3年目気象予報士の成長日記

ある大学生気象予報士が、日々の天気を通じて学んでいくブログです。 気象庁発表の天気予報の解析、解説を行っています。

2016年

日々の天気を会話形式でわかりやすく解説することに努めています。
おかしな点、良い点、など賛否両論コメント大歓迎です。

※発表された予報に関する責任は負いません。

コメント表示されたくないメッセージは直接以下のメールアドレス宛に送っていただければ対応いたします。
ashiyakko.tenkikkoあっとgmail.com
"あっと"は@に変えてください。

定期的に訪れる北高型のせいで気温は大きく変動。(2016年11月1日)


■お天気メモ■
・本州の南には前線があって、前線付近の雨雲が太平洋側に広くかかっている。全体として雨雲は抜けつつあるので雨は午前中まで。
・日本海には風の収束帯と弱い低気圧があると思われる。この周辺でも雨が降っている。
・この収束帯は今日はゆっくり南下し、日本海沿岸に近づくため、日本海側は雨が降る時間帯があるかもしれない。 念のため雨の降り方にも注意。
・明日は再び北高型になる予想で、関東はまた気温が下がる。気温の大きな変化に注意。 

生徒 「今日から11月ですね。今年も残すところ後2ヶ月になってしまったんですね。悔いなく年末を迎えたいですね。」

アウル教授 「ハロウィンも終わって、気が早い所は今日からクリスマスの準備になってくるのかのう。いよいよ秋も深まり、冬の訪れも感じる今日この頃じゃ。紅葉も見頃となってきているようじゃのう。」

図1 深夜1時の雨雲レーダー

生徒 「さて、昨日は秋田県で竜巻とみられる突風が発生するなど、大気は不安定なのでしょうか。」

アウル教授 「昨日は北日本を寒冷前線が通過した。この通過のタイミングで大気が特に不安定となったようじゃ。」

生徒 「寒冷前線自体は太平洋側にほぼ抜けたのでしょうか。寒冷前線に伴う雨雲はなくなったようですね。」

アウル教授 「そうじゃのう。寒冷前線付近のアメダス風向を見ても南寄りから北寄りに変わっておったので、寒冷前線自体は通過したようじゃ。ただ、ご覧のようにあちこちで雨雲も見られる。まだ大気は安定で晴れというわけにはいかないようじゃ。」

図2 31日夜の天気図

生徒 「天気図がごちゃごちゃしているという印象です。何かに覆われているという感じではないようにも見えますが。」

アウル教授 「まあ、まずは大雑把に見ると大陸と日本の東には高気圧、北海道より北と本州の南は低気圧という構造をしておる。ざっくばらんに言えば列島全体が気圧の谷の中という感じじゃ。全体的にそれほど天気は良くない環境、なので雨雲も目立つ。」

生徒 「細かく見ていくとその中でも雨雲がどこに分布しているのでしょうか。」

アウル教授 「まず、本州の南には前線が伸びておる。この前線に伴う雨雲が特に前線上の低気圧の部分で見られる。図1の雨雲レーダーでいうと四国にかかっているやや強めの雨雲の塊じゃ。」

生徒 「図1を見るとその雨雲が北東へ流されている感じですね。近畿や東海、北陸にも弱い雨雲がかかっていますね。」

アウル教授 「上空のジェット気流に乗って北東方向へ広がっておる。前線上の低気圧自体は東へと進んでいくので太平洋側の地域はこの雨雲がかかってくるということになる。」

図3 深夜1時の赤外衛星画像

アウル教授 「地震雲、、ではなく、上空のジェット気流に伴うライン状の白い雲が北東方向に伸びているのがわかる。この線に沿ってオレンジの矢印のように上空のジェット気流が流れておる。この風に流されて四国から北陸方面へと雨雲が広がっているのじゃ。」

生徒 「朝は関東などでも雨が降っているでしょうか。」

アウル教授 「そうじゃのう。これから雨雲がやってくるので朝の通勤通学時間帯は太平洋側各地で傘が必要になりそうじゃ。雨が降るということで主要都市、1桁の冷え込みとまではならない予想じゃが、それでも平年並くらいの気温にまでは下がってくる予想で肌寒い雨になりそうじゃ。」

生徒 「今日の雨は1日降り続くのでしょうか。」

アウル教授 「太平洋側の雨に関しては関東も含めて午前中までという予想じゃ。前線状の低気圧は比較的足早に通過していく。午後からは晴れ間も広がるかもしれんのう。ただ、この晴れ間も関東では特に長続きしない。」

図4 今日朝から明日朝までの予想天気図

生徒 「明日朝にかけてはまた高気圧が東北へ進んでくるんですね。」

アウル教授 「全国的に見れば天気は回復に見えるが、関東にとっては定番の北高型になってしまう。明日朝の予想天気図に書いたように青い矢印のような冷たく湿った北東風が吹いてくる予想じゃ。こうなると雲は広がるし気温も上がってこない。東京、今日は雨は正午以降は上がってきて気温もそこで上がってくるので平年並みになる予想じゃが、明日はまた15℃を日中も下回るような気温が予想されておる。」

生徒 「気温が上がったり下がったり。体調を非常に崩しやすいですね。十分お気をつけください。また、最近は湿度も下がってきました。ますます風邪を引きやすい環境になっています。」

