3年目気象予報士の成長日記

ある大学生気象予報士が、日々の天気を通じて学んでいくブログです。 気象庁発表の天気予報の解析、解説を行っています。

気象予報士試験

日々の天気を会話形式でわかりやすく解説することに努めています。
おかしな点、良い点、など賛否両論コメント大歓迎です。

※発表された予報に関する責任は負いません。

コメント表示されたくないメッセージは直接以下のメールアドレス宛に送っていただければ対応いたします。
ashiyakko.tenkikkoあっとgmail.com
"あっと"は@に変えてください。

登録完了


気象予報士への登録完了の通知書が昨日雨が降りしきる中届きました。
天気を専門に扱う気象庁なのですから、こういう濡れてはいけないものは雨が降らない日に配達するなんて言う配慮があってもいいものですが。
それはさておき、これにて無事に気象予報士となることができました。登録日は3月13日ですね。
合格発表があった3月6日に、もうすぐ廃止されるクロネコメール便で送ったら、2日あまり地元の集配所どまり。結局、発送が3月8日、東京の気象業務センターへの到着が3月9日となってしまいました。それからおよそ10日で通知書が届いたことになります。合格発表後すぐですし、登録希望者も多いことでしょうからもっと時間がかかるかと思いましたが、結構早く登録していただきました。
一応、通知書の写真を載せますが、このIT時代、いくらでも画像加工できるので、自分が気象予報士だという証明は画像だけでは不可能ですね。私も個人情報の関係から登録番号と氏名、生年月日の一部を消させていただきました。あくまでも、登録通知書がどのようなものなのかを紹介するためだけの画像です。
登録番号は9000番代で、気象予報士試験はもうすぐ合格者10000人目を出しそうです。
この通知書を手にして、ますます気象予報士としての自覚と、今後ますます勉強していかないといけないという使命感を新たにしました。

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合格通知

自分へのプレゼント


気象予報士試験に合格したら購入したいと思っていた本がありました。少しお高い本ですが、気象に関することがさまざま書かれている、『気象予報士ハンドブック』(日本気象予報士会編)という本です。初版が2008年と少し古いデータですが、天気予報に関することはもちろん、生活と気象についてなど、気象を単なる勉強以外の側面からも書かれた本です。合格後、書店を何か所か見て回りましたが、どこも在庫なしで、最終的にネットにて注文し、昨日到着しました。ハンドブックという割に重さは約2キロ、実に900ページにも及ぶいわば気象の百科事典です。持ち運びには若干不便ではありますが、今後、少しずつ読んでいき、また、必要な時の参考書にしていきたいと思います。

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気象予報士ハンドブック (本体価格¥15000+税)
気象予報士ハンドブック

天気予報資料の入手方法 (2016年3月15日更新)

天気予報を行っていくには、適切な資料がなければなりません。天気予報は、下駄飛ばしのような運試し的なものではなく、基本的には、観測された情報から科学的に予想していくものだからです。
では、どの資料を使っていけばよいのか?
気象に関する資料は非常に多くあります。これらの資料をどのように入手し、どのように使っていけばよいのかがまとめられているサイトというものは、あまり見当たりませんでした。
自分の確認の目的にも、ここで一度まとめていきたいと思います。
ただし、まだ不明な点がありますので、分かり次第更新していきたいと思います。
また、この情報は2016年3月15日時点のものであり、今後気象庁の方針により変更される可能性があります。その際は、できるだけ早く更新したいと考えていますが、更新までの間に時間を要する可能性があります。ご了承ください。

①過去の流れを知る
天気予報の原点は、過去の予想が現在どの程度再現されているかということを知ることです。もともと晴れ予想だったのに雨。なぜか?もともと20℃まで上がる予想だったのに15℃までしか上がらなかった。なぜか?
これらの原因をアメダスの観測データや、2015年12月9日からは、過去3日間の天気図を遡ってその原因を探ることができます。 
また、どのような流れで今に至ったのかを知ることも大切です。発達しながら低気圧がやってきたのか、発達のピークを過ぎて衰えながらやってきたのか、両者では大きく違ってきます。

