3年目気象予報士の成長日記

ある大学生気象予報士が、日々の天気を通じて学んでいくブログです。 気象庁発表の天気予報の解析、解説を行っています。

台風関連

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台風18号情報 (2015年9月8日)


この記事は9月8日17時時点の情報をもとに作成しています。

いつもより長い記事になっています。より多くの情報から集めてきたためです。一応目次っぽいものを作っておくので、自分で正しい情報をもう得ているという方は飛ばしてください。
①午後3時時点の情報
②午後5時時点での雨の様子
③米軍の進路予想
④高潮予想
⑤地域ごとの予想
⑥最後に
    

ご存知の通り、つい2、3日前に日本近海で発生した台風が、早くも明日本州へ上陸する予想が出ています。

まずは最新の情報から見ていきましょう。

①午後3時時点の情報です。
台風18号

称号
位置 父島の西北西460km
速度 北へ30km/h
中心気圧 990hPa
中心付近の最大風速 23m/s
最大瞬間風速 30m/s
暴風域の半径
強風域の半径 250km(北東側330km、南西側170km)

台風18号ですが、昨日までにはなかった暴風警戒域がかかれています。現時点では暴風域はないので、現段階ではまだ発達段階にあると言えます。明日午前3時の予想中心気圧が980hPaで、その後明日の午後3時には予報円の中心は福井県に達しています。予報円の中心を通った場合は三重県に昼前から昼過ぎに上陸すると読み取れます。(もちろん予報円は70%の確率で中心が入る地域ですので、予報円から外れる可能性も残っています。また、予報円内でのブレで三重県以外に愛知県に上陸する可能性もあります。あくまでも予報円の中心を通る線を通って行くと仮定した場合の話です。)

さて、今回は日本の近くで発生した台風であるため発達に十分な時間がないままの上陸となりそうです。少し難しい話ですが風とは結局は気圧差によって発生するもの。簡単に言えば等圧線が混み合えば混み合うほど強く吹くもの。今回のようなそれほど発達していない台風は等圧線の混み合いもそれほど大きくありません。これは風は今回は心配ないと言っているわけではありません。しかし、どちらかというと今回は風台風より雨台風、大雨への警戒が大切になる台風と言えそうです。それはこの記事の最後の表からも言えることです。


②台風周辺の雨雲の様子などを見てみましょう。

図 午後5時時点の雨雲レーダー
図 午後3時の地上天気図

まだ台風本体の丸い雨雲は見えていませんが、本州太平洋沿岸には秋雨前線が停滞していて、これに向かって台風からの湿った空気が流れ込むため次々と雨雲が発生する、前線の活動が活発になっています。その影響で近畿から関東にかけてすでに強い雨が降り始めており、気象警報が出されている地域も多くなってきています。地上天気図で北陸から秋田沖に気圧の谷があってこれにより雨雲が北へと広がっているというのは今朝の記事の通りです。
しかし、この雨はあくまでも台風の先行雨にすぎません。台風本体の雨雲はまだどこにもかかっておらず、これからやってくるものです。すでに関東から東海の太平洋側を中心に雨量が多くなり、土壌中の雨量も多くなって土砂災害の危険性が高くなってきていますが、残念ながらこの後も雨が続きそうです。今後雨が降り続くことで土砂災害警戒情報や避難情報などが発表される地域が出てくることでしょうが、自分の住んでいる地域が今どのような情報(警報や避難情報など)が発表されているかを知ることが大切です。前線と台風のコラボの恐ろしさがそのまま現れてしまっていると言えます。

③せっかくですから上陸地点などについて気象庁以外の気象機関、ここでは米軍の予想も載せておきましょう。

気象庁とほぼ同じ進路予想ですね。
以上(笑)

④さて、海上の話をしましょう。
今回は気象庁発表の気象情報によると台風接近時に注意が必要な高潮に対する警戒は触れられていませんでした。中心気圧が弱く風がそれほど強くないと予想しているからでしょうか?それでも海沿いにお住いの方が意識しておくに越したことはないので、一応各地(代表地)の満潮時刻 をまとめておきます。
一方で高波に関してはある程度の警戒が必要そうです。東海沖には海上暴風警報が出されていますし、関東沖や四国沖も海上強風警報が出されています。海上◯◯警報というのは主に船舶関係者や海岸付近で作業をされる方への警報で陸地で生活している方にはあまり関係ない警報です。陸地にお住いの方は一般的な気象警報に注意してください。まさかこんな荒天時にサーフィンをしたり海水いくをするような方はいないと信じています。