図5 東京の時系列予想


生徒 「東京は午前中までは雨が予想されていますが午後は晴れマークも見られます。ただ、夜からはまた雲が広がりやすく、風も北東よりになってくることがわかりますね。」

アウル教授 「ここまで太平洋側の前線による雨について解説を行なってきた。それでは今度は日本海側の雨に関して解説していこう。図1に戻ろう!」

生徒 「雨雲レーダーによるとそれほどまとまった雨雲というよりはなんとなく線状に雨雲が発生しているような感じがしますね。朝鮮半島から能登半島沖、秋田県沖へと緩やかな弧を描いているように見えます。」

アウル教授 「そうじゃのう。この部分を図2の天気図で確認して見ると弱い気圧の谷が発生しているのがわかるじゃろうか。オレンジの線で描いたものじゃ。ここで雨雲が発生しておる。もっと冬になるとJPCZと言って筋状の雲同士がぶつかった境で特に雪雲が発達するというようなことがあるが、それに似ておる。まだ本州は雪のシーズンではないが、このような気圧の谷(シアライン)では雨の降り方にも注意が必要と言える。降ってもすぐ止みそうなほど細いラインじゃが、こういう細いラインほど意外と雷や竜巻が発生しやすいからのう。山椒は小粒でもピリリと辛い、じゃ。」

生徒 「このシアラインは今後どう影響してくるのでしょうか。」

アウル教授 「図4の予想天気図状にもこのシアラインをオレンジの線で書き加えておる。それによると今夜までこのシアラインは残りそうじゃ。さらに明日朝にはこのシアライン状に新たな低気圧まで発生する予想じゃ。」

生徒 「シアライン自体も南にやや下がってくるように見えますね。」

アウル教授 「そうじゃのう。このため、今降っていない日本海側の地域も雨が降る可能性がある。雨が降ってきたら、ああ、シアラインによる雨かと思い出して、念のためその後の降り方にも注意しておきたい。」

生徒 「図4で今日朝に東北の東に予想されエイル低気圧が気になります。」

アウル教授 「この低気圧はもしかするとすでに日本海に発生しているかもしれんのう。シアラインの雨と言ったが東日本側はこの低気圧による雨の影響もあるのかもしれん。気持ち、秋田県沖では雨雲がやや広がっておるからのう。この低気圧は朝には太平洋へと抜ける予想じゃが、低気圧周りの反時計回りの風を考えるとこの低気圧が離れていくと東北北部の日本海側はやや雨は弱まり、逆に太平洋側は雨が降る可能性があると考えられるじゃろう。まあ、予想がそうなっているから話しているわけじゃが。」

図6 天気分布予報

アウル教授 「はじめの方は晴れの範囲が少なかったのでマーカーにオレンジ色を使ってしまったら途中から晴れの範囲が広がってオレンジ色が見づらくなってしまった。すまん…」

生徒 「えっと…緑で囲った部分は太平洋側の前線による雨、オレンジで囲った部分は日本海側のシアラインによる雨、赤で囲った部分は太平洋側に抜ける低気圧による雨、ですね。」

アウル教授 「太平洋側は前線による雨が止んだ後は回復して晴れ間も広がってくる予想じゃ。夜になると関東は雲が広がってくるがのう。日本海側はなんだかんだ言って雨が止んでいる時間も雲が広がりやすい予想じゃのう。」

生徒 「北海道も日本海側を中心に雪の降る時間帯がある予想ですね。」

アウル教授 「そうじゃのう。大陸からは高気圧が明日にかけて東北へ張り出してくると言ったが、北海道はその過程で一時的に等圧線がやや狭くなって冬型がやや強まる。さらに上空は今日日中に気圧の谷が通過する様子で弱い冬型でも大気が不安定となるために雪が降るところがあるという予想じゃ。天気分布予報では昼前後が一番広く雪が予想されておるのう。」

生徒 「最後にもう一つ。図1の衛星画像で青い丸で囲った部分、渤海にも筋状の雲が現れていますね。」

アウル教授 「そうじゃのう。今、大陸にある高気圧はかなり強い寒気を持っておりそれを象徴するかのような筋状の雲じゃ。今までは北海道方面によく現れていたが今回は渤海にも現れるほどでもう高気圧としては冬並みじゃのう。この高気圧が張り出しその寒気が入ってくる東北や北海道などは今後一層寒くなるということが想像できるわけじゃ。」

図7 今日の天気予報

アウル教授 「北海道は寒い。気温は日中も一桁じゃ。かと思えば東北北部、秋田も青森も1桁なんじゃのう。寒そうじゃ。一方で西日本から東日本は気温はある程度上がって平年並みといったところが多い。ちなみに東京の平年は18〜19℃、大阪で20℃、鹿児島で22〜23℃じゃ。ん?札幌も聞きたい?札幌の平年は12℃じゃからこちらは平年を大きく下回る予想じゃのう。」

ハロウィンの仮装は着ぐるみがオススメ?気温は低空飛行。(2016年10月30日)


