3年目気象予報士の成長日記

ある大学生気象予報士が、日々の天気を通じて学んでいくブログです。 気象庁発表の天気予報の解析、解説を行っています。

季節感

日々の天気を会話形式でわかりやすく解説することに努めています。
おかしな点、良い点、など賛否両論コメント大歓迎です。

※発表された予報に関する責任は負いません。

コメント表示されたくないメッセージは直接以下のメールアドレス宛に送っていただければ対応いたします。
ashiyakko.tenkikkoあっとgmail.com
"あっと"は@に変えてください。

高温注意情報発令中(2015年7月11日)

今日は各地で朝から気温が上がっています。台風11号からの暖かく湿った空気が流れ込む上、本州の広い範囲は大気の状態が安定していて、雨雲が発生しにくい状態となっているため、気温がぐんぐん上がっているようです。

気象庁は以下の都道府県に対し、最高気温が35℃を超える猛暑日の地点があるとして高温注意情報を発表しています。

北海道 十勝地方、釧路・根室地方
群馬県
山梨県
埼玉県
岐阜県
京都府
大阪府
島根県
沖縄県 八重山地方

午前11時までの最高気温は、
群馬県前橋市で33.2℃
山口県萩市と福井県福井市で32.6℃
などとなっています。

この後も熱中症への対策が十分必要となります。

東北南部で梅雨入り(2015年6月26日)

ようやく東北南部が梅雨入りしました。
昨日あたりから今日梅雨入りしそうな予感はしていたので、やっぱりという感じですが…
東北南部は平年では6月12日が梅雨入りですからちょうど2週間遅れの梅雨入りです。
6月前半に関東から西が相次いで梅雨入りしたタイミングで前線が少し日本に近づいていましたが、それ以降南の海上で停滞する状況が続いていました。今日になってようやく(一次的かもしれませんが)前線が日本海まで一部達しました。
この後、東北北部ですが、今夜から明日にかけて雨が予想されています。こちらでもこのタイミングで梅雨入り発表されるかもしれませんね。
いよいよ全国的に本格的な梅雨の季節がやってきました。今年は雨量が多くなる予想ですから早め早めに大雨対策をしておきましょう。

7〜9月の季節予報(2015年6月発表)

今月はどういうわけか、普段発表されている季節予報が25日ではなく、24日に発表されたようです。まあ、早いに越したことはないのですが。
発表されてから数日経ちますが、ここで現段階での予想を見ていきたいと思います。

今月10日前後に発表されたエルニーニョ監視速報では依然、この夏は強いエルニーニョが起きる(というよりもう起きている)予想となっています。
梅雨に入ったのになかなか雨が降らない、東北はだいぶ梅雨入りが遅れた、などすでにその影響が現れてきているように思います。

まず、7〜9月の平均気温予想です。日本海側を中心に平年より低い予想です。次に降水量です。広い範囲で平年より多い予想です。

先月の季節予想が発表された時、この図はあくまでも3ヶ月の平均だと言いました7、8、9月それぞれで見ていく必要があります。

【7月】
平均気温は沖縄を除いて平年よりやや低い予想をなっています。平均気温は晴れの日数といい関係がありますから、平年より低いということはくもりがちということになります。
降水量を見ても雨が多い月になりそうですね。すでに九州では今月大雨になっていますが、この後も平年より多いペースで降るということでしょう。梅雨末期の大雨にも注意が必要です。
曇りがちということも最も示すのが日照時間でしょうか。全国的に平年よりやや少ない予想です。農業のことはわかりませんのでどの程度影響するかはっきりしたコメントはできません。

7月は本州付近に前線が停滞しやすく、曇りや雨が多い予想となっています。梅雨明けも遅れる可能性がありますね。

【8月】

本来なら日本は太平洋高気圧にすっぽり覆われる時期です。高気圧が雲を追い払ってくれています。しかし今年はその高気圧の力が弱く、日本を覆ってくれません。そうなると日本付近は雲が通りやすくなり、雨が降りやすかったり、日差しが少なく、気温があまりあがらなかったりします。