現在の状態を知る/短時間予想をする
現在の状態を知るには、レーダーナウキャスト、解析雨量、衛星画像、アメダス観測、地上天気図と高層天気図を用います。短時間予想は3時間以内の予想のことです。それぞれ気象庁ホームページで閲覧可能です。

レーダーナウキャスト
http://www.jma.go.jp/jp/radnowc/

解析雨量
http://www.jma.go.jp/jp/radame/

衛星画像
http://www.jma.go.jp/jp/gms/

衛星画像(高頻度)
http://www.jma.go.jp/jp/gms150jp/

アメダス
http://www.jma.go.jp/jp/amedas/ 

推計気象分布
http://www.data.jma.go.jp/obd/bunpu/index.html

地上天気図
地上天気図はさらに速報天気図とアジア地上天気図に分かれています。どちらも気象庁のホームページから入手可能です。
速報天気図は、1日7回、解析のおよそ2時間15分後に掲載されます。解析時刻と掲載時刻の関係は次の表のようになっています。時刻については、直感的に理解できるよう日本時刻で記載していきます。(以下同じ)
解析時刻(日本時) 3時 6時 9時 12時 15時 18時 21時
掲載時刻(日本時) 5時15分 8時15分 11時15分 14時15分 17時15分 20時15分 23時15分

注)2015年12月9日より、速報天気図、アジア地上天気図ともにカラー版が追加されて発表されるようになりました。これに伴い従来の2時間10分後の発表から2時間15分後の発表に変更されています。

速報天気図は、気象庁ホームページ(http://www.jma.go.jp/jp/g3/index.html)より閲覧できます。


アジア地上天気図は1日4回、解析のおよそ2時間30分後に掲載されます。解析時刻と掲載時刻の関係は次の表のようになっています。
解析時刻(日本時) 3時00分 9時00分 15時00分 21時00分
掲載時刻(日本時) 5時30分 11時30分 17時30分 23時30分

アジア地上天気図は、気象庁ホームページ(http://www.jma.go.jp/jp/g3/wcAsia.html)より閲覧できます。 もしくは、上の、速報天気図と同じページで閲覧できます。

高層天気図
高層天気図は1日2回、解析のおよそ3時間半後に掲載されます。こちらも気象庁のホームページから入手可能です。解析時刻と掲載時刻の関係は次の表のようになっています。
解析時刻(日本時) 9時00分 21時00分
掲載時刻(日本時) 12時30分 0時30分
高層天気図は、気象庁ホームページ(http://www.jma.go.jp/jp/metcht/kosou.html)より閲覧できます。

沿岸波浪実況図
毎日、午前9時の波浪状況を気象庁が発表しています。発表は毎日午後1時頃です。上記リンクより閲覧可能です。

予想をする
一言に予想をするといってもさまざまな予想があります。短期予想、中期予想、長期予想など、予想する期間に応じて使用する資料も異なってきます。
短期予報は先2日間までの予想を言い、比較的狭い範囲での数値予想(メソモデルや局地モデル)を基本的には用います。ただ、初期時刻と実況のずれに応じて全球モデルを用いる場合があります。
中期予想は2日後から7日後までの予想を行います。比較的広い範囲での数値予想(全球モデル)を基本的には用います。
長期予報は7日以上の予想のことをいい、主に季節予想がこれに該当します。季節予想は特定の日の気象現象を予想するのではなく、気象の傾向を予想します。初期時刻の誤差が大きく影響してしまう予報期間なので、アンサンブル予想を用います。
また、天気予報ガイダンスというものもあります。これは、数値予報から計算されたいわゆるパソコンによる天気予報ですが、必ずしも完璧ではありません。下に記した資料だけでなく、地形の影響などを総合的に踏まえて、人が修正しながら用います。

短期予想をする
短期予想(2日先まで)にはまず、パソコンによって得られる数値予想資料を用います。数値予報はGPVと略されることがあります。数値予想資料には、メソモデル(MSM)と、全球モデル(GSM)、そして、局地モデル(LFM)があります。基本的にはメソモデルを用いますが、場合によっては全球モデルも参照にします。
また、気象庁は短期予報解説資料や沿岸波浪予想図を発表しています。