地点名 9月8日 9月9日
東京              15:08 1:45
15:39 
神津島 15:30 1:59
16:02
焼津 15:21  2:06
15:57
名古屋 15:37  3:06
16:18 
尾鷲 15:37 2:30
16:14

台風の東に入る恐れがある地点のみあげました。

⑤最後に各地域ごとで雨風などがどの程度なのかを見てみましょう。この表は、台風18号に関する情報(第13号)の情報をもとに作成しています。

地域 最大風速
 (最大瞬間風速)
波の高さ 雨量
(9日18時まで)
雨量(9日18時から10日18時)
九州北部 発表なし 4m 発表なし 発表なし
中国 20m/s
(30m/s)
5m 120mm 100〜150mm
四国 発表なし 発表なし 100mm 発表なし
近畿 20m/s (30m/s) 6m 300mm 発表なし
東海 25m/s
(35m/s)
7m 350mm 100〜200mm
北陸 20m/s
(30m/s)
発表なし 150mm 発表なし
関東甲信 発表なし 5m 300mm 100〜200mm
伊豆諸島 発表なし 6m 200mm 発表なし
東北 発表なし 4m 150mm 100〜150mm

この表を見ても風の強さより雨の多さの方が目立つ気がします。20m/s以上の暴風の範囲も台風が通過すると思われる東海、近畿、北陸が中心で、台風の進行方向右側に入る関東でも風速20m/s以上は予想されていません。また、前回の台風15号では波の高さは12mなどという予想地域もありましたが、それに比べれば低い予想です。ただ、雨に関しては秋雨前線が絡んでしまう影響で台風が完全に通過するまでに多いところでは500mm以上の大雨となる可能性も出ています。 これに関しては台風から離れた関東でも予想されていることなのでやはり雨への警戒はかなりしておいた方が良さそうです。

⑥明日は平日ということで学校関係はともかく、社会人の方は出勤せざるを得ない状況でしょう。交通機関が乱れる可能性もあります。時間にゆとりを持って、家を出る前に交通状況を確かめて混雑に巻き込まれないようにすることも大切です。大雨も予想されます。頑丈な傘か、折りたたみなら壊れた時のことを考えて予備を持っておくと安心かもしれませんね。また濡れた時のことを考えてタオルや着替えがあるといいかもしれません。秋に向かい、気温も下がってきていますから、少し濡れるだけで肌寒くなったり風を引いてしまう恐れもありますのでお気をつけください。


さて、最後に今回は比較的小さな台風ですし、油断しておられる方も多いのではないかと思います。しかし、すでに大雨は始まっていますし、今後雨量が増えることでますます土砂災害の危険性が高まってきます。昔は台風の表現として"弱い"などという表現があったそうですが廃止されています。このような表現は人々の油断を誘うからです。災害とは人々の油断につけこんで起きるものかもしれません。というのは、たとえ災害が起きてもしっかりと備えている場所ではそれほど大きな被害が起きないからです。
不要な外出を控える、川のそばに近づかない、夜は上の階で寝る、こういうことを意識するだけでも災害によって命を落とす可能性は低くなってくると思います。

私が書いている時点での最新の情報を集めましたが、それでも時事刻々と古い情報になっていきます。大まかな台風位置などに変化はあまりないと思いますが、局地的な大雨や暴風などは最新の情報をチェックして、今自分のいる場所にどのような気象警報、注意報、気象情報が発表されているのかということを、できれば気象庁HPで確認するようにしてください。
なお、気象庁は各地の雨風波などに関する地域ごとの予想をおおむね5時、11時、17時、23時に発表しています。(下記リンクより閲覧可能)


台風15号情報まとめ (2015年8月24日)


この記事は8月24日16時時点の情報をもとに作成しています。

いつもより長い記事になっています。より多くの情報から集めてきたためです。一応目次っぽいものを作っておくので、自分で正しい情報をもう得ているという方は飛ばしてください。
①午後3時時点の情報
②午後4時時点での雨風の様子
③明日正午までの予想進路と上陸に関して
④明日以降の予想進路
⑤高潮予想
⑥地域ごとの予想

    

