■お天気メモ■
・北海道の北は低気圧発生の場。雪が降りやすく降り方が強まることも。落雷、突風にも注意。
・関東沖には気圧の谷。関東南部を中心に朝までは雨や雪の予想。朝は路面凍結の恐れも。
・ 関門海峡〜豊後水道にも気圧の谷。東へ進むとともに雪雲も東へ移動。日本海側は西から雪予想。強風、高波、風雪注意。
・受験生は真冬の洋装で。特に手を温めていってらっしゃい! 

生徒 「今日から国公立大学入試前期試験が始まりますね。私が受験した数年前を思い出します。」

アウル教授 「今日は入試らしいといえば入試らしい、冬の寒さとなりそうじゃ。関東は朝まで雪のエリアもあり、受験生は時間にゆとりを持って家を出ることが大切じゃ。」

図1 24日夜の天気図

図2 0時の雨雲レーダー

アウル教授 「昨日の記事では、天気図ではわからないような局地的な前線のために関東南部で雨や雪が降る予想ということを話したが、一日経って実際の天気図を見てみると関東沖には比較的大きな気圧の谷を確認することができる。この気圧の谷による雨雲、雪雲が雨雲レーダーで青く囲ったように関東に広がっておる。降れば雪となるような寒気は太平洋側まで流れ込んでいるため関東もメインは雪と思って良い。今はまだ雨のところも気温次第ではみぞれ、雪になってくる可能性がある。事実、この時間も西から雪のエリアが拡大してきているようじゃ。積雪などに関する情報は出ておらんが、場合によっては地面にうっすら積雪したり、朝の低温により路面凍結の恐れがあるので、特に受験生は歩く際に細心の注意を払うように。」

生徒 「積もるか積もらないかわからないときのほうがむしろ怖いですね。積もっていたら絶対に歩くときは注意するんですが、積もっていないとつい不注意になって、例えば側溝の金属部やマンホール部分が凍っていると危険ですからね。」

アウル教授 「積雪は免れたとしても路面凍結の可能性は十分あるのでそれを忘れずに。」

生徒 「もう一つ、西日本方面にも気圧の谷があって九州や中国地方に雪雲がかかっていますね。」

アウル教授 「こちらでも雪メインで降っているようじゃ。実はこの気圧の谷は日本海にあると考えられる小さな低気圧につながっておる。天気図には書かれていないが、朝鮮半島の東の日本海は等圧線が妙に開いた部分があり、この部分に弱い低気圧が発生していると考えられる。この低気圧はこの後東へ進むが、これに伴いこの西日本の気圧の谷も東へ進んで行く予想じゃ。このため日本海側は西から雪雲が移動してくるということになる。気圧の谷付近では 強風や高波、風雪に注意じゃ。この雪雲の移動を確認しながら天気分布予報を見ていこう。」

図3 朝〜夜のはじめ頃までの天気分布予報

生徒 「緑で囲った部分が西日本の気圧の谷に伴う雨雲ですね。こう見ると山陰から北陸、東北南部へと移っていく様子がよくわかりますね。」

アウル教授 「関東地方の雪も朝には止んでいる予想ということもわかる。また、北日本方面は雪が一日中降りやすいということもわかる。」

生徒 「北日本で雪が続くのはどういう理由ですか?」

アウル教授 「こちらは今回、かなり説明しづらいものとなっておる。まずは今後の予想天気図を見てみよう。」

図4 今後の予想天気図

アウル教授 「天気図上で赤いバツを日本海に書き入れた。これは数値予想天気図や短期予報解説資料を参考にして日本海で発生していると考えられる小さな低気圧の中心を書いたものじゃ。この予想天気図だけは低気圧の発生としては描かず、気圧の谷という表現にとどめている。しかし今回は低気圧として書いた方がわかりやすいじゃろう。」

生徒 「日本海側の雪エリアが東へ進んで行くのもこの低気圧が東へ進むためでしたね。この低気圧は夜には東北に近づいていくということですね。」

アウル教授 「実はそれ以前から東北では冬型による雪が降る。すでに雨雲レーダーでもそれは観測されている。この冬型による雪雲は、(天気図を見れば冬型が緩んでいくのがわかるように、)弱まってくる。しかし、西から気圧の谷による雪雲が合わさるという形で東北は今夜にかけても雪が続くのじゃ。また、北海道の北にも、これまた天気図では描かれていない低気圧が発生する予想じゃ。こちらも気圧の谷でしか表現されていないが、気圧の谷でも天気は悪くなるということを考えれば、北海道で雪が降りやすいということは容易にわかるじゃろう。低気圧周辺では 落雷や突風、雪の降り方に注意が必要じゃ。」

図5 今日の天気予報

アウル教授 「関東の雪は未明まで、西日本日本海側の雪は気圧の谷が通過するまで、北陸や東北、北海道の雪は夜まで降り続くという予想じゃ。太平洋側各地は日中は晴れる予想じゃ。気温は低く、真冬の寒さと言えるじゃろう。受験生は温かい格好をして、特に雪の降るエリアでは関東も含め、足元に注意して大学へ向かうように。」