■お天気メモ■
・北海道は冬型が強まり、雪が降っているところも。今日もこの冬型が続き平地でも積雪の恐れ。路面の凍結や車のスリップに注意。
・移動性高気圧が東北へ張り出してきたがこの気圧配置は北高型。定番の関東曇り空パターンに。
・関東では気圧の谷の影響で雨が降っているところも。雨自体は次第に南へ下がっていく予想だが、その後も雲が広がりやすく気温が上がらない。寒い一日に。

生徒 「昨日は近畿では木枯らし1号が吹きましたが関東は結局吹きませんでした。」

アウル教授 「関東はそこまで強い風にはならなかったためじゃ。ただ、木枯らし1号が吹かなければ冬にはならないというわけではない。今日は関東はかなり寒い1日となりそうじゃ。」

生徒 「明日がハロウィンですが、今日は仮装する人も多いでしょうね。」

アウル教授 「かなり寒いかもしれんのう。着ぐるみとかはどうかのう?意外と暖かいかもしれん。いずれにせよ今日は暖かい格好で出かけるようにしたい。」

図1 深夜1時の赤外衛星画像

生徒 「いろんな雲が見えますね。」

アウル教授 「まず何よりも言いたいのは、赤い線で囲った雲。これは決して地震雲ではないぞ。鳥取で地震があった時にもあったが、別に珍しい雲ではない。上空のジェット気流に伴って現れる雲じゃ。雲の種類で言えば巻雲というものに属する。ジェット巻雲などと呼ばれる。」

生徒 「雲の色が様々ですがこれはどういう違いがあるのですか?」

アウル教授 「白い雲ほど高度が高い雲、つまり上空高いところの雲ということになる。つまり赤い線で囲った雲はかなり色が白いがこれは上空のジェット気流による雲であることを表しておる。一方で緑の線で囲った雲に注目してみよう。」

生徒 「かなり色としては薄いですがのっぺりと広がっていますね。」

アウル教授 「このような雲は高度の低い雲、地上から見ればどんよりした雲ということになる。雲の種類で言えば層雲とか少し高度が上がると高層雲にあたる。」

生徒 「青い線で囲った部分は冬によく見られる雲ですね。筋状の雲やセル状の雲ですね。」

アウル教授 「これは雲の種類でいうと積雲や層積雲でやはり高度の低い雲じゃ。」

生徒 「これらの雲はどのようにしてできたのですか?特に緑の線で囲った雲は関東を覆っていますね。」

図2 29日夜の天気図

アウル教授 「さて、気圧配置としては北日本は西高東低の冬型じゃ。本州はというとなんとなく西から高気圧が張り出してきているようにも見えるが微妙と言ったような感じかのう。その張り出す場所が重要じゃ。気圧の尾根(等圧線の東への膨らみ)は東北を通っておる。この等圧線に沿うように風の流れを書いてみると青い矢印のように関東は北東寄りの風となる。いわゆる北高型と同じじゃ。」

生徒 「そう言えば昨日も曇り空メインでしたね。これも北高型ですか?」

アウル教授 「昨日はもう少し北風で日差しも届くかと思ったが、千葉県方面で北東風となって湿った空気が入った。ただ、関東全域で北東風になったわけではなく、関東北部方面は北寄りの風で日差しも届いた。関東西部も北寄りであった。山越えによるフェーン現象も起きたためか曇り空ではあったが比較的気温も上がった。しかし今日は関東南部を中心に広く北東風となるのでフェーン現象には期待できず、冷たい風が入ってきてしまうことになる。」

生徒 「それで今日は昨日よりも大きく気温が下がる予想なのですね。そう言えば関東南部は弱い雨が降っていますね。北高型は雲が広がりやすいですがあまり雨が降るという印象はありませんね。」

アウル教授 「そうじゃのう。今回は北高型だけではなく気圧の谷も関東の南にあるために雨雲も発生しておるのじゃ。」

図3 深夜1時の雨雲レーダー

アウル教授 「図2に戻ってオレンジの線を見てみよう。これは北陸から東海へ抜けた季節風の流れじゃ。これと関東に入る北東風が関東の南でぶつかる。ここで気圧の谷、あるいは弱い低気圧が発生して雨雲ができているのじゃ。図2の天気図では若干、東海沖で等圧線が北に盛り上がって気圧の谷であることを表しておる。」

図4 朝の予想天気図

生徒 「今日は高気圧が移動性高気圧になって進んでくるんですね。」

アウル教授 「先ほどの高気圧の張り出し(気圧の尾根)があった東北に向かって高気圧は進んでくる予想じゃ。やはり関東は北高型となっている。しかし、高気圧が東へ進んでくることで若干、東海沖の気圧の谷は南へ下がることになる。これにより関東陸地では雨雲は南へ下がっていく予想じゃ。かと言って晴れるかと言えばやはり北高型なので雲も広がりやすくなってしまう。一方で伊豆諸島はこの下がってきた雨雲がかかるので一日雨が降りやすい予想じゃ。」

生徒 「北日本は今日も冬型が続きそうですね。」

アウル教授 「そうじゃのう。予想天気図を見ても北海道は等圧線間隔が非常に狭く、強風や高波に注意が必要であるとともに、日本海側を中心に雪が降り続いてしまう予想じゃ。平地でも積雪の恐れがあるので路面凍結や交通機関の乱れ、車の運転者はスリップ事故に十分注意してもらいたい。」