台風15号は沖縄本島にこの時間最接近しています。 

まずは最新の情報から見ていきましょう。

①午後3時時点の情報です。
台風15号

(この図は24日午後4時の推定位置)
称号 非常に強い
位置 沖永良部島の西北西140km
速度 北東へ40km/h
中心気圧 940hPa
中心付近の最大風速 50m/s
最大瞬間風速 70m/s
暴風域の半径 110km(南東側130km、北西側90km)
強風域の半径 335km(南東側390km、北西側280km)

台風15号ですが、昨日の朝までに950hPaまで一旦勢力を落としたのですが、昨日の夕方以降再び発達し940hPaになっています。一度950hPaにまで勢力を落とした理由についてはわかりませんが、下の海水温の分布図では、台風が勢力を維持すると言われている27℃以上の海域が、東シナ海広く分布し、一部は暖流の対馬海流に乗って山陰まで流れ込んでいるのがわかります。このことから、台風は勢力を落としにくい状況と言えます。気象庁発表の今後の勢力予想もこのままの勢力をほとんど維持すると予想となっています。

図 8月23日の海水温分布図


②台風周辺の雨雲の様子などを見てみましょう。

図 午後4時時点の雨雲レーダーとアメダス(風)

雨雲レーダーによると、おもに台風の南側に発達した雨雲があって、沖縄本島地方にかかっているのがわかります。沖縄本島の西側の島々では時間雨量が20mm以上の強い雨が観測されました。解析雨量によると、この後も今夜にかけて奄美地方で20mm/h程度の強い雨が降り続く予想となっているので、大雨に注意が必要です。また、台風周辺の湿った空気が流れ込む影響で九州を中心に台風から離れているものの雨雲ができているようです。それほど強い雨は今の所かかっていないようですが、この後の台風本体の雨雲による雨量と合わせると総雨量が多くなるということも考えられます。土砂災害への警戒も必要かと思います。
風の状況はアメダスの図を見てみましょう。南西諸島では強い南風が吹き、所によっては25m/s以上の暴風が観測されています。一方、台風が接近してきている宮古島ではここ数時間でようやく風が強くなってきたというくらいです。この図にはありませんが、宮古島八重山地方など台風が離れてきている地域ではだいぶ風は弱まってきているようです。今の所台風の暴風域、強風域共に小さめですので、風に関しては、接近に際して急激に強まり、離れていくと急激に治まってくる傾向がありそうです。これも今回の台風の特徴と言えるかと思うのですが、台風15号は位置からして 速度が早めです。後の予想進路を見てもらえればわかることですが、明日の正午にはもう日本海へ抜けているという予想が出るくらいです。南西諸島のアメダスなどを見ていると強い風が吹いている時間帯自体は短い気がします。とはいうものの、この後台風は九州方面へ向かっていく予想ですが、予想通りの進路を進むとこの沖縄にしろ九州にしろ、広い範囲は台風の進行方向右側に入る予想となっています。台風の進行方向右側は風がより強く吹く傾向があります。台風の移動速度が早ければ早いほど風速もおおきくなりますので、台風が最接近する時間帯を中心に暴風への警戒が必要になります。


③この後の進路予想。まずは目先24時間先までに注目してみましょう。


予報円の中心を結ぶ線を今は考えることにします。線上の小さい白点は今日の午後6時から明日の午後3時までの3時間ごとの位置を表しています。この点から考えると、奄美地方へは今夜最接近、九州南部は明日の朝最接近、そして、その後は九州の西の海上を北上し、明日午前中に長崎県あたりへ上陸する予想となっています。(確か台風12号も長崎県へ上陸しましたね。)
明日の午後3時時点での予想中心気圧が970hPaとなっています。数時間前の情報ですが、正午時点での予想中心気圧は955hPaとなっていました。台風は上陸すると勢力を落とすのが普通ですから、上陸時の勢力はこれよりもやや強い勢力になる恐れがあります。上陸する台風としては非常に強い部類に入ることになりそうです。


④日本海に抜けた後の台風はどのように進んでいくのでしょうか?いつものように北日本方面へと進んでいくのでしょうか?

