■お天気メモ■
・気圧配置の変化が遅く、今日も北海道〜九州は高気圧に覆われる。引き続き熱中症警戒レベルの暑さに。
・前線の位置もほとんど変わらず、沖縄や奄美は梅雨空続く。
・沖縄上空には寒気も入っており、大気の状態は非常に不安定。非常に激しい雨や落雷、大雨に注意。 

生徒 「昨日一昨日は絶好のお出かけ日和になりましたね。もう初夏を通り越して真夏のような暑さとなったところもありましたが…」

アウル教授 「そんな中、昨日外を歩いているとこんなものを見つけたぞ。」

図1 昨日の1枚

生徒 「紫陽花ですね。」

アウル教授 「まだ花が咲いていない株も多かったものの、ちらほら咲き始めているようじゃ。梅雨へのカウントダウンをしておるようじゃのう。」

生徒 「紫陽花って紫の漢字を使っているけど色々な色が咲きますね。赤や白など虹のようですね。」

アウル教授 「そうじゃのう。紫陽花は年によっても色が変化することもあり、とても色彩豊かな花じゃそうじゃ。特に、赤や紫や青というのはそこの土の酸性度を反映しているとか。酸性ほど青く、アルカリ性ほど赤いようじゃ。」

生徒 「ということは写真の紫陽花は青っぽいので、酸性ってことですかね。」

アウル教授 「そうじゃのう。もしかしたら、これは雨の酸性化を反映しているのかもしれんのう。昔はほとんど中性の雨じゃったから紫ぽかったが、雨が酸性化していくと、青いものが増えていくのかもしれんのう。」

生徒 「紫陽花から地球温暖化は想像したくないですね。」

図2 22日夜の天気図

アウル教授 「さて、あまり代わり映えのしない天気図。本州が高気圧、沖縄に前線というここ数日おなじみの状況が続いておる。」

生徒 「全体的に動きがゆっくりですね。これは日本の東に寒冷渦があって、行先をブロックされているからでしたね。」

アウル教授 「その通りじゃ。今日もまだ北海道〜九州にかけては高気圧に覆われてよく晴れる予想じゃ。ここ数日急に気温が高くなってきた。熱中症に十分注意したい。」

生徒 「真夏日が増えてきましたね。水分をしっかり取っていきたいですね。」

アウル教授 「一方で南西諸島方面はやはり梅雨空が続く。前線の位置もやや上下はするものにほとんど同じような場所にとどまり、文字通り停滞する予想じゃ。」

図3 今後の予想天気図

生徒 「昨日の時点では南西諸島方面にも寒冷渦がありましたね。」

アウル教授 「こちらの寒冷渦、水蒸気が画像でも目立ちにくくはなっておるが、存在しているようじゃ。上空寒気もある。従って沖縄や奄美ははただでさえ大気の状態が不安定なのじゃ。そこにかかる梅雨前線。前線の活動は活発となっておる。深夜0時の時点では先島諸島方面で主に海上ではあるが多数落雷しているようじゃ。今日もこのような発達した雨雲が発生しやすく、激しい雨や落雷、竜巻などの突風に注意が必要じゃ。また、前線があまり動かないことから、雨雲の分布にもあまり変化がなく、従って同じような場所で雨が降り続く可能性がある。今日夕方までに南西諸島で100mmの大雨が予想されておる。」

生徒 「ようやく明日朝のなると高気圧が東へ抜けてくるような感じですね。」

アウル教授 「変わって朝鮮半島の北に進んでくる低気圧が今週の天気崩れをもたらしていくという流れじゃ。」

図4 今日の天気予報

アウル教授 「昨日よりも暑くなるところもあって、東京、名古屋、大阪は軒並み30℃超えの真夏日予想となっておる。北海道は昨日一昨日に比べればやや下がるがそれでも平年は20℃を下回っていることを考えればかなり高い気温じゃ。今日は熱中症に注意したい暑さとなりそうじゃ。」