図5 東京の時系列予想


生徒 「今日は曇りマークが目立ちます。風も北東寄りで気温もあまり上がってこない予想です。寒そうですね。」

図6 大阪の時系列予想


生徒 「一方で西日本方面、いや、関東以外は比較的晴れ間もあって気温が上がってくる予想です。関東に関しては今日は寒いですが、それ以外の地域はそこまで寒くはない予想です。」

図7 明け方の天気分布予報
生徒 「朝にかけては関東南部などで雨が降る可能性がありますね。すでに気温も下がってきていますので冷たい雨となっています。風邪を引かないようにしたいです。」

図8 昼過ぎの天気分布予報

生徒 「昼過ぎになると千葉県や伊豆諸島では雨が降りやすいですが雨の範囲は少し南へ下がります。ただ、関東南部は曇り空となる予想です。北海道や東北北部日本海側は冬型による曇りや雨や雪となる予想です。そのほかの地域は晴れ間が広がる予想です。」

図9 夜遅くの天気分布予報


生徒 「夜遅くも北海道では雪が残るところがある予想です。また伊豆諸島も雨が残る予想です。関東南部は少しずつ雲はなくなってくる予想ですが一部でまだ曇り空予想です。」

図10 今日の天気予報

アウル教授 「関東南部は昨日より5℃ほど下がる予想じゃ。昨日、Twitter上で行なったアンケートでは回答者全員が、前日より4〜6℃下がると寒さを感じると回答しておる。ということで今日は寒さを感じそうじゃ。また、曇り空メインであるが千葉県などは雨も予想されていることから念のため折りたたみ傘を持っていくことをお勧めしておきたい。」

冬型への移行期間。木枯らし1号は?(2016年10月29日)


■お天気メモ■
・太平洋側は低気圧が通過中で所々雨のところも。これらの雨は朝には止む予想。
・日本海側には弱い収束線の影響で雨や雪が降っているところも。収支線は南東方向へ進み、北海道は朝には一旦雨や雪は止む予想。西日本から東日本の日本海側は引き続き曇りや雨の天気に。
・ 太平洋の低気圧が東へ抜けると日中は気圧配置が西高東低の冬型への移行期間。次第に風が強まってくる。強風や高波に注意。
・北海道では夜から再び日本海側で雨や雪が降り出す予想。冬型の影響。
・北寄りの風となるが太平洋側はフェーン現象のためにそこまで低い気温にはならない予想。ただ、体感は気温以上に低く感じるかも。
・今夜は太平洋側も気圧の谷の影響で一部で雨となるところも。夜まで外出される方は念のために傘を。 

生徒 「またまた3日ぶりの記事となってしまいました。みなさん、気温変動が大きいですが風邪ひいていませんか?週間予報では明日から気温が低い日が続く予想です。今日のうちに冬の服装もしっかり準備しておきたいですね。」

図1 28日夜の天気図

生徒 「昨日は関東も午後から冷たい雨が降りました。雨が降り出してから気温がぐっと下がりましたね。結局昨日は最低気温が昼2時頃の10.1℃、最高気温が深夜0時すぎの14.8℃と、見事に昼夜逆転したような気温変化でした。」

アウル教授 「あまりの寒さに驚いた人もいたじゃろう。夜になってもあまり気温は変わらず、寒い夜を迎えた。これから朝にかけて、まだ雲に覆われるので放射冷却はないが、これ以上上がることもないので今日は曇っているわりには寒い朝を迎えることになってしまいそうじゃ。これで晴れていたらきっと1桁の冷え込みになっていたじゃろうのう。」

生徒 「どうしてこんなに冷え込んだのでしょうか。」

アウル教授 「太平洋側を低気圧が進んできた。この低気圧に向かって北西の風が関東に吹いたのじゃ。よく北高型の時に関東は北西の風が吹いて気温が低くなることがあるが、今回は低気圧によってこの北西風となった。このタイプ、冬場に南岸低気圧が通過する時に似ておる。南岸低気圧が通過するときも寒気を引き込んで気温が下がり、関東に大雪をもたらすことがある。まだそんな時期ではないが同じように気温が下がったのじゃ。」

図2 深夜0時の雨雲レーダー

生徒 「まだ雨雲も所々残っていますね。」

アウル教授 「大きな雨雲としてはすでに東の海上に抜けてきたが、千葉県南部から伊豆諸島にかけてや、北海道、東北の一部などでは雨雲がまだかかっておる。これらのうち、北海道と東北日本海側にはやや帯状に雨雲が連なっているがこれいら以外の雨雲が低気圧による雨雲じゃ。これらは朝には抜けて雨は止む予想じゃ。」

生徒 「北海道と東北日本海側にかかる雨雲は低気圧とは別の雨雲なんですか?」

アウル教授 「これらの雨雲は風の収束線ができてそこで雨が降っておる。天気図を見ると、大陸と日本の東に高気圧があって、本州全体が弱い気圧の谷の中と言える。その中でも東北や北海道方面は低気圧の東側を通って湿った空気が入りやすく、雨雲が発生しやすくなっておるのじゃ。これらの雨雲がかかる地域では雨や雪となっておる。」

