■お天気メモ■
・秋雨前線が西から盛り上がって来ている。盛り上がり部分では雨雲がまとまりやすい。
・日本海と太平洋に中心を持つ高気圧の間で東日本は気圧の谷に位置している。雨雲が気圧の谷部分でまとまっていて、西から東へと進んでいる。
・ 午前中を中心に西日本から東日本で強い雨が降りやすいが、昼前後になると西日本の強い雨は弱まってくる予想。一旦止んでも夕方は西日本で夕立の恐れ。東日本は夕方まで雨が降りやすい。夜は雨のエリアは狭くなる。秋雨前線の南へのふくらみがやってくるため。
・前線の北側で秋の空気に覆われている関東は昨日以上に気温が上がって来ず、雨も降るため肌寒く感じそう。前線の南側に位置する西日本は気温が上がり蒸し暑く感じそう。
・台風18号は沖縄方面へ進む予報円は小さくなり進路が少しずつ定まって来たが、進路を北寄りに変えて以降の予想はまだ不確実性が大きい。今後の情報に注意。進路次第では来週前半に大荒れとなる恐れも。 

生徒 「今日から10月ですね。今年も残り3ヶ月。悔いのない一年にしたいですね。」

アウル教授 「気づけばもうあと3ヶ月しかないのか。ここまでの9ヶ月を振り返ってみることもこれからの励みになるかもしれんのう。」

生徒 「昨日は東京は涼しく乾燥した空気に覆われ、秋らしい陽気で9月を締めくくりましたね。10月はどんなスタートになりそうですか?」

アウル教授 「今日は広い範囲でまた傘の出番となりそうじゃ。関東は昨日よりも気温が下がり、ひんやりと感じるかもしれんのう。逆に西日本方面は気温が上がって蒸し蒸し感じそうじゃ。前線によって季節感が2つに大きく分けられる。」

図1 30日夜の天気図

生徒 「秋雨前線が昨日から西日本方面で北に盛り上がって来ましたね。」

アウル教授 「秋雨前線のかかっている九州方面では昨日も雨となった。また、北陸方面にも雨雲がまとまって来ておる。」

図2 昨夜11時30分の雨雲レーダー

生徒 「北陸方面に雨雲が発生しているのはどうしてですか?前線が盛り上がっているという感じでもないですよね。」

アウル教授 「そうじゃのう。東日本方面は前線からもまだ遠く、これは前線付近で発生した雨雲ではないのじゃ。天気図を見ると、太平洋側に高気圧が一つ、朝鮮半島付近に高気圧が1つあって、日本海側を中心に高気圧と高気圧の間、つまり弱い気圧の谷となっておるのじゃ。雨雲レーダーを見ても前線付近にも雨雲はあるが、例えば山陰沖など前線から離れたところにも雨雲が発生していて、この気圧の谷による雨と考えられる。」

図3 今後の予想天気図

生徒 「朝の時点では気圧の谷が東日本、前線の盛り上がりも東日本に進んでくる予想ですね。」

アウル教授 「そうじゃのう。今日午前中はこの2つの雨雲が発生しやすいポイントのために東日本方面で雨が強く降る可能性がある。大雨予想などは出ておらんが、短時間に強く降る雨には気をつけたい。」

生徒 「西日本方面も雨は降り続くのでしょうか?」

アウル教授 「前線のかかる日本海側を中心に午前中は雨がまだ強く降る可能性がある。ただ、前線の盛り上がりも気圧の谷も東へと移動していくので午後からは雨の降り方は弱まる予想で、夜には止んでくるところも多いという予想じゃ。」

生徒 「夜の予想天気図を見ても秋雨前線がかかっているようですがそれでも西日本方面は雨がやんでくるんですか?」

アウル教授 「今まで何度か、前線が盛り上がれば雨が降りやすいと説明して来たが、同じことで逆に前線が南に盛り下がれば雨雲は発生しにくくなる。夜の天気図を見るとなんとなく前線が西日本で南にカーブしておる。このために雨は一旦小康状態になってくるというわけじゃ。」

