■お天気メモ■
・秋田沖に低気圧があって日本海側に寒冷前線が伸びる。日本海沿岸では所々で発達した雨雲があって、雷や局地的な雨の強まりに注意。この雨は午前9時ごろまでにはやむ予想。
・北海道は南部を中心に朝にかけて雨雲が通過する予想。午前6時頃までには止む予想。
・北海道の西には別の低気圧があって、北海道西部に雨雲がかかってきた。この低気圧による雨は午前中にかけて降る予想。
・低気圧や前線通過後は次第に寒気が入ってくるが、本州方面はあまり強くない寒気のため、日本海側で明日朝やや冷え込む程度。日中は日差しも出て気温は上がってくる予想。
・北海道は西部に近づく低気圧が通過後に寒気が入り始める。このため寒気の流入は午後から。こちらの寒気は強く入ってくるため午後からは日本海側で雨や雪、気温も大きく下がってくる予想。風も強まり強風や高波にも注意。 
・小笠原諸島はやや風が強く吹く可能性があるが雨の予想はない。 

生徒 「最近、少し忙しくしているために記事が書けない日が多くなっていますが今日は少し時間を取れましたので簡単に書いていきたいと思います。それにしてもここ2、3日、東京は最高気温が20℃にも届かないひんやりした日が続いていますね。おとといの最高気温が19.1℃、昨日が17.2℃で昨日の朝は10.0℃まで冷え込みました。都内も1桁の冷え込みとなったところもあったでしょう。一気に秋から冬の気配まで感じるようになりましたね。」

アウル教授 「10℃を下回るとコートがそろそろ欲しくなるなという感じがする気温じゃ。ただ、日中は少し上がってくるとコートが邪魔になってくる、服装選びが難しい季節じゃのう。それゆえに風邪を引きやすいので十分お気をつけください。さて、今日は朝の冷え込みは弱く、さらに日中もポカポカしてくる予想で、過ごしやすいがまた、昨日と服装が変わってしまうというなんとも煩わしい日となりそうじゃ。」

図1 25日夜の天気図

生徒 「秋田県沖に低気圧がやってきていて、寒冷前線が日本海沿岸に伸びていますね。」

アウル教授 「本州はこの時点では低気圧の暖域内、低気圧に向かって南からの湿った空気が入る場所となっておる。かといって全域で雨かというとそうでもなく、湿った空気は入っているが雨は降っておらず、かといって晴れているかと言われるとそうでもない、なんとも説明が難しい天気となっておる。いずれにせよ、この微妙な天気はこれから朝にかけて続くため、夜中に晴れて放射冷却がどんどん起きるということはない。今日の朝はここ数日に比べれば暖かい方じゃ。といっても平年並みに戻るだけじゃがのう。」

図2 午前0時の雨雲レーダー

生徒「全域で雨が降っているわけではないということですが、それでも寒冷前線周辺や温暖前線周辺といった場所では雨雲が見られますね。」

アウル教授 「そうじゃのう。前線があるから雨が降るのか、雨が降っているから前線が書かれているのか、それはともかくとして、やはり前線付近では雨は降りやすく、よく見ると所々で発達した雨雲も見られる。この時間なら山形県付近とかじゃのう。前線は朝には太平洋側に抜けていくので、雨としては朝9時頃までには止んでくる予想じゃ。前線通過後は天気は晴れてくる。」

生徒 「それでも、寒冷前線が通過した後って寒気が入ってきて、晴れても気温が上がらないんじゃないでしょうか。」

アウル教授 「そのパターンはよくあるのう。ただ、今回はそのパターンではないのが特徴じゃ。その理由を朝の予想天気図を見てみよう。」

図3 朝の予想天気図

生徒 「いつもに比べて等圧線が込み合うということがないですね。」

アウル教授 「そうなのじゃ。つまり風が弱いということじゃ。確かに前線が通過すれば多少は寒気が入るじゃろう。しかし、それ以上に寒気は入ってこないのであまりこの寒気の影響は受けない。むしろ晴れて日差しがある分、日中は気温が上がってくるというわけじゃ。」