生徒 「これらも東へ抜けていくのでしょうか。」

アウル教授 「収束線は東というよりは南東方向へ進んでいく予想じゃ。北海道ではいずれにせよ雨雲は抜けていくので朝にはやんでくる予想じゃ。しかし東北や北陸、あるいは西日本日本海側などはこの収束線が近づいてきて雨が日中も降りやすい予想じゃ。北海道の収束線もなんかしてくるからのう。」

生徒 「南下してくるというのは寒気か何かが強まっているのですか?」

アウル教授 「その通りじゃ。太平洋側の低気圧が東へ抜けると、気圧配置としては西高東低となる。さらに、北海道の東には新たな低気圧も発生する予想で、冬型への移行期間が今日に当たると考えてもらいたい。」

図3 朝の予想天気図

生徒 「等圧線が混み合っていますね。全国的に風が強まりそうですね。」

アウル教授 「北風が強まってくる。強風や高波に注意が必要じゃ。この北風によって収束線が南へ下がってくるのじゃ。」

生徒 「朝の時点でもすでに強い冬型のような感じですが、北海道は雨が止むんですか?」

アウル教授 「そうじゃのう。一旦はやんで日中は晴れてくる予想じゃ。冬型になってから日本海側が時雨れるまでは少し時間がかかる、タイムラグがあるということじゃろう。北海道では日本海側が時雨始めるのは今夜からという予想じゃ。」

生徒 「雨はまだにしても風は強まるんですね。気温は低くなりそうですか?」

アウル教授 「北風を直接受ける日本海側ほど気温が上がらず寒い1日となりそうじゃ。北海道では日中でも1桁の冷え込むとなりそうじゃ。平年を5℃近くも下回ることになる。」

生徒 「太平洋側も寒くなるのでしょうか?」

アウル教授 「今回はまだ冬型の移行期間であるということ、それから風向がほぼ北であるということから、意外と太平洋側は気温が上がる。というのもまだ寒気がそこまで流れてきていない上にフェーン現象が起きたり、日中は晴れて日差しも出るためじゃ。ただ、明日以降は寒気の影響も出始め、さらに関東は明日は風向が北西風の曇り空、寒さをもたらす向きとなるので一気に気温が下がる予想じゃ。今日から明日にかけては大きな気温差に十分注意してほしい。この記事ではその日のことを書くことが多いが、今回は気温差がかなり大きくなることを踏まえて明日のことではあるが早めに注意を促したい。」

生徒 「木枯らし1号が今日吹くのではという噂もありますね。」

アウル教授 「木枯らし1号が吹く条件は、冬型で、風が北寄りで風速が8m/s以上ということじゃが、今日は微妙なラインと言えそうじゃ。風速次第かのう。ちなみに春一番と違って木枯らし1号は東京(関東)と大阪(近畿)のみでの発表となる。」

図4 東京の時系列予想


生徒 「東京は1日を通して風向は北寄りですが風速は6〜9m/sの予想で基準ギリギリですかね。」

図5 大阪の時系列予想


生徒 「大阪の方は風速が10m/s以上が予想されており、こちらの方は木枯らし1号の発表があるかもしれませんね。」

アウル教授 「木枯らし1号が吹く吹かないにかかわらず、このような話題が上がったということは風が強まるということでもある。それも北風じゃ。今日は日中の気温としては太平洋側で20℃近くまで上がる予想じゃが、体感的にはかなり寒く感じる可能性がある。風速1m/sで体感が1℃下がるということを使えば、風速8m/sとなれば日中も12℃くらいの体感になるからのう。」

図6 明け方の天気分布予報

生徒 「明け方はまだ曇り空が広がり、雨の降っているところもある予想です。北海道は雪が降っているところもあり、朝にかけて路面凍結に注意が必要です。」

図7 昼前の天気分布予報

生徒 「その後、北海道や太平洋側では晴れ間も出てくる予想ですが日本海側では曇りや雨のぐずついた天気になる予想です。北風も強まり始め、日本海側は気温があまり上がってこない予想です。」

図8 夕方の天気分布予報

生徒 「夕方にかけても日本海側は曇りや雨、太平洋側は晴れるところもあるという感じが続きます。」

図9 夜遅くの天気分布予報

生徒 「夜になると北海道では冬型による広い範囲で雪が降り出す予想です。また、東海など太平洋側には気圧の谷が発生して雨が降るところがある予想です。おかえりが夜になる方は傘を持って行った方がいいかもしれませんね。」

アウル教授 「夜の雨は冷たい雨となろう。弱い雨でも濡れると風邪を引きかねないからのう。」

図10 今日の天気予報

アウル教授 「繰り返しになるが関東は明日はかなり気温が低くなる予想となっておる。そしてそのまま週明けも気温が今週より低めで推移していく予想じゃ。今日のうちに冬用の服などを用意しておくといいかもしれんのう。明後日月曜日は朝、10℃を切る予想にもなっておる。」

今日は本州では気温がまた上昇。気温変化が大きい季節です。(2016年10月26日)


