■お天気メモ■
・本州の南岸を低気圧が通過。西から雨雲が移動中。
・雨雲の北限はおよそ北緯36°あたりとなる予想。関東も夜遅くは雨の予想。低気圧周辺は落雷、突風、強風、高波注意。
・雨が降ること、北寄りの風であることから気温は昨日より下がり平年並み。 

生徒 「昨日は各地でお花見日和となりましたね。東京や名古屋を始め、桜の満開発表も続々と届きました。」

アウル教授 「私も昨日花見に行ってきた。木によって多少の差はあるものの、だいぶ見頃になってきた。まだ桜吹雪という感じはないが、十分楽しめた。」

図1 昨日撮影の桜

アウル教授 「木全体を写すのも良いが、一つの部分に着目してみるのも面白い。いまにも咲きそうな蕾、目一杯咲き開いた花、雄蕊雌蕊、ソメイヨシノのほの赤い色、などなどより深く楽しめるからのう。」

生徒 「昨日までは天気が良かったのですが、今日は天気一転、西日本を中心に雨雲がかかってきているようですね。」

アウル教授 「今日から新年度スタートということで気持ち新たに頑張ろうと意気込んでおられる方も多いと思うが、今日は天気としては微妙で、傘が必要な地域もある。」

図2 3時の地上天気図

アウル教授 「その雨をもたらしておるのは本州の南岸を通る低気圧じゃ。3時の時点では九州の東にあって、この後南岸低気圧として東へと進んでいく予想じゃ。」

生徒 「具体的にどの範囲で雨が降りそうですか?」

アウル教授 「低気圧は東へ進むとともに若干南へ下がる予想じゃ。つまり陸地からは離れる。このため、西日本は日本海側でも雨となっているようじゃが、東日本の雨は太平洋側のみという予想じゃ。およそ北緯36度あたりが雨雲の北限となりそうじゃ。低気圧が今後発達していくという見込みはないが、低気圧周辺の雨雲の下では落雷や突風に注意が必要じゃ。」

生徒 「北緯36度とは、またまたわかりやすそうでわかりにくい表現ですね。」

アウル教授 「ふむ。そうじゃのう、具体的に地域で示すとすると、近畿以西では日本海側まで雨雲がかかりそうじゃ。北陸は福井県あたりまで、関東は、埼玉県と茨城県にはかかるかどうかという感じじゃ。」

生徒 「埼玉県まで雨雲がかかるとすると当然東京でも雨が降ってきそうですね。」

アウル教授 「そうじゃのう。東京に関しても夜遅くになると傘が必要になるかもしれん。」

生徒 「具体的に他地域も含めてどの時間帯に雨が降るのでしょうか?」

アウル教授 「中国、四国はこれから昼過ぎにかけて雨が降りやすいが夕方には広い範囲では止んでくる予想じゃ。近畿や東海は夜にかけても雨が降りやすく南へ行くほど雨が止むのは遅くなる。関東は南部で夜以降雨が降ってくる予想じゃ。」

図2 今夜の予想天気図

アウル教授 「ちなみに今夜の時点で南岸低気圧は紀伊半島沖にある。北海道の北から張り出す高気圧との間で低気圧の東側を中心に等圧線がやや狭くなっていることがわかる。東日本を中心に次第に風が強くなってくる予想で、強風や高波に注意が必要じゃ。」

図3 今日の天気予報

アウル教授 「今日は低気圧が南を通過するということで本州の風は北〜東よりの風となる。これに加え日中は曇りや雨となり太平洋側ほど日差しが少ない。これにより昨日に比べて数度気温は低くなって、15℃前後というところが多い。ただ、これは平年並みの気温に戻ったというレベルでそこまで寒いわけではないが雨に濡れるなどすると肌寒く感じると思うので、雨が予想されている地域は傘を持って出かける必要がある。今日は新年度スタートで金曜日であるため、歓迎会などで夜遅くになる方も多かろう。特に関東南部は傘が必要になる可能性が高くなってくる。折り畳み傘を鞄に忍ばせておくと良いじゃろう。」


生徒 「本日はエイプリルフールですが、この記事は嘘ついていません(^ ^)」