■お天気メモ■
・台風17号は今日午前中に先島諸島に最接近予想。暴風や大雨、高波、高潮に警戒。先島諸島は暴風域に入る可能性も。
・大型の台風で強風域が広いため、影響が長引く可能性も。台風が抜けるまで風への警戒を。
・秋雨前線は東北南部まで北上し、西日本から東日本は夏の空気。気温が上がり各地真夏日予想。熱中症に注意。
・台風由来の湿った空気や、太平洋高気圧を回る湿った空気が西日本を中心に入るため、午後は西日本を中心に雷を伴った激しい雨の恐れ。東日本も所により急な雨に注意。
・秋雨前線のかかる東北南部や北陸は雨がち。 

生徒 「昨日も雲が多いながら青空も広がりましたが、何より気温が上がりましたね。東京は久しぶりに真夏日となりました。そんな中、外を歩いているとどこからか金木犀の香りがしてきました。歩いていたので一瞬でしたが、こういう香りがすると秋だなと感じますね。」

アウル教授 「四季とともに自然の変化を感じることはとても大切なことじゃのう。異常気象と言われることが多い昨今、季節感というのが忘れがちになるが、意外と植物などはあまりその影響を受けていないのか、ふとした時に季節感を思い出させてくれる。」

図1 台風17号の進路予想

生徒 「こういう秋ののどかな話をした直後に台風を見るというのはなかなか気分転換できませんが、今日は台風から見ていきましょう。大型で強い台風17号ですね。」

アウル教授 「昨日から勢力が強まると予想されていたものの結局勢力は強まっていない。予想ではまだ勢力がこれから強くなる予想であるが、当初は925hPaくらいまで発達するという予想があったが、そこまでの発達は流石に予想されなくなった。しかし、大型で強い勢力は依然保ったまま先島諸島の南を進んでいく予想じゃ。24時間詳細予想が発表されるようになり、最新の予報では今日午前中に先島諸島に最接近ということになりそうじゃ。進路によっては暴風域に入る可能性があるという暴風警戒域に先島諸島の一部が入っておる。」

生徒 「次第に雨風ともに強まってきそうですね。」

アウル教授 「すでに先島諸島では風は強まっておる。また、今回は大型ということで沖縄本島地方も強風域に入っており、こちらでも強風に注意する必要がある。影響が広い範囲に出ておる。また、強風域から抜けるまでかなりの時間がかかることになりそうじゃ。風が強い時間が長い時間予想されるので、風への警戒は台風の最接近が過ぎた後も当分続ける必要がある。」

図2 深夜0時のアメダス風向風速

生徒 「先島諸島では軒並み風速15m/s以上で早くも20m/sを超えてきているところもありますね。沖縄本島地方でも10m/sを超えています。予想では沖縄地方で最大風速30m/s、最大瞬間風速45m/sに達するということです。」

図3 風と波の予想(朝9時)

アウル教授 「これから風は強くなってくるので暴風や強風には警戒していく必要があるが、それとともに海上では波が高くなってくるので沿岸部や海上では高波にも警戒していく必要がある。風に関しては台風の強風域、暴風域に対応する風速予想であるが波に関してはうねりとなって台風から遠く離れた西日本太平洋側まで到達するのでその影響範囲はかなり広い。波の高さは高いところで沖縄地方(先島諸島を含む)で11m、奄美地方で6mと予想されておるが、そのほか九州から四国沿岸などでも2.5〜4mと普段より高い波が予想されておるので台風から離れているからといって海上では油断はできない。」

図4 石垣島の天文潮位

生徒 「台風接近時は高潮についても警戒が必要ですね。」

アウル教授 「そうじゃのう。沿岸部にお住いの方は必ず天文潮位を見ているが満潮になるのかはチェックしておきたい。ただ、今回は幸いなことに台風が最接近すると予想されている午前中、逆に干潮の時間帯にあたる。そのため今回は高潮にそこまで敏感になる必要というのはなさそうじゃ。高波は警戒が必要じゃがのう。それを反映してか現時点では高潮警報が発表されているところは深夜0時時点ではなく、高潮注意報という注意報レベルじゃ。」