地上天気図で見る2日先までの天気図は、速報天気図と同じページで、白黒版、カラー版ともに閲覧可能です。

メソモデル(MSM)
メソモデルは、比較的狭い領域(東アジアだけなど)を対象としています。計算に使われる際の格子間隔も狭く、地域ごとの地形的影響もかなり詳細に取り入れています。
メソモデルは1日8回、解析時刻の2時間10分後(3時、9時、15時、21時解析分)から2時間30分後(0時、6時、12時、18時解析分)に掲載されます。それぞれ39時間先までの予想を行っています。解析時刻と掲載時刻の関係は次の表のようになっています。
解析時刻(日本時) 0時00分 3時00分 6時00分 9時00分 12時00分 15時00分 18時00分 21時00分
掲載時刻(日本時) 2時30分 5時10分 8時30分 11時10分 14時30分 17時10分 20時30分 23時10分
メソモデル数値予想は気象庁ホームページ上で見当たりませんでした。
以下のサイトで閲覧できます。
-ウェザーリポートホームページ(http://www.weather-report.jp/com/professional/gpv/yoso.html)
-GPV天気予報(http://weather-gpv.info/)

また、メソモデルに基づく天気予報ガイダンスも同時に発表されます。
-ウェザーリポートホームページ(http://www.weather-report.jp/com/professional/msm/kiatsu/japan.html)


全球モデル(GSM)
全球モデルは、比較的広い範囲(ユーラシア大陸全域など)を対象としています。計算に使われる際の格子間隔はメソモデルに比べて広く、地形の影響も粗くなります。天気の概況を見るときに使います。
全球モデルは、1日4回、解析時刻の4時間後に掲載されます。21時解析分のみ264時間先まで予想し、それ以外の3時、9時、15時解析分は84時間先までの予想を行っています。解析時間と掲載時間の関係は次の表のようになっています。
解析時刻(日本時) 3時00分 9時00分 15時00分 21時00分
掲載時刻(日本時) 7時00分 13時00分 19時00分 1時00分
全球モデル数値予想も気象庁ホームページ上で見当たりませんでした。
以下のサイトで閲覧できます。
-ウェザーリポートホームページ(http://www.weather-report.jp/com/professional/gpv/jikyo8.html)
-GPV天気予想(http://weather-gpv.info/)

なお、9時と21時解析分は、同時刻に数値予想天気図として、気象庁のホームページに掲載されています。
-気象庁ホームページ(http://www.jma.go.jp/jp/metcht/suuchi.html)

さらに、全球モデルに基づく天気予報ガイダンスが同時刻に発表されます。
-予報ガイダンス(http://www.imocwx.com/guid.htm)


局地モデル(LFM)
メソモデルより狭い領域の予想に用います。1日24回、毎正時に解析をはじめ、1時間半後に発表されます。それぞれ9時間先までの予想を行います。解析時間と掲載時間の関係は次の表のようになっています。(この表に関しては時刻は12時間制で表記します。)
解析時刻(日本時) 0時00分 1時00分 2時00分 3時00分 4時00分 5時00分 6時00分 7時00分 8時00分 9時00分 10時00分 11時00分
掲載時刻(日本時) 1時30分 2時30分 3時30分 4時30分 5時30分 6時30分 7時30分 8時10分 9時30分 10時30分 11時30分 0時30分
掲載場所に関しては現在調査中です。


以下は、短期予報を行う際の補助資料(一部)です。これらの資料は以下のリンクより閲覧可能です。
-地球気ホームページ(http://n-kishou.com/ee/index.html)
-ウェザーニュースホームページ(https://labs.weathernews.jp/data.html)
-sunny spotホームページ(http://www.sunny-spot.net/chart/senmon.html?area=0)
ただし、ウェザーニュースは月額300円の会員登録が必要となります。その分、下記コンテンツ以外の気象データを閲覧することが可能です。(例えば下層雲量予想や局地天気図など)