■お天気メモ■
・秋田沖に低気圧があって日本海側に寒冷前線が伸びる。日本海沿岸では所々で発達した雨雲があって、雷や局地的な雨の強まりに注意。この雨は午前9時ごろまでにはやむ予想。
・北海道は南部を中心に朝にかけて雨雲が通過する予想。午前6時頃までには止む予想。
・北海道の西には別の低気圧があって、北海道西部に雨雲がかかってきた。この低気圧による雨は午前中にかけて降る予想。
・低気圧や前線通過後は次第に寒気が入ってくるが、本州方面はあまり強くない寒気のため、日本海側で明日朝やや冷え込む程度。日中は日差しも出て気温は上がってくる予想。
・北海道は西部に近づく低気圧が通過後に寒気が入り始める。このため寒気の流入は午後から。こちらの寒気は強く入ってくるため午後からは日本海側で雨や雪、気温も大きく下がってくる予想。風も強まり強風や高波にも注意。 
・小笠原諸島はやや風が強く吹く可能性があるが雨の予想はない。 

生徒 「最近、少し忙しくしているために記事が書けない日が多くなっていますが今日は少し時間を取れましたので簡単に書いていきたいと思います。それにしてもここ2、3日、東京は最高気温が20℃にも届かないひんやりした日が続いていますね。おとといの最高気温が19.1℃、昨日が17.2℃で昨日の朝は10.0℃まで冷え込みました。都内も1桁の冷え込みとなったところもあったでしょう。一気に秋から冬の気配まで感じるようになりましたね。」

アウル教授 「10℃を下回るとコートがそろそろ欲しくなるなという感じがする気温じゃ。ただ、日中は少し上がってくるとコートが邪魔になってくる、服装選びが難しい季節じゃのう。それゆえに風邪を引きやすいので十分お気をつけください。さて、今日は朝の冷え込みは弱く、さらに日中もポカポカしてくる予想で、過ごしやすいがまた、昨日と服装が変わってしまうというなんとも煩わしい日となりそうじゃ。」

図1 25日夜の天気図

生徒 「秋田県沖に低気圧がやってきていて、寒冷前線が日本海沿岸に伸びていますね。」

アウル教授 「本州はこの時点では低気圧の暖域内、低気圧に向かって南からの湿った空気が入る場所となっておる。かといって全域で雨かというとそうでもなく、湿った空気は入っているが雨は降っておらず、かといって晴れているかと言われるとそうでもない、なんとも説明が難しい天気となっておる。いずれにせよ、この微妙な天気はこれから朝にかけて続くため、夜中に晴れて放射冷却がどんどん起きるということはない。今日の朝はここ数日に比べれば暖かい方じゃ。といっても平年並みに戻るだけじゃがのう。」

図2 午前0時の雨雲レーダー

生徒「全域で雨が降っているわけではないということですが、それでも寒冷前線周辺や温暖前線周辺といった場所では雨雲が見られますね。」

アウル教授 「そうじゃのう。前線があるから雨が降るのか、雨が降っているから前線が書かれているのか、それはともかくとして、やはり前線付近では雨は降りやすく、よく見ると所々で発達した雨雲も見られる。この時間なら山形県付近とかじゃのう。前線は朝には太平洋側に抜けていくので、雨としては朝9時頃までには止んでくる予想じゃ。前線通過後は天気は晴れてくる。」

生徒 「それでも、寒冷前線が通過した後って寒気が入ってきて、晴れても気温が上がらないんじゃないでしょうか。」

アウル教授 「そのパターンはよくあるのう。ただ、今回はそのパターンではないのが特徴じゃ。その理由を朝の予想天気図を見てみよう。」

図3 朝の予想天気図

生徒 「いつもに比べて等圧線が込み合うということがないですね。」

アウル教授 「そうなのじゃ。つまり風が弱いということじゃ。確かに前線が通過すれば多少は寒気が入るじゃろう。しかし、それ以上に寒気は入ってこないのであまりこの寒気の影響は受けない。むしろ晴れて日差しがある分、日中は気温が上がってくるというわけじゃ。」

生徒 「一方で北海道などは等圧線が混み合っていますね。」

アウル教授 「こちらはまた別の話なので注意してほしい。今話したのはあくまでも本州での話じゃ。北海道はまた別、しかしこちらもやや複雑じゃ。」

生徒 「と言いますと?」

アウル教授 「低気圧が通過するとすぐに寒気が入ってくると思うじゃろう。しかし今回は朝9時の時点ではまだ寒気は入ってこない。その理由は北海道の西にまだもう一つ低気圧があるからじゃ。北海道の気圧配置という観点からもこの時点ではまだ西高東低ではない。西に低気圧があるからのう。いわば西低東低みたいなものじゃ。で、この北海道の西の低気圧、午前中から午後にかけて北海道を通過していく。これが通過してようやく冬型になるのじゃ。ということで北海道は今日は午後から冬型になる。」

生徒 「それだといつもと天気は変わってくるのですか?」

アウル教授 「うーん、今日に関しては午前中はまだ南風が入って気温が上がる。最高気温としては平年を上回る気温となる。しかし午後からは一気に気温が下がってきて、明日朝は平年並みまで気温が下がるのじゃ。実に13℃近くも今日の午後から明日朝にかけて下がる予想じゃ。」

