■お天気メモ■
・北日本は朝晩、雨や雪。落雷、突風、強風、高波、風雪注意。
・ 南西諸島は午前中まで気圧の谷の影響で雨が降りやすい。一時的に強く降る可能性も。
・低気圧や前線が近づく山陰は夜以降雨。その他の地域も明日は天気下り坂。
・風が弱く、晴れる地域を中心に気温上がる。 

生徒 「2日間、講義が中止となりましたので3日ぶりですね。ここに来て、目の痒みや鼻水、くしゃみなど花粉症の症状がではじめたように思います。」

アウル教授 「スギ花粉の飛散が今月はじめあたりから始まり、次第に飛散量が増えているようじゃ。晴れる日ではやや多い〜多いレベルの飛散が西日本や東日本太平洋側で予想される時期となった。花粉症の方は辛い時期が始まってしまったのう、ハックション(>_<)」

生徒 「今日も日中は晴れる所が多い予想ということで症状が出てきそうですね。」

アウル教授 「症状を抑えるにはやはり、花粉を体内に取り込まないことしかない。空気清浄機などで花粉を屋内に取り入れない、マスクなどで外出時の対策などが必要になってくる。翌日雨予想が出ると安心する時期でもあるのう。」

図1 27日夜の天気図

図2 21日夜の雨雲レーダー

生徒 「昨日は日本海を低気圧と前線が通過していくということで太平洋側でも夕方雨の降った所がありました。」

アウル教授 「ところが天気図を見るとまだ寒冷前線は本州を通過していない。というよりようやく通過し始めたばかりじゃ。このように寒冷前線が通過するより前に雨が降って寒冷前線が通過するときにはあまり雨が降らない前線をカタフロントと呼んだりする。」

生徒 「温暖前線や低気圧中心付近は雨雲がしっかり分布していますが、寒冷前線側はすっきりしていますね。なんとなく太平洋沿岸(東海沖)に前線に沿った形で弱い雨雲が分布しているような気がしますが。」

アウル教授 「この東海沖の雨雲が寒冷前線部分に相当する雨雲となる。寒冷前線側は本州を東に通過するに従ってこの雨雲も東へ進むが、予想できるように太平洋側など本州にかかることはない。ただ、伊豆諸島南部では明け方から朝にかけてこの雨雲が通過する影響で雨が予想されておる。一応寒冷前線による雨雲であるため降り方には気をつけよう。」

生徒 「東北には温暖前線や低気圧による雨雲がかかっていますね。」

アウル教授 「こちらは前線や低気圧に沿う形で分布しているので一般的な低気圧や前線と同じじゃ。低気圧はこのあと東北を通過して太平洋側へ進むが発達はほとんどない予想じゃ。このため急速に風が強まるということはない。ただ、低気圧周辺に当たる地域では強風や高波に注意が必要じゃ。前線による雨雲の下では落雷や突風、風雪に注意が必要じゃ。」

生徒 「この低気圧や前線による雨や雪はいつごろまで降りそうですか?」

アウル教授 「朝には広い範囲で止んでくる予想じゃから、今注意書きしたような雨や風はひとまず朝まで注意ということになる。日中は天気が回復してくる予想じゃ。」

生徒 「今日は低気圧も通過したことですし、全国的にも晴れてきそうですね。」

アウル教授 「そうじゃのう。今回は低気圧が発達しながら通過していくというわけでもないため、通過後に強い冬型となったり風が強まったりということもない予想じゃ。風も弱く、低気圧西側の乾燥した空気に覆われるため今日日中は本州の広い範囲で晴れてくる予想じゃ。ただ、このあと説明するように夜以降は天気が下り坂へと向かうので今日の晴れは貴重なものと言えそうじゃ。」

生徒 「そういえば南西諸島方面にもまとまった雨雲がありました。これも前線や低気圧によるものですか?」

アウル教授 「半分正解で半分間違いかのう。確かに南西諸島は日本海の低気圧から続く気圧の谷の中にあるが、南西諸島にある雨雲は低気圧によるものとは異なり、また別の小さな低気圧という位置付けをしたほうが良いじゃろう。と言うのも明日朝にはこの雨雲由来の低気圧が太平洋側に発生するためじゃ。とりあえず今日のところは午前中を中心に南西諸島にかかるので午前中までは雨が降りやすいがその後は東へ移動し、雨は海上中心となる。」

図3 今後の予想天気図

生徒 「低気圧が通過したあとは何かに覆われるというわけではないんですね。」

アウル教授 「今回は明瞭な移動性高気圧に覆われるというわけではないが、小さな高気圧くらいは日本海に存在すると考えて良いじゃろう。このために日中は北海道〜九州まで晴れる予想じゃ。しかし夜になると日本海には低気圧が進んでくる。」

生徒 「ということは西から天気は下り坂ですね。」

アウル教授 「今回のこの山陰沖の低気圧、天気の勉強をする上では教科書的な低気圧となりそうじゃ。興味のある人はこの低気圧の今後を高層天気図とともに見てみるととてもわかりやすく、面白いじゃろう。」

生徒 「上空の気圧の谷が近づくと低気圧は発達し、追いつかれると低気圧は発達が止まるという低気圧の一生ですね。」

アウル教授 「まず今日のところは上空の気圧の谷がまだ近づいて来ず、低気圧は発生したものの発達は緩やかという予想じゃ。本格的な発達は明日以降となる。」

生徒 「低気圧周辺では雨が降りますよね。と言うことは夜は日本海側と北海道で雨でしょうか?」

アウル教授 「ここで少しコメントを加えておきたい。明日夜の天気図であるが、これは一昨日の夜に予想されたやや古い予想じゃ。この予想天気図では北海道の南の太平洋側に低気圧が一つあるが、最新の数値予想や明日の天気予報から判断するに、この低気圧はもっと西、日本海にあると考えたい。おそらく明日の夜の天気図は、北海道の西の日本海に低気圧があるか、この部分が気圧の谷となっているじゃろう。もし予想天気図の位置に低気圧があれば、北海道の雨はすでにピークを超えているはずじゃ。低気圧はもう抜けてきているということになるのじゃから。しかし天気予報では、東北や北海道の雨や雪は今夜から再び日本海で降り出すということで夜の段階ではまだ雨は降り始め、これから低気圧が近づいてくると考えるほうが妥当だからじゃ。」

生徒 「西日本方面はどうですか?」

アウル教授 「山陰沖に予想されている低気圧からは明日朝までに前線ができるという予想じゃ。ただ、今夜にはもう前線のなりかけができてきておるじゃろう。これによる雨が山陰の一部で今夜以降予想されておる。前線は明日、本州を西から通過していくため、次第に雨雲は太平洋側にも広がり、東へ進んでいく、そんな明日の予想じゃ。」

図4 今日の天気予報

アウル教授 「今日は風は弱めで天気は晴れ。このため気温はやや上がってきそうじゃ。平年より5℃近く高くなりそうじゃ。今日は貴重な晴れであるので有効に利用したいが、花粉もまた飛びそうじゃのう。」