■お天気メモ■
・日本の南を前線と低気圧が東へ進んできている。雨の範囲は東日本へ。
・西日本は高気圧に覆われて天気は回復へ。気温も上がり初夏が戻る。
・関東は日中、風向きが北に。また雨や曇りが続き、気温は20℃近くまでしか上がらない予想。4月並みの気温に逆戻り。 
・北日本の雨は午後から局地的だが、明日からは北日本で雷雨警戒。

生徒 「昨日は東京は比較的晴れて気温が上がり暑くなりました。とうとう初冷房をつけてしまいました。」

アウル教授 「おやおや。とうとう冷房シーズンインですかい。ただ、今日は肌寒く感じるような天気になりそうじゃ。冷房をかけたままだと風邪をひいてしまうぞ。」

図1 昨夜23時の赤外衛星画像

アウル教授 「今日も衛星画像から入っていこう。緑のラインは昨日同様上空のジェット気流で、前線による雲の北限の目安と言える。」

生徒 「それにしても東北や北海道にもかなり雲がかかっているように見えますね。」

アウル教授 「この雲は前線とはまた別の雲と思われる。それは天気図を見ると見えてきそうじゃ。」

図2 昨夜の天気図

アウル教授 「まず、日本の南には梅雨前線が横たわっていて、この雲が衛星画像のジェット気流のあたりまで広がっておる。一方で、北海道と日本の東にはそれぞれ高気圧があって、その間の三陸沖から東北にかけては弱い気圧の谷になっておるのじゃ(青い二重線)。ただ、前線によって南からの湿った空気はかなり少なくなっているので、ほとんど雲だけで雨は降っておらん。一方で、前線に伴う雲は雨雲を多く含んでおる。」

生徒 「今日は雨の中心が東日本へ移ってくるのでしょうか?」

アウル教授 「今後の天気図と、ジェット気流の様子を見てみよう。」

図3 今後の予想天気図とジェット気流の推定位置

生徒 「朝の時点ですが、低気圧は東海沖まで進んできて、ジェット気流も近畿あたりで南に下がっていますね。」

アウル教授 「低気圧の西側にあたる西日本では、風向きが北になり、湿った空気は入らなくなる。また、西には高気圧も控えており、天気は回復していきそうじゃ。九州や中国、四国の雨は朝まで、その後午前中から日差しが戻ってきそうじゃ。一方で近畿の雨は昼前までで、その後も雲がやや多い予想じゃ。これはジェット気流が南に膨らんだ部分というのは上空に寒気がある部分でもあり、大気の状態がやや不安定な状況が続く上、朝まで降った雨によって空気が湿っているために雲ができやすいのじゃ。ただ、北からの乾燥した空気が入ってくるため新たな雨雲発生は予想されておらん。西日本は朝の通勤通学時間帯は雨が残る可能性があるが、帰りには止んでいるので今日は傘の忘れに注意したい。」

生徒 「東日本はこれから雨雲が近づいてきますね。」

アウル教授 「それによく見ると夜にはジェット気流の南への膨らみが低気圧を追い越していることがわかる。つまり日中はほぼ並行するということじゃ。これが何を意味するか。ジェット気流は前線による雲の北限であると同時に、南へ膨らむと上空に寒気があることも意味する。ジェット気流は暖かい空気と冷たい空気の上空の境目(上空の前線)でもあるからじゃ。近畿のように、低気圧が離れてから上空の寒気がやってきても、もう地面は乾いた空気がはいっているのでこれ以上大気が不安定になって行くことはない。しかし、東日本のように、低気圧とほぼ同時に上空寒気がやってくると、まだ湿った空気がたっぷりあるので、できた雨雲が発達しやすいのじゃ。今日は雨の降り方に注意したい。低気圧が南を通過する夜まで関東では雨が降りやすい状況が続く。」

生徒 「今日は関東で気温が昨日に比べてグッと下がる予想ですね。」

アウル教授 「低気圧が風向きが南から東、北へと変わってくる。低気圧が過ぎた後は北風で天気回復というパターンが多いが、ここでの風の変化は低気圧が近づく直線の話をしておるので、北寄りに変わってきたからといって天気が回復するわけではない。ただ、北寄りの風に乗って気温の低い空気は入ってくる。今日の関東は朝には北東の風に変わってくる予想じゃ。雨も続く。北東の風によりややや冷たい空気も入ってくる。このために日中もほとんど気温が上がってこない予想じゃ。今日は昨日と比べて7、8℃下がり、肌寒く感じそうじゃ。長袖でちょうどいいくらいかもしれんのう。」

図4 今日の天気予報


アウル教授 「九州や中国四国は晴れてくるので30℃近くまで上がる予想じゃ。近畿は雨は止むものの雲が多いので他の西日本に比べればやや低めじゃ。それでも25℃を超えて暑く感じるかもしれん。東京は19℃とここ最近からは大きく下がるので注意したい。」