生徒 「それはすごい大きな変化ですね。身体がついて行けそうにありません。」

アウル教授 「そうじゃろう。北海道は午後から気温の大きな変化に注意、いや、厳重注意と言いたい。」

生徒 「北海道の雨に関してはどうなのでしょうか。」

アウル教授 「北海道には低気圧が2つ、近くにあるのでそれぞれに対応した雨が降る。まず秋田沖にある低気圧が北海道の南を進んでいくのでこの雨が朝まで、南部で降りやすい。ただ、この雨に関しては朝6時頃には止んでくる予想で、通勤通学時間帯はもう傘はいらないかもしれんのう。一方で西からは別の低気圧による雨がすでに日本海側に一部かかってきておる。この雨は今日午前中心に降る予想じゃ。昼前後はやや雨が弱まってくる予想じゃが、この後北海道は冬型となるため、日本海側は引き続き、今度は寒気による雨や雪が始まる予想じゃ。午前中の雨は南風の中での雨のため雪の心配はないが、午後からの雨は雪が降る可能性が出てくるので、帰宅時間帯は交通情報などにもチェックした方がいいかもしれんのう。」

生徒 「あとは先ほど見たように等圧線が北海道だけは混み合っていますから強風や高波にも注意が必要ですね。」

図4 札幌の時系列予想


生徒 「札幌は昼過ぎに傘マークでこれは西からやってくる低気圧によるものです。これが通過したあと、風が強まってきて、風向も北寄りで一気に寒気が入ってきます。気温の下がり方がすごい急ですね。気温のジェットコースターとはまさにこのことをさすと言えそうです。」

図5 東京の時系列予想


生徒 「東京は朝9時頃には寒冷前線が一応は通過して風向がそこで変わりはする予想ですが、風が強く吹くというような予想ではありません。その後も日差しが出て気温は上がり、夕方以降もそこまで気温が大きく下がってくるというようなこともない予想です。今日は過ごしやすい1日になりそうですね。」

図6 鳥取の時系列予想


生徒 「日本海側の鳥取は朝にかけては寒冷前線による雨の可能性がありますがその後は晴れ間も出てくる予想です。やや雲も目立つ時系列予想ですが、日中は気温も20℃を超えてくる予想です。」

アウル教授 「さて、今夜遅くになると上空には弱い気圧の谷がやってきて本州も雲が広がりやすく、一部で雨の可能性があるということは最後に少し述べておこう。ただ、範囲は狭い予想じゃ。」

図7 今夜遅くの天気分布予報

図8 今日の天気予報

アウル教授 「さて、今週はあと金曜日に気温が下がるがそれ以外は比較的暖かな日も多い予想じゃ。しかし日曜以降は気温がまた下がってくる予想で、今週のうちに冬用の服を出しておくとか、布団を分厚いものに変えておくとか、そろそろ冬支度も始めても遅くはない時期かもしれんのう。」

今ひとつ晴れ間が期待できない日曜日。雨、降るかな?(2016年10月23日)


■お天気メモ■
・北日本は上空の気圧の谷の影響で雲が広がり、雨となっているところも。今日も上空の気圧の谷による雲が広がりやすい。
・さらに地上付近は冬型となってくるため午後からは日本海側を中心に雨や雪となってくる予想。今日明日は平年を大きく下回る気温に。
・西日本から東日本は前線の北側にあたり上空の雲が広がっていて、西日本太平洋側では雨が降っているところも。今日はこの雲がかかるかどうか微妙なラインのところが多い。
・前線や低気圧が近い九州南部や奄美、四国では発達した雨雲が通過する可能性がある。 台風22号由来の非常に湿った空気が入る。
・大陸からの高気圧の張り出しが今ひとつで関東などは湿った空気が入りやすい。 午後以降風向きが関東で北東に変わってくる予想で、夕方以降は雲が広がりやすくなる予想。ただ、これも高気圧の張り出し具合で左右される。

生徒 「昨日は雲に一日覆われ日差しはほぼありませんでした。気温も予想より4、5℃も低くなりました。」

アウル教授 「そうじゃのう。日中は南寄りの風になるという予想であったが、ずっと北寄りのままで、日差しもなく、ほとんど気温が上がらないまま一日が終わってしまった。個人的にはそこまで寒いという感じではなかったのじゃが、中には肌寒く感じた方もいたじゃろうのう。」

生徒 「今日は暖かくなりますか?」

アウル教授 「微妙じゃのう。天気予報としては今日はかなり予想が難しいのではないかと思っておる。」

図1 深夜1時の赤外衛生画像

アウル教授 「赤いラインで書いた部分が雲の境の目安となっておる。なんとも微妙な位置で関東南部はこの雲がギリギリかかっているという感じかのう。昨日から太平洋沖に前線が発生しておるが、この前線の位置がこれまたなんとも言えない位置なので雨雲はあまり北上しないものの雲がかかってしまうという微妙な位置にあるのじゃ。」

図2 22日夜の天気図

図3 深夜1時の雨雲レーダー

生徒 「雨雲としては紀伊半島南部と九州の西にある感じですね。」

アウル教授 「昨日の予想は九州と四国に雨が降りやすく本州は雨の確率が低いというものであったが、瀬戸内や紀伊半島南部では少し雨雲がかかって雨が降ったようじゃ。このように若干の南北方向の変化で雨がぱらついたりする可能性があるために予想が難しいのじゃ。」

生徒 「大陸にある前線上の低気圧は元台風22号ですよね。」

アウル教授 「よく気づいたのう。台風22号は一時900hPaまで発達したあと、フィリピンを襲った台風じゃ。これが中国大陸に上陸し温帯低気圧へと変わったあと、前線上の低気圧になっておるのじゃ。つまり元は熱帯由来の湿った空気の塊じゃ。これが今日は九州へと接近してくる予想じゃ。すると当然、雨が強く降る可能性がある。場合によっては大雨となる可能性もあるので雨の降り方には十分注意してもらいたい。」