短期予報解説資料
その日の予想に必要な大気擾乱の予想や、解析資料の使用上の注意などを気象庁が発表したもので、毎日午前4時前と午後4時前に発表されます。

沿岸波浪予想図
その日の午前9時の波浪状況を初期値とした予報図を気象庁が発表しています。発表は毎日午後3時頃です。


中期予想をする
中期予想(2日から7日後の予想)には、全球モデルまたは週間アンサンブル予想を用います。
他にも気象庁は週間天気予報解説資料を発表しています。
全球モデルについては③項に書きましたので、ここではアンサンブル予想について書きます。
以下の資料も、先ほど書いた地球気またはウェザーニュースのホームページから閲覧可能です。
-地球気ホームページ(http://n-kishou.com/ee/index.html )
-ウェザーニュースホームページ(https://labs.weathernews.jp/data.html)

週間予報支援図(アンサンブル)
初期時刻の72時間後から192時間後までの500hPa高度および渦度、850hPa相当温位、500hPa特定高度線と降水量予想のアンサンブル、850hPa気温偏差アンサンブルについて気象庁が毎日発表しているものです。毎日21時解析分が翌日4時半頃発表されます。

週間解説予想図(週間アンサンブル予想図ともいう)
初期時刻の72時間後から192時間後までの地上気圧配置と地上降水域について気象庁が毎日発表しているものです。

週間天気予報解説資料
発表の翌日から1週間の天気傾向の解説を気象庁が発表しているもので毎日午前10時ごろ発表されます。上記リンクより閲覧可能です。


長期予想をする
長期予想(7日を超える予想)はアンサンブル予想を用います。これは特定の日にちの予想を行うのではなく、1か月や3か月などの期間における傾向(平年並みなのか平年より低いのかなど)を表したものです。

全般季節予報支援資料(1か月予報)/解説資料
発表日の翌日から1か月の天気傾向の解説を気象庁が発表しているもので、毎週木曜日午後2時40分に発表されます。支援資料は上記リンクより閲覧可能です。
解説資料は気象庁ホームページ(http://www.jma.go.jp/jp/longfcst/)に掲載されます。

3か月予報
発表月の翌月から3か月の予報を気象庁が解説したもので、毎月25日午後2時10分発表されます。
気象庁ホームページ(http://www.jma.go.jp/jp/longfcst/000_1_10.html)に掲載されます。

暖候期予報/寒候期予報
暖候期予報は6月から8月の予報、寒候期予報は12月から2月の予報で気象庁が発表します。暖候期予報は2月25日午後2時10分、寒候期予報は9月25日午後2時10分に掲載されます。ともに気象庁ホームページで確認できます。


何か誤っている点、付け加えてほしい点などございましたらコメントにてお寄せください。














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便利グッズ


天気図には様々な記号や数値が書かれているので、天気図解析の際に、濃いマーカーペンなどで着色してしまうと、それらの文字が消えてしまう可能性があります。そこで、天気図の解析には薄く着色することが可能な色鉛筆が多用されます。
色鉛筆なんて小学生の時の塗り絵以来使ったことないという方も多いでしょう。私も、最近数年ぶりに色鉛筆を手にしました。しかし、この時手に取った色鉛筆は数年前に使っていた色鉛筆とは全く違うもの。それがこれです。

色鉛筆

一見、普通の色鉛筆のこれ、実はノック式の(最新型)色鉛筆なのです。
これの何がいいって?
何といっても削らなくていいところ。
気象予報士試験では色鉛筆の持ち込みが可能ですが、普通の色鉛筆だと折れたり短くなった時に鉛筆削りが必要。時間は使うわ削りかす出るわで試験に集中できそうもありません。でも、これならまるでシャーペンのように扱えるから便利です。
ちなみにお値段は、、、なんと、¥108(税込)です。関東にあるダイソーで購入しました。10色入ってこの価格、お買い得でしょ。削るタイプの色鉛筆1ダースでもこんなに安く買えないかも。
なんかセールスのような記事になってしまいましたが、とにかく、これ1セットあれば天気図解析に必要な赤、茶、青、緑の色鉛筆が手に入ります。
唯一の問題は残り6色が全く使い道がないことです。解析用の4色がなくなるともう1セット買わないといけないかな。
みなさんも今度ダイソーで見かけたらぜひ購入してみては。

