による雪がはっきり分かれておる。また、次第に寒気が南下するため雨は雪へと変わっていく。」

生徒 「太平洋側にはやや離れた位置に南岸低気圧がありますね。」

図5 今後の予想天気図

アウル教授 「今回は日本の南離れた場所を通るので本州への影響はほとんどないが伊豆諸島南部では低気圧が朝までに近づくので朝までは雨が降りやすく、落雷や突風、激しい雨となる恐れがある。それ以降は止んでくる予想じゃ。」

生徒 「ふー。南岸低気圧というと関東の雪を思い浮かべるので今回は一安心ですね。」

アウル教授 「まあ、大雪は回避できたわけじゃが今回は少し気になることがある。まずは今夜の関東地方の天気分布予想を見てみよう。」

図6 今夜の関東の天気分布予想

生徒 「関東南部に雨や雪の予想が出ていますね。」

アウル教授 「他地域はこのような予想は出ておらず関東だけに予想されておる。この理由じゃが、地上天気図からは読み取れず、局地的な気圧の谷もしくは前線ができるためと考えられる。というのは今夜は静岡県で西風予想なのに対し、千葉県は北風が予想されており、ちょうど関東南部でこの風がぶつかり合うためじゃろう。また、日本は冬型のために降れば雪というような寒気が太平洋側まで流れ込む予想じゃ。このために多摩地方で雪が予想されている。関東南部は今夜遅くは傘が必要になるかもしれない。」

図7 今日の天気予報

アウル教授 「気温は今日も太平洋側も低め予想じゃ。なかなか春を感じれない日が続くのう。」