生徒 「昨日は北海道も雨が降っていましたが止んできたようですね。」

アウル教授 「北海道上空は気圧の谷があってこれによる雨が昨日は降った。この時間、雨は範囲が狭まっているがまだ雲は広がっておる。このあと午前中は日差しが届く可能性もあるというような予想じゃが、その後は今度は冬型となってくるので日本海側を中心に午後からは雨や雪となってくる予想じゃ。」

図4 朝の予想天気図

生徒 「大陸から高気圧が張り出してくるのですね。それで北日本は冬型になると。」

アウル教授 「この張り出し具合がまた微妙じゃのう。北日本は冬型になってくるので寒気が入ってくることになる。気温は日中あまり上がらず1桁にとどまってしまいそうじゃ。これは平年を大きく下回る気温じゃ。この寒さは明日にかけても続く予想なので今日明日は暖かくして過ごしたい。この寒さでまた雪となるところも出てくる予想じゃ。明日朝は路面凍結などに注意が必要になってくるところが出てくるじゃろうのう。」

生徒 「関東の天気が微妙ということですね。」

アウル教授 「そうじゃのう。矢印で書いたように高気圧を回るように風が吹く。しかし関東は風の向き一つで大きく天気が変わってしまう。北寄りなら寒いが、山越えで比較的天気はいいことが多い一方で、北東寄りになるだけで湿った空気が入り雲が広がりやすくなってしまう。そして今日はその、北風か北東風かが決めにくいのじゃ。高気圧の張り出し具合が今ひとつじゃからのう。そういうわけで今日の天気予報は難しい。」

図5 東京の時系列予想


アウル教授 「さて、気象庁の予想では風は北のち北東で、午前中はまだ晴れる予想も、午後からは曇り予想となっておる。ただ、この北東に変わるタイミングによっては晴れる時間帯が長くも短くもなる可能性があるので、それによって気温も左右され、なかなかに難しい。今日のアドバイスとしては晴れて暖かくなっても、逆に曇って肌寒くなっても対応できるようにしておくといいかもしれんのう。」

生徒 「まさかのどっちにも対応できるように、悪く言えばどっちつかずのアドバイスですね。」

図6 鳥取の時系列予想


アウル教授 「今日も鳥取の時系列予想も見てみよう。今日は風が強く吹く可能性がある。これは鳥取に限ったことではなく、西日本に特に言えることじゃ。というのも大陸から高気圧が東日本方面に張り出し(今ひとつの張り出しではあるがのう)、九州南部には低気圧が近づいてくるということでその間に当たる西日本は等圧線の間隔が狭くなるためじゃ。強風に注意が必要じゃ。さらに鳥取では午後に雨が予想されておる。これは弱い冬型による時雨と考えよう。南の低気圧による雨とは別じゃ。」

図6 もういちど朝の予想天気図

生徒 「今度は日本海側を吹く風を書き込みましたね。北東寄りの風ですね。」

アウル教授 「冬型といえば等圧線が南北に走って、風はもっと北寄りの風であるから、その意味では今回は北東風でそれほど強い冬型ではないが、日本海側は海からの風ということでやや湿ったものとなる。その意味では冬型の時と同じ雨の降り方じゃのう。」

図7 朝の天気分布予報と雨量予想

生徒 「九州南部や奄美では雨が強く降る可能性があります。同時に落雷や突風にも注意が必要です。そのほかの地域、晴れたり曇ったりですが西日本から東日本は曇り空の範囲が目立ちます。」

図8 昼過ぎの天気分布予報と雨量予想

生徒 「昼過ぎも九州南部や奄美、四国は雨が降りやすく強い雨となる可能性があります。北陸や山陰など日本海側も時雨による雨が予想されていますが雨量としては少ないので降っても弱い雨の予想です。ただ、鳥取県の被災地では雨が降る前にブルーシートなどをかける作業は終えておきたいですね。そのほかの地域もやはり曇ったり晴れたり予想です。北海道は日本海側で雨や雪が降り出してくる予想です。」

図9 今夜の天気分布予報と雨量予想

生徒 「引き続き西日本から東日本は雲が多めの予想です。九州南部の雨はやや弱まって範囲も狭くなる予想です。一方で北海道の雨や雪の範囲は広がり、気温が下がって雪となってくるところも出てくるのか、雪エリアが目立ちます。」

図10 今日の天気予報

アウル教授 「とまあ、このような予想が出ているわけじゃが、今日は前線による雲、張り出してくる高気圧による雲、これがどちらも微妙な場所に位置するため、少しの予想とのズレで雲がかかってしまったり逆に晴れるという可能性があると考えておくといいかもしれんのう。その天気次第で気温も変動する可能性があるのでお出かけする際はまずは最新の天気予報を確認すること、そしてある程度気温が外れても対応できるような服装にしておくといいかもしれんのう。最後に傘じゃが、微妙な時は持って行こう。」
livedoor プロフィール
最新コメント
ブログランキング参加中

ブログランキングならblogram


人気ブログランキングへ