生徒 「東日本方面は雨はいつまで降るのでしょうか?」

アウル教授 「東日本方面も夜になると前線の盛り上がりが東へ抜けるので夜には雨は止んでくるという予想じゃ。夕方までは局地的に雨が強く降る恐れがある。」

生徒 「今日は気温が西日本と東日本で大きく違う予想ですね。」

アウル教授 「秋雨前線は夏の空気と秋の空気の境にできておるので、前線の南は夏の空気、北は秋の空気ということになる。西日本方面はすでに前線が盛り上がっているように前線の南側に入っているので夏の空気じゃ。雨が降ると湿度が上がってジメジメ蒸し暑い天気と今日もなりそうじゃ。一方で東日本方面、雨が降ると言っても気圧の谷による雨がメインで前線は朝の時点ではまだ南海上、夜になってようやく北上してくるので、今日日中は秋の空気ということになる。雨が降ると日差しもなくなるので昨日よりも気温は上がらず、人によっては肌寒く感じるかもしれんのう。服装に気をつけたい。」

生徒 「前線がタイミングの差こそあれこのように北上傾向にあるのは、太平洋高気圧が張り出しを強めて来ているからでしたね。」

アウル教授 「そうなのじゃ。まだまだ夏の空気も頑張っておる。南の海上では台風18号がゆっくり北上して来ておる。台風の発達とともに太平洋高気圧は勢力を増して前線をじわりじわりと押し上げているのじゃ。」

図4 台風18号の3日間進路予想

生徒 「暴風域を伴った台風18号は今後も発達しながら沖縄方面へと近づいていく予想ですね。」

アウル教授 「3日間予想では予報円の大きさもそれほど大きくはなく進路はあまりぶれない予想じゃから、進路にあたる地域の方は早めに台風対策を済ませておきたい。沖縄地方へは2日夜から3日にかけてかなり接近してくる予想じゃ。勢力も増してくる予想なので暴風雨への備えをしておきたい。」

図5 台風18号の5日間進路予想(気象庁)

図6 台風18号の進路予想(米軍)

生徒 「5日間予想はかなり気になる予想となっていますね。」

アウル教授 「沖縄付近から向きを変えて本州へ接近、上陸の恐れが出て来ておる。まだ予報円は広く、どこに近づくかはわからない。ここ数日でも進路が少しずつ変化をしておる。が、いずれにせよ台風は本州へ近づいてくるという予想には変わりはないし、気象庁も米軍もそのような予想を発表しておる。どこに近づいても大丈夫なように早めに備えるとともに、更新される最新の情報で進路予想をチェックするようにしたい。」

図7 明け方の天気分布予報と雨量予想

生徒 「明け方は気圧の谷や前線のふくらみのために北陸や関東甲信などで雨がまとまる予想ですね。所によっては強く降る可能性もあります。前線のかかる西日本日本海側では弱いながらも雨が予想されていますね。ただ、西日本は九州を中心にすでに大雨となっていますから少しの雨でも土砂崩れが発生する可能性があるので弱い雨だからといって油断は禁物ですね。」

図8 昼前の天気分布予報と雨量予想

アウル教授 「昼前後になると西日本方面は雨が少し小康状態となる予想じゃ。前線の盛り下がりがやってくるためじゃ。一方で関東を中心に東日本方面はまだ雨が降り、やや強く降る可能性もある。」

図9 夕方の天気分布予報と雨量予想

生徒 「夕方になると西日本方面でまた雨が予想されていますね。」

アウル教授 「この雨は前線の雨ではなく、おそらく日中気温が上がることで発生する夕立みたいなものじゃ。内陸部を中心に雨が予想されておるが平野部でも念のため注意したい。西日本方面は真夏並みに気温が上がってくる予想なのでこのような夕立が発生するのじゃ。東日本方面、この時間帯もまだ雨が降りやすい予想じゃ。」

図10 今夜遅くの天気分布予報と雨量予想

生徒 「夜になると西日本の夕立も東日本の雨もほとんどでやんでくる予想ですね。」

アウル教授 「前線の盛り上がりも気圧の谷も東へ抜けるため、また前線はかかっても盛り下がりとなるために広い範囲で雨は小康状態となるのじゃ。」

生徒 「前線の影響を受けない北日本や沖縄は今日は良く晴れそうですね。」

図11 今日の天気予報

アウル教授 「夏の空気に覆われる西日本、秋の空気に覆われる東日本で日中の気温が大きく違う。東京などは22℃前後と、平年を1、2℃下回る気温が予想されておる。北海道よりも東京の方が日中気温が低い予想じゃ。雨の東日本は体感的にはさらに低くなるかもしれん。一方で西日本は平年を大きく上回って真夏日予想のところもあるなど気温は西高東低じゃ。西日本は熱中症、東日本方面は服装にも注意していきたいのう。」