生徒 「一方で北海道などは等圧線が混み合っていますね。」

アウル教授 「こちらはまた別の話なので注意してほしい。今話したのはあくまでも本州での話じゃ。北海道はまた別、しかしこちらもやや複雑じゃ。」

生徒 「と言いますと?」

アウル教授 「低気圧が通過するとすぐに寒気が入ってくると思うじゃろう。しかし今回は朝9時の時点ではまだ寒気は入ってこない。その理由は北海道の西にまだもう一つ低気圧があるからじゃ。北海道の気圧配置という観点からもこの時点ではまだ西高東低ではない。西に低気圧があるからのう。いわば西低東低みたいなものじゃ。で、この北海道の西の低気圧、午前中から午後にかけて北海道を通過していく。これが通過してようやく冬型になるのじゃ。ということで北海道は今日は午後から冬型になる。」

生徒 「それだといつもと天気は変わってくるのですか?」

アウル教授 「うーん、今日に関しては午前中はまだ南風が入って気温が上がる。最高気温としては平年を上回る気温となる。しかし午後からは一気に気温が下がってきて、明日朝は平年並みまで気温が下がるのじゃ。実に13℃近くも今日の午後から明日朝にかけて下がる予想じゃ。」

生徒 「それはすごい大きな変化ですね。身体がついて行けそうにありません。」

アウル教授 「そうじゃろう。北海道は午後から気温の大きな変化に注意、いや、厳重注意と言いたい。」

生徒 「北海道の雨に関してはどうなのでしょうか。」

アウル教授 「北海道には低気圧が2つ、近くにあるのでそれぞれに対応した雨が降る。まず秋田沖にある低気圧が北海道の南を進んでいくのでこの雨が朝まで、南部で降りやすい。ただ、この雨に関しては朝6時頃には止んでくる予想で、通勤通学時間帯はもう傘はいらないかもしれんのう。一方で西からは別の低気圧による雨がすでに日本海側に一部かかってきておる。この雨は今日午前中心に降る予想じゃ。昼前後はやや雨が弱まってくる予想じゃが、この後北海道は冬型となるため、日本海側は引き続き、今度は寒気による雨や雪が始まる予想じゃ。午前中の雨は南風の中での雨のため雪の心配はないが、午後からの雨は雪が降る可能性が出てくるので、帰宅時間帯は交通情報などにもチェックした方がいいかもしれんのう。」

生徒 「あとは先ほど見たように等圧線が北海道だけは混み合っていますから強風や高波にも注意が必要ですね。」

図4 札幌の時系列予想


生徒 「札幌は昼過ぎに傘マークでこれは西からやってくる低気圧によるものです。これが通過したあと、風が強まってきて、風向も北寄りで一気に寒気が入ってきます。気温の下がり方がすごい急ですね。気温のジェットコースターとはまさにこのことをさすと言えそうです。」

図5 東京の時系列予想


生徒 「東京は朝9時頃には寒冷前線が一応は通過して風向がそこで変わりはする予想ですが、風が強く吹くというような予想ではありません。その後も日差しが出て気温は上がり、夕方以降もそこまで気温が大きく下がってくるというようなこともない予想です。今日は過ごしやすい1日になりそうですね。」

図6 鳥取の時系列予想


生徒 「日本海側の鳥取は朝にかけては寒冷前線による雨の可能性がありますがその後は晴れ間も出てくる予想です。やや雲も目立つ時系列予想ですが、日中は気温も20℃を超えてくる予想です。」

アウル教授 「さて、今夜遅くになると上空には弱い気圧の谷がやってきて本州も雲が広がりやすく、一部で雨の可能性があるということは最後に少し述べておこう。ただ、範囲は狭い予想じゃ。」

図7 今夜遅くの天気分布予報

図8 今日の天気予報

アウル教授 「さて、今週はあと金曜日に気温が下がるがそれ以外は比較的暖かな日も多い予想じゃ。しかし日曜以降は気温がまた下がってくる予想で、今週のうちに冬用の服を出しておくとか、布団を分厚いものに変えておくとか、そろそろ冬支度も始めても遅くはない時期かもしれんのう。」