■お天気メモ■
・今日も本州から九州まで高気圧に覆われて晴れて暑くなる予想。熱中症に警戒。
・沖縄付近を昼前後に弱い低気圧が通過する予想。このタイミングで雨が降りやすい。
・小笠原諸島近海を熱帯低気圧が北上。台風になる可能性は低いものの、今後関東に近づいてくる予想。今後の動向に注意。
・日本の南では明日にかけて台風4号発生の可能性あり。こちらも今後の動向注意。 

生徒 「太平洋高気圧は控えめですが、気温は立派な夏の気温ですね。」

アウル教授 「そうじゃのう。かなり暑い日が続いておる。今日は土用の丑の日。元気の出るものを食べて、これからの暑さ乗り切れるよう体力をつけたいものじゃ。」

生徒 「南の方ではやや活発な様子も見られる今日この頃です。」

図1 29日夜の天気図

アウル教授 「一見、本州は高気圧に覆われて安定したように見えるが、南の方では等圧線がぐっと曲がった部分がいくつか見られる。さらに天気図の一番下には熱低マークが見られる。まずはこれらから片付けよう。」

生徒 「熱低といえば台風の卵ですが、ここ最近かなり見かけますね。」

アウル教授 「そうじゃのう。今年は台風にならず熱低のままというのが多い気がするが、フィリピン付近に現れた熱低は台風4号へと発達する予想が気象庁より発表されておる。進路次第では来週の天気に影響してくる時期なので、今後どのような進路予想が発表されるのか動向に注目したい。」

生徒 「沖縄付近と小笠原諸島付近。こちらには熱低マークはありませんが大きく等圧線が曲がって低圧部となっていますね。」

アウル教授 「風だけを見れば立派な低気圧と言える。まず沖縄付近の低圧部であるが、これは南西へと動いているようじゃ。今日昼前後に沖縄近海を通過する予想でこのタイミングで沖縄では雨が降る予想となっておる。ここ数日、沖縄付近は湿った空気の通り道となっておるので、すでに雨自体は降りやすい状態であるが、この弱い低気圧接近時は少し雨の降り方には気をつけたい。」

生徒 「そもそも熱帯低気圧と低圧部ってどう違うのですか?」

アウル教授 「簡単に言うと雲がまとまっているかどうかじゃ。熱帯低気圧は台風の卵であるから、台風と似たような雲の塊となる。同心円とは限らないが雲が低気圧中心付近のまとまっているため、中心位置というものが決めやすいようじゃ。一方で低圧部は雲がまだまとまっていない状態じゃ。付近に雲はあるが、まとまらず、中心がどこかというのがはっきりしないので漠然と低圧部としているようじゃのう。」

図2 深夜0時の衛星画像

アウル教授 「衛星画像を見てその辺を見てみよう。まず、赤い丸で囲った部分は雲で覆い尽くされておる。熱帯低気圧がある部分じゃ。一方で青い丸や緑の丸は低圧部がある部分じゃ。雲自体はあるが赤い丸に比べて雲で覆い尽くされてはいない。」

生徒 「小笠原諸島近海の低圧部は昨日まで熱低と書かれていましたよね。」

アウル教授 「そうじゃのう。昨日朝までは雲にまとまりがあったのじゃが、少し崩れたことで低圧部という表現に変わってしまった。しかし今後また雲が集まって熱低になる予想である。熱低表示がなくなったことで安心された方もいるかもしれんが、実はまだ安心はできないという状態じゃ。まだ雲はしっかり残っておるからのう。そして今後の予想天気図ではこの低圧部あるいは熱低が厄介なものとなっておる。」

図3 今後の予想天気図

生徒 「小笠原諸島近海の熱低が北上してくるんですね。」

アウル教授 「熱低と言っておるが、台風のなりそこない、弱い台風とも言える。それが関東方面へ近づいてくるわけであるから当然、この影響を次第に受けることになる。今後どこに進んでくるのかということは台風の時と同じように意識して気にするようにしてほしい。熱低だからどうせ降っても弱い雨とは決して思わないようにしたい。」

生徒 「熱低と台風の違いといえばその影響範囲と風の強さくらいで、雨に関しては降るところでは降りますからね。過去にも熱低で大雨になったことはありますから、油断はできませんね。」

図4 上空500hPa予想図

アウル教授 「例のごとく上空の天気図も見ておこう。本州から沖縄上空は帯状の高気圧も覆われておる。小笠原諸島付近は上空の低気圧となっておって、そこに熱帯低気圧(あるいは低圧部)もあるという状況じゃ。熱帯低気圧上空は暖かいが、この上空低気圧自体は寒気を持っておる。このような状況では熱帯低気圧が台風になる確率は低いが、それでも安心はできないというのは先ほど述べた通りじゃ。」

生徒 「南の海上ばかり見てきましたが陸地も見ていきましょう。」

アウル教授 「まず、本州から九州上空は高気圧じゃった。そして地上天気図でも日本の東から高気圧に覆われておる。ということで地上も上空も高気圧なわけで今日も晴れるということになる。ただ、高気圧に覆われてはいるが、高気圧の中心が近いわけではない。どちらかというと高気圧の端っこが被っているというような形で、大気が絶対安定な状態とは言えない。したがって気温の上がる午後以降は今日も夕立の可能性が内陸部ほどある。昨日は新潟県の内陸部などで夕方に60mm/h近い非常に激しい雨が観測された。午後以降は急な雨に注意するようにしたい。」

生徒 「北海道は前線がまだ近いですか?」

アウル教授 「そうじゃのう。雨雲自体はこの時間少なくなってはおるが、雨雲が多い時間、少ない時間というのが定期的にやってきているような状態で、まだ今日いっぱい雨が降りやすいと考えたほうがいいかもしれんのう。今日は昨日に比べて南部では傘マークが取れた天気マークとなっておるが、天気分布予報ではやはり広い範囲で雨が予想されておる時間帯もあり、傘は持って出かけたい天気じゃ。昨日もそうであったが、雨の降り方としてはそれほど強くはない。昨日も強くて10数mm/h程度の雨じゃ。しかし、すでに降り続いたところでは土壌雨量が多くなっておるので雨が止んだ後も数日は土砂災害の可能性はあるということは頭のどこかに置いておいてほしいところじゃ。」

図5 今日の天気予報

アウル教授 「そうそう。今日は土曜日ということでまた多くのところで花火大会が行われるじゃろう。今日は東京で一番大きい(のかのう?)隅田川の花火大会も予定されておる。この天気予報じゃと今日も無事開催されるところが多そうじゃのう。今日夕方は内陸部では発雷確率50%程度の夕立の可能性があるが、夕立というものはある程度降れば止んでくるものじゃからのう。」