気象庁
米軍

程度の差こそあれ、ほぼ同じです。米軍発表の予想進路は気象庁発表の予想進路よりも若干西寄りコースですが、気象庁発表の予報円の中には収まっているので進路の傾向を見るには十分でしょう。
今回の台風は珍しく、日本海に出た後はそのまま北上し、大陸へと進んでいく予想です。いつもなら日本会上空は強い偏西風が吹いているため、東へ流されて北日本へ接近するという感じなのですが、今は、日本海上空の偏西風が弱まっているため、北日本へ流すだけの力がないためと考えられます。ということで、北日本では今回の台風15号による大きな影響はあまりなさそうという予想です。週間天気でも雨マークは見られません。

⑤さて、海上の話をしましょう。
台風の東側に入る時、そこは強い南風が吹いています。南向きに開いた湾などでは高潮被害が起きることがあります。高潮被害は、まず台風などの低気圧によって中心気圧が低いことから海水面が全体的に上昇します(吸い上げ効果)。そして、強い風によって波が発生し、堤防を乗り越えることで発生します(吹き寄せ効果)。さらに、月の満ち欠けによる潮汐の影響で被害が拡大することがあります。有名なのが伊勢湾台風ですね。台風進行方向の東側で強い南風が吹くこと、日本には南向きに開いた湾が多いことから、台風の東側に入った場合は高潮被害を意識しましょう。台風の中心に近い場合は台風の西側でも風が強くなります。北向きに開いた湾では高潮の恐れは十分ありますので南向きの湾でないからといって油断はやめましょう。今回の台風の予想進路からすると、例えば鹿児島湾や有明海が気になりますね。また、四国や瀬戸内側でも南風が強く吹くと高潮が懸念されます。
各地の満潮時刻は下の表の通りです。
満潮時刻はただでさえ海水面が高くなっています。ここに台風が接近すると、さらに吸い上げ効果で高くなり、吹き寄せ効果で堤防を乗り越えてしまう恐れが高くなります。海岸線付近にお住いの方は浸水被害に注意しましょう。

地点名 8月24日 8月25日
鹿児島 15:11 2:00
16:24 
熊本  16:02  3:55
17:37 
長崎  15:55  3:07
17:14 
別府 16:18  3:01
17:36 
広島 17:08  4:36
18:33
上の表の地点はごく一部です。あくまでも傾向を見るためだけです。まず、今回で注意する時間帯は明日の1回目の満潮です。明日の朝ということで、九州北部や中国地方はまだ台風から遠いかもしれません。九州南部特に鹿児島県は台風最接近の時間に近くなっています。
このほかの地域でも、気象庁から高潮注意報が発表された時は高潮への意識をするようにしましょう。

また、これとは別に海上では高波となります。すでに南西諸島の海域には海上台風警報を始め警報が出ています。これらの警報は、普段は陸地で生活している方は聞きなれない警報です。陸地で過ごされる方は意識の必要がない警報ですが、海上航行を予定されている方はしっかり情報を確認するようにしましょう。どうしても航行しなければならない場合を除き、警報が出ている間の航行はやめましょう。(船舶に関しては詳しくないのでわかりませんが、警報が出ている場合は出航できないとかあるのかな?)


⑥最後に各地域ごとで雨風などがどの程度なのかを見てみましょう。この表は、台風15号に関する情報(第82号)の情報をもとに作成しています。

地域 最大風速
 (最大瞬間風速)
波の高さ 雨量
(25日正午まで)
その他
沖縄  40m/s (60m/s) 12m 200mm
奄美 28m/s (40m/s) 12m 150mm
九州南部  40m/s (60m/s) 12m 200mm
九州北部 40m/s (60m/s) 9m 200mm
四国 発表なし 7m 200mm
近畿 発表なし 6m 100mm

西日本各地に雨風の予想が出ていますが、東日本に関しても南風によって湿った空気が入る影響で雲が広がりやすく、雨が降りやすい予想が出ています。関東なども明後日明々後日に雨マークが付いています。


私が書いている時点での最新の情報を集めましたが、それでも時事刻々と古い情報になっていきます。大まかな台風位置などに変化はあまりないと思いますが、局地的な大雨や暴風などは最新の情報をチェックして、今自分のいる場所にどのような気象警報、注意報、気象情報が発表されているのかということを、できれば気象庁HPで確認するようにしてください。
なお、気象庁は各地の雨風波などに関する地域ごとの予想をおおむね5時、11時、17時、23時に発表しています。(下記リンクより閲覧可能)


台風15号情報、台風16号情報 (2015年8月19日)

この記事は8月19日22時時点の情報をもとに作成しています。 

本当はもっと前にまとめておくべきだった台風情報を今まとめます。気象情報で毎日のように取り上げられているのでご存知かと思いますが、今日本の南の海上には2つの台風があります。台風15号と台風16号です。