8月になっても前線の影響を受けやすい状態が続く予想です。今年は水不足はあまり考えられなさそうですが、日照不足による農作物の成長は少し心配ですね。

【9月】
9月は夏から秋への移行期です。秋雨前線が北から南下してくる時期です。秋雨前線は南の太平洋高気圧と北の高気圧との境で形成されます。本来は夏は北海道も含め太平洋高気圧にしっかり覆われているので秋雨前線は北海道の北から北海道を通ってゆっくり下がってきます。しかし、今年は太平洋高気圧と北の高気圧がぶつかる場所が東北やそれより南となり、北日本は逆に北の高気圧にすぐに覆われて晴れが多い予想、降水量も少ない予想となっています。

今年の夏の天候を大きく左右するものがエルニーニョということは先月から変わっていないです。今後エルニーニョがどのように推移していくのか、多くの気象関係者が注目している点でしょう。

(画像は全て気象庁HPより)


東北の梅雨入りを考える(2015年6月21日)

平年では6月12日に梅雨入りする東北南部。
しかし、今年はまだ梅雨入りしていません。
今回は過去の天気図から東北地方が梅雨入りした時を振り返りたいと思います。

まず、過去の梅雨入り日ですが、
2012年は6月9日
2013年は6月15日
2014年は6月5日
と統計的に考えられています。

では、まず2012年6月9日の地上天気図から。
梅雨前線自体は北緯30度付近ですが東海沖の低気圧のせいで雨が降ったのでしょう。このタイミングで梅雨入りしました。低気圧から伸びる温暖前線や寒冷前線も梅雨前線の一部と見るなら、前線は東北の近いところまで来ていたと言えるでしょう。

続いて、2013年6月15日の地上天気図
2012年と比べてかなり前線が北上しています。実はこの数日前に台風3号が日本の近くまで北上していて、暖かい空気が一気に北へ上げられたのです。台風の名残は北緯30度線上の1010hPaの低気圧です。この後前線はゆっくり南下していきました。この年は梅雨明けが8月7日になるなどしっかりとした梅雨でした。

では、昨年2014年6月5日はどうでしょう。
どれが梅雨前線かわかりません。四国沖の低気圧からのびる前線系全てが梅雨前線と言えるかもしれません。それならば東北にもかなり前線が接近していたことになります。

集めている天気図が2011年夏以降なため、3年分しかありません。この3年分だけから判断するのはよくないかもしれませんが、東北地方の梅雨入りにはなんらかの前線が本州沿岸まで達することが条件かもしれません。

で、今日の天気図は
もう一踏ん張り北へ上がれば梅雨入りでしょうか。
ちなみに東北南部の梅雨入り遅い順ランキングは
1位 1967年6月26日
2位 1987年6月25日
3位 1952年6月23日と1982年6月23日

東北北部の梅雨入り遅い順ランキングは
1位 1967年7月3日
2位 1952年6月30日
3位 2007年6月29日
となっています。

北陸地方で梅雨入り(2015年6月19日)

今日午前、気象庁は北陸地方で梅雨入りしたと発表しました。
平年の梅雨入りは6月12日ですから、7日遅い梅雨入りです。
梅雨入りラッシュが2週間ほど前にありましたが、それ以降、梅雨前線はほとんど北上せず、北陸と東北は梅雨入りが見合わされていましたが、今朝からは前線は離れているものの北陸では雨が降っていて、しびれを切らした気象台は梅雨入り発表した模様です。
残りは東北南部と北部。
南部には雨雲が一部かかり雨が降っている地域があります。今日梅雨入り発表するのかしないのか注目です。
南部は6月12日、北部は14日が平年ですからすでに5日以上の遅れは確定しています。
エルニーニョの影響かどうかはわかりませんが、太平洋高気圧の影響が弱く、梅雨入りが遅れています。
ちなみに、梅雨入りが7月に発表されたことは1951年以降、南部はなく、北部でも1回だけです。
現在発表されている26日までの週間天気予報では晴れマークが並んでおり、今日梅雨入りしなければ、かなり遅くなりそうです。
livedoor プロフィール
最新コメント
ブログランキング参加中

ブログランキングならblogram


人気ブログランキングへ