■お天気メモ■
・昨夜から上空の雲が取れて来て本州と四国の広い範囲では晴れて来た。朝にかけて放射冷却が起き、今季一番の寒さとなる可能性あり。今夜は暖かくして、また明日朝は寒さに注意。
・日中も現時点では広い範囲で晴れる予想で日中の気温は20℃を超えてくる予想。朝と日中の気温差に注意。
・上空の雲は九州南部では取れにくく、1日雲が広がりやすい。こちらでは朝も冷え込まず、日中との気温差も小さい。
・九州南部は雨が降り出すところも。高気圧が東に抜けてくるため。明日は西から天気は下り坂傾向に。全国的なお出かけ日和は明日より今日。 
・沖縄も湿った空気の影響で雲や雨が降りやすい天気に。 

生徒 「昨日は青空も広がりましたが雲も多かったですね。」

アウル教授 「昨日の記事でやや曖昧にした部分、今日の日差しは上空の気圧の谷次第と言ったがまさにその通りじゃっただろう。関東はちょうど曇りと晴れの境目あたりとなり、日差しも出たが雲も広がった。結局昨日の日照時間は4時間あまりとまずまずの天気じゃった。」

生徒 「ただ、上空の雲でどんよりしたものではありませんでしたし、秋の上空の雲は空に絵を書いたような美しい雲になることも多いですから、雲ひとつない天気よりは少しは雲があった方が楽しいのではないかと個人的には思いますね。」

アウル教授 「贅沢じゃのう。確かに、秋の空は美しい。外に出た際は是非空を見上げてみるといいかもしれんのう。歩きスマホなどよりよっぽどか目を休められるぞ。」

生徒 「♪上を向いて歩こう〜♪ガーン!」

アウル教授 「電柱にあたらないように…」

図1 深夜0時の赤外衛星画像

生徒 「上空には気圧の谷に伴う帯状の雲が広がっていましたが、少しずつ南へ下がって来ましたね。」

アウル教授 「深夜0時時点で関東上空もこの雲が抜けたようじゃのう。夜は良く晴れておる。外に出ていないからわからんが星空はどうなんじゃろうのう。以外と綺麗に見えているかもしれんのう。」

生徒 「ただ、気温も下がって来ましたね。外は寒そうです。」

アウル教授 「夜中にこのように雲ひとつ内容な晴れとなるのは、放射冷却をもろに受けてしまう。布団をかけずに寝ると身体が冷えるのと同じじゃのう。どんどん熱が漏れて言って気温は下がってくる。今日朝は今季一番の冷え込みとなるところがまた多くなって来そうじゃ。」

生徒 「いつまでも夏の感覚で寝ていると風邪をひいてしまいますね。」

アウル教授 「そうじゃのう。ここ最近急に朝晩が冷え込んで来たので風邪をひいている人も多いのではないかのう。暖かくして休んでほしい。」

図2 14日夜の天気図

生徒 「日本海に高気圧が進んで来ましたね。」

アウル教授 「日本海に高気圧がすすんでくるときは北高型と言って、関東や太平洋側は湿った空気が入って雲が広がりやすいことが多いが今回の高気圧、以外と大きな高気圧のようで、関東もこの高気圧の圏内となっておる。湿った空気はさらに関東沖合を通っているので陸地には湿った空気は入らず、こうして晴れているのじゃ。」

図3 深夜0時の雨雲レーダー

生徒 「本州よりも南海上に雨雲が帯状に分布していますね。」

アウル教授 「これが高気圧の縁を回る湿った空気によるものじゃ。本州からは離れた場所にあり、これより北側は高気圧圏内で良く晴れているのじゃ。」

生徒 「この帯状の雲、西へのバスト九州南部にあたりますね。」

アウル教授 「そうじゃのう。九州南部はこのように湿った空気の通り道となっておる。また図1の衛星画像を見ても九州南部は帯状の雲がまだかかっておる。このように九州南部は今日も雲がかかりやすく雨雲もかかりやすいということであまり天気は良くない予想じゃ。その分、朝も放射冷却はほとんど起きずに、気温もあまり低くない。」

生徒 「日中は高気圧に覆われた地域では晴れてくるのでしょうか。」

アウル教授 「そうじゃのう。高気圧に覆われる北海道から九州北部までは広く晴れる予想じゃ。大陸から進んで来た高気圧ということもあって乾いた空気を持って来てくれる。カラッとした秋晴れが期待できそうじゃのう。また、晴れて日差しが出てくる予想ということで朝は気温が低くなっても日中は20℃を超えてくる予想じゃ。日中はポカポカ感じるかもしれんのう。1日を通しての大きな気温差は注意が必要じゃがのう。九州南部は残念ながら雲の広がりやすい日中じゃが、その分気温は朝と日中でそこまで大きな差はない予想じゃ。」

図4 今後の予想天気図

生徒 「高気圧の塊は2つの高気圧が東西に並んでいるという感じですね。」

アウル教授 「東西に長いので今日は1日存分に晴れてくれる予想じゃ。ただ、西側にある高気圧、今夜になると早くも日本海中部まで進んでくる予想じゃ。それより西はもう次の高気圧は続いていない。すると明日は高気圧が東へ抜けていくということで、西から湿った空気が入りやすくなってくる予想じゃ。また帯状の雲が西から北上してくるということじゃ。明日は西から天気が少しずつ崩れていく予想となっておる。あるいは雲が多くなっていく予想じゃからお出かけをするなら明日よりも今日かのう。」

図5 明け方の天気分布予報と雨量予想

生徒 「朝から広い範囲では晴れる予想ですね。」

アウル教授 「これだけ晴れるとやはり広い範囲で放射冷却が起きて気温が下がってくる。内陸では氷点下の冷え込みとなる場所もあるかもしれんのう。九州南部は朝から雲が広がりやすい。」

図6 昼過ぎの天気分布予報と雨量予想

生徒 「昼過ぎ、最高気温を迎える時間帯も広く晴れている予想です。朝から順調に気温が上がってくれるといいですね。」

アウル教授 「一方で九州南部は曇りや、湿った空気が直に入る太平洋側を中心に雨が予想されておる。お出かけの際はこちらでは傘を持って言って起きたい天気じゃ。同じように沖縄も今日は曇りや雨が予想されておる。」

図7 今夜遅くの天気分布予報と雨量予想


生徒 「今夜遅くにかけても広い範囲で晴れる予想ですね。」

アウル教授 「晴れたまま夜を迎えるとまた夜はやや気温が下がってくるので、1日を通してのうまく服装調節できるといいのう。九州南部は湿った空気がさらに入ってくるということで曇りや雨の範囲が少し増えてくる予想じゃ。」

図8 札幌の時系列予想


生徒 「北の大地、札幌も晴れて朝は寒くなりそうですが日中は15℃を超えてくる予想です。北海道にとってこの時期の15℃は平年並みということです。」

図9 東京の時系列予想


生徒 「今日の東京の降水確率は1日を通して0%です。朝から晩まで良く晴れそうですね。」

図10 鹿児島の時系列予想


生徒 「一方で鹿児島は1日を通して曇り空予想です。気温変化も晴れの地域とは異なり朝から気温が高く、日中もあまり変化はありません。夜の降水確率は30%とやや高い予想です。」

図11 今日の天気予報

アウル教授 「なんだかニコニコしてしまうような天気マークじゃのう。晴れマーク1つというところもかなり目立つ。その分、1日を通して気温は10℃以上変化する予想で、長野や釧路は15℃も1日で変化する予想じゃ。これほど大きな変化は体調を崩しやすいのでご注意を。」