図  午後10時の赤外衛星画像

どれが台風かは示さなくてもわかると思います。左側が台風15号、右側が台風16号です。共に目がくっきりとしていて、非常に発達していることが伺えます。
台風の目はあまり大きいと衰弱傾向と言われていますが、この台風15号と16号は微妙なところですね。気象庁は今後も発達するとしていますから、発達することにしましょう。(短絡💦)

上の画像、うまい具合に二つの台風が同じ緯度、中心に対して対称になってます。遠目で見たら地球を輪郭とする顔に見えてきませんか?(笑)

画像遊びはこれくらいにして、まずは最新の情報を見てみましょう。いつも通り、午後9時時点での発表値、5日間進路予想(気象庁と米軍)、ヨーロッパの予想の順です。

午後9時発表の予想です。
台風15号 台風16号


称号 非常に強い 大型、非常に強い
位置 フィリピンの東 南鳥島近海
速度 西へ20km/h 西北西へ20km/h
中心気圧 935hPa 925hPa
中心付近の最大風速 50m/s 50m/s
最大瞬間風速 70m/s 70m/s
暴風域の半径 150km 190km
強風域の半径 330km 560km

共に非常に発達しています。この後も発達する予想が出ています。暴風警戒域(赤い円)の半径から予報円(点線の円)の半径を引いたものが、暴風域の半径ということになるのですが、台風15号の22日21時の暴風域は現段階の1.5〜2倍近くも広くなる予想であることがわかります。台風16号の暴風域はそれほど広がっていかない予想ですが、現段階では910hPaまで発達する予想が出ています。

台風15号
台風16号
気象庁

米軍
気象庁と米軍の進路予想にそれほど大きな差はありません。速度の差もあまり見られず、揃っていると言っていい部類でしょう。台風15号は、こんなにも曲がるのかというくらい大きくカーブして、日本へ向かってくるような気配を見せる5日間予想となっています。一方で台風16号は、本州への直撃はなくそれるような感覚を与える予想となっています。
兎にも角にも、気になるのは台風15号でしょうか?これに注目してヨーロッパの予想を見てみましょう。

 




▲8月24日9時 ▲8月25日9時
▼8月26日9時 ▼8月27日9時




25日9時に屋久島の西に達した後、おそらく九州に上陸して、縦断し、日本海へ抜けるであろうと言うのがヨーロッパの予想となっています。一方で台風16号に関してはそれていく予想です。

地域ごとに簡単にまとめました。

【小笠原諸島】
21日以降、猛烈な勢力で台風16号が接近してくる予想が出ています。今週末は大荒れの天気となる恐れがあります。気象庁発表の天気予報では22日から24日にかけて雨、23日は暴風雨となる予想です。海上でも大しけとなる恐れがあります。

【伊豆諸島】
小笠原諸島を通過した後の台風は現段階では日本から離れていく予想となっています。そのため、伊豆諸島においても小笠原諸島ほどではなさそうです。ただ、台風が現在予想されている予報円の西の方を通った場合は、雨風が強まる恐れもあるので、最新の情報を確認することが必要と言えそうです。気象庁によると、来週前半の24日、25日に雨が予想されていますが、暴風雨の予想ではありません。海上では台風から離れていてもうねりの影響を大きく受ける恐れがあります。

【沖縄】
こちらも22日以降非常に強い勢力で近づいてくる予想です。気象庁によると、南西諸島南部は21日から24日にかけて雨、南西諸島北部は23日から25日にかけて雨が予想されています。まだどこを通るかによって天気は大きく変わりそうですが、予報円の中心を通った場合は台風の進行方向東側に入って非常に強い風が吹く恐れがあります。予報マークはまだ暴風雨にはなっていませんが、明日以降の発表で変わっていくことも考えられます。こちらでも海上は大しけとなる恐れがあります。

【西日本】
ヨーロッパの予想では九州の西もしくは九州を台風15号が通る予想となっています。接近は25日から26日の予想です。気象庁によると、九州から四国にかけて25日以降雨が予想されています。次第に波も高くなってくることが予想されます。台風から離れていても海はお気をつけください。

【東日本】
台風16号は本州から離れていく向きに進む予想ですが、台風周辺の湿った空気の影響で雨が降る日がありそうです。気象庁によると、関東や東北太平洋側では25日に雨が予想されています。ただ、速度を上げて日本から離れていくため、翌日には天気は回復する予想です。台風が離れた後もしばらくは波が高い状態が続くことが普通ですので、海のレジャーや海上作業は十分お気をつけください。