図5 深夜0時の先島諸島の雨雲レーダー

生徒 「風だけでなく雨に関しても今後は台風本体の雨雲がかかってくることになるかもしれませんね。」

アウル教授 「すでに台風本体の外側の雲が先島諸島にかかり始めておる。雨雲分布では台風の目とそれを取り巻く円状の雨雲分布がはっきりわかる。今後さらに台風本体の雨雲がかかってくると、雨の降り方が強まって大雨となる恐れがある。また、雷や、竜巻きなどの突風が発生することにも注意しなければならない。雨と風が合わさるとかなりの横殴りの雨になり、傘はさしても無駄、外出は危険となってくる。朝の通勤時間帯などは特に気をつけなければならない。今日は沖縄地方で200mmの大雨が予想されておる。」

図6 26日夜の天気図

生徒 「今度は本州の方の天気を見ていきましょう。日本海側には秋雨前線がかかっていますね。」

アウル教授 「この秋雨前線はこれから北上し、東北南部あたりまで移動していく予想じゃ。今日は西日本と東日本は前線が離れて夏の空気に覆われることになる。前線の南側は太平洋高気圧なのであくまで夏の暑い空気じゃ。」

生徒 「また気温が上がってきそうですね。」

アウル教授 「昨日より気温が上がってくるところも多いじゃろう。もう9月も末であるが、今日は熱中症にも気をつけなければならない。いつもより汗もかきやすくなるからのう。」

図7 朝の予想天気図

生徒 「東北や北陸は前線がかかるということで雨が降りやすそうですね。そのほかの地域は晴れるところが多いのでしょうか。」

アウル教授 「基本的には午前中は晴れるところが多い予想じゃ。ただ、昨日もそうであったように湿った空気が入りやすくもなっておる。今日は台風17号由来の湿った空気も特に西日本を中心に入ってくる予想なので西日本ほど急な雨に午後からは気をつけなければならない。」

図8 925hPaの湿った空気予想

生徒 「西日本方面はしっかりと湿った空気が入ってくる予想ですね。」

アウル教授 「東日本方面も少しは入ってくる。ただ、西日本と比べれば量も少なく、入ってくる場所も局地的ということで雨の降り方もこれに対応したものとなる。西日本は広く雨が降る可能性があるが、湿った空気にさらされる太平洋側ほど雨の量は多くなる予想じゃ。それでは天気分布予報を見て午後の雨の範囲の広がり具合などを見ていこう。なお、どこで雨が降るのかということは予想が難しいものじゃ。それよりもどれくらいの範囲で降る可能性があるのかというのを広い視点で見ることが大切じゃ。」

図9 明け方の天気分布予報と雨量予想

アウル教授 「朝は前線のかかる東北南部から北陸で雨が降りやすい。また、早くも湿った空気が入る太平洋側で雨が降り出すところもあるよそうじゃが、朝は沿岸部が中心じゃ。おっと、高知県はまた雨量が多くなっておるのう。」

図10 昼前の天気分布予報と雨量予想

アウル教授 「明け方の天気分布予報をみて曇が多いなと思ったかもしれんが、昼前にかけては晴れてくるところも多くなってくる予想じゃ。前線のかかる地域と朝から雨が予想されている九州南部や四国の太平洋側は引き続き雨が予想されているがそのほかの地域は概ね晴れ予想じゃ。この時間帯、先島諸島などは台風の最接近を迎えるので暴風雨に厳重警戒じゃ。」

図11 夕方に天気分布予報と雨量予想

アウル教授 「午後からは内陸部でも雨が降り出すところが増えてくる。特に九州は広い範囲で雨が予想されておる。湿った空気と、日中気温が上がってくるためで、雷や竜巻きなどの突風にも注意が必要じゃ。そのほか西日本から東日本の内陸を中心に雨が予想されておる。秋雨前線のかかる地域は引き続き雨じゃ。関東、かなり微妙じゃのう。昨日も一時的にぱらついた時間帯はあったものの傘まで入らないレベルであった。今日も念のため傘を忍ばせておくという考え方で良さそうじゃ。必要になるかならないかは運次第じゃな。」

図12 夜遅くの天気分布予報と雨量予想

アウル教授 「夜遅くになると東日本内陸の雨は弱まる予想じゃ。そこまで湿った空気は入らないということを反映しておる。一方で夜になっても九州や四国といった西日本方面は雨が予想されていて、四国は雨量も多い予想じゃ。大雨レベルにもなってくるかもしれん。ちなみに、今日夜までに四国では100mmの雨が予想されておる。」

図13 今日の天気予報

アウル教授 「東日本は湿った空気は少ないので夕方に内陸を中心に雨、西日本は湿った空気が多いので九州や四国で午後から夜まで雨、四国は大雨に注意ということじゃった。湿った空気が入るため今日も各地で真夏日予想じゃ。先島諸島は暴風雨に警戒じゃ。」