なお、台風の予想進路や天気予報は日に日に変わることがあります。最新の情報をチェックするようにしましょう。

台風14号情報(第3号) (2015年8月10日)


この記事は8月11日0時時点の情報をもとに作成しています。 

台風14号はあまり発達しないまま伊豆諸島へ接近しています。
まずは最新の情報から見ていきましょう。
午後9時時点の情報です。
台風14号

称号
位置 八丈島の南南東290km
速度 東北東へ10km/h
中心気圧 990hPa
中心付近の最大風速 23m/s
最大瞬間風速 35m/s
暴風域の半径
強風域の半径 330km

八丈島は強風域の中にあって、午後11時の時点の風速が10m/sとなっています。雨については1時間に5mm程度の降水が断続的に観測されています。ただ、衛星画像を見ると、台風の北東側(進行方向)には発達した雲がありますが、その他の方向にはそれほど発達した雲はありません。雨雲レーダーでも、八丈島周辺にそれほど固まった雨雲はなく、一時的な雨となっているようです。

昨日予想されていたほど発達もしておらず、というより中心気圧は昨日と同じままで、当然暴風域もありません。予想進路を見る限りでは、本州への直接の影響は少なそうです。台風が通る海域を航行する予定がある船舶関係者に関しては、最新の情報をチェックしましょう。たとえ弱い台風でも一時的に風が強く吹いたり、波が高くなることはあるので十分注意しましょう。

八丈島の明日に天気には雨マークはなく、晴れマークが付いています。説明文でも明け方までは雨ということですので、日中は天気回復してきそうです。

今日のまとめとしてはこれくらいでしょうか?特別米軍の予想などを見る必要はないと思います。本州にお住いの方が気をつけることといえば、太平洋側のうねりくらいでしょうか。海水浴などでは高波にお気をつけください。
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台風14号情報(第2号) (2015年8月9日)


この記事は8月9日0時時点の情報をもとに作成しています。 

中国大陸に上陸した台風13号は今夜、熱帯低気圧へと変わりました。台風から変わった低気圧の位置などが気になる方は、3時間ごとに気象庁が発表している速報天気図で確認してください。

台風14号は小笠原諸島をゆっくりと進んでいます。小笠原諸島では荒れた天気となっているところがあるようです。
まずは最新の情報から見ていきましょう。
午後9時時点の情報です。
台風14号

称号
位置 父島の北西230km
速度 北へゆっくり
中心気圧 990hPa
中心付近の最大風速 23m/s
最大瞬間風速 35m/s
暴風域の半径
強風域の半径 390km

台風14号はゆっくりとした速度で進んでいることから、小笠原諸島では長い時間影響を受けています。台風は小笠原諸島から離れつつありますが、父島や母島を始め、断続的に10mm/h程度の降水を観測しています。一時期に比べ風についてははだいぶ収まりました。アメダスで観測される気圧も順調に上昇してきており、台風が離れてきていることを表しています。

続いて台風が向かうには伊豆諸島南部です。現在は台風が小笠原諸島と伊豆諸島の間にあって、陸地への影響が小さくなっていますが、この後は伊豆諸島へ発達しながら進んでいく予想となっています。八丈島の気圧はまだ下がり始めていませんが、今後台風が接近するとともに下がり始め、風も強くなってくることが予想されます。伊豆諸島への最接近は10日夜から11日夜(地域が広いので幅も広い)となりそうです。

その後の進路ですが、東寄りに進路を変え、本州へ上陸するとおう確率は低くなっています。本州の一部が暴風域に入る可能性も低いです。関東の一部が強風域に入る可能性はあるので、強風(風速15m/s程度)には注意が必要かもしれません。また、台風接近に伴い、広い範囲太平洋側を中心にうねりのために波が高くなっています。


気象庁
米軍

5日間予想ですが、米軍は先3日までしか予想を出していません。というのも勢力を強める予想はなく、消滅していくという予想で、これに関しては気象庁の予想とは全く違う予想です。ただ、進路としてはほぼ等しく、本州からは離れた場所を通るという予想で、今の所、台風14号の本州への接近や上陸はないと見ていいと思います。日本のはるか東の方で漁をするなど海上作業を予定している方については、台風の動きをこまめにチェックするようにしましょう。
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