天気図解析のやり方

誰でもそうですが、受験後から発表までに不安はつきものです。特に試験まで頑張れば頑張るほどその不安は大きなものとなるでしょう。私もそうでした。毎日、何か作業をしているときは気が紛れて大丈夫なのですが、やることがなくボーっとしているとき(例えば寝る直前や入浴時など)は不安が襲ってきます。

社会人の方はこの時期も仕事があるので、日中はあまり不安を感じる暇はないかもしれませんが、学生、とくに大学生などはちょうど春休みに入る時期で、家庭で過ごす時間も多くなることでしょう。

そんなとき、私はどのようにして過ごしていたか。

それは、天気図解析です。

気象予報士試験の一般、専門、実技をすべて勉強したならば、その知識、技術を生かして気象解析をしてみましょう。

気象予報士試験では、天気図が与えられ、問題によって、いわば誘導されながら解析をしていくということが求められました。しかし、現実の社会において、次はここに注目して解析しよう、この部分が注意だよ、などとは教えてくれません。資料を見て自分で試験問題の設問を作っていくようなことが必要なのです。それには、この実技試験の勉強とは別にまた多くの練習が必要でしょう。

ちなみに、私は試験勉強中に気象の解析を行ったことはありませんでした。だから、試験にマーカーペンが持ちこみ可といわれてもどのように使っていけばいいのかよく分かっていませんでした。

それに、まだ自分の予想を発表することはできないことですし、いくら解析を間違えても誰からも文句を言われることはありません。

私が行っている天気図解析を紹介したいと思います。

  *      *      *

まず、まだまだ解析して間もなく、一つ一つの資料への解析に時間がかかっているので、解析は予想天気図ではなく、解析天気図を使っています。

また、この解析天気図は1日2回(午前9時解析分と午後9時解析分)発表されますが、そのうち1回分を解析に使っています。

実況天気図は1日4回(午前9時分、午後3時分、午後9時分、午前3時分)発表されますが、解析天気図と同時刻の天気図を利用します。

解析に使う天気図は、気象庁のホームページに掲載されている高層天気図をプリントアウトして用いています。プリントアウトするのは、

①アジア500hPa・300hPa高度・気温・風・等風速線天気図(AUPQ35)

➁アジア850hPa・700hPa高度・気温・風・湿数天気図(AUPQ78)

③極東850hPa気温・風、700hPa上昇流/500hPa高度・渦度天気図(AXFE578)

④実況天気図(アジア)(ASAS)

この4種類を用いています。自分で解析をしてみて、これも必要だと思ったら追加で解析してみてください。ちなみに、

①~③は、www.jma.go.jp/jp/metcht/kosou.html

④は、www.jma.go.jp/jp/g3/wcAsia.html

(ともに気象庁ホームページ)に掲載されています。

あと、取得時間に注意してください。高層天気図は解析時刻から約3時間半後(午後0時30分と午前0時30)に毎日更新されていきます。アジア実況天気図は観測の2時間半後(午前11時30分、午後5時30分、午後11時30分、午前5時30分)

このことから、午前9時分を取得したい場合はその日の午後0時30分~午後5時30分の間に取得するのがちょうどよく、午後9時分を取得したい場合はその日の午前0時~午前5時30分の間に取得するのがちょうどよいことになります。私は後者の時間帯は夢の中ですから、前者、つまり午前9時分を毎日解析しています。

試験勉強をしてきた方なら分かることと思いますが、天気図はUTCで時刻化されています。つまり、午前9時は00UTC、午後9時は12UTCと書かれていますのでそこのところは注意してください。

長々と解析する資料について記してきましたが以下では私が行っている解析方法を記したいと思います。なお、ここで記す解析はあくまで私のやり方であり、まだまだ未熟であるため誤った解析であったり、不足している部分も多々あるかと思います。ご了承ください。

でははじめます。

   *      *      *

まず、用意するものは天気図以外に、色鉛筆(緑、茶、青、赤)、ボールペン(青、赤、紫)です。

一例として、2015年3月4日午前9時の解析を載せます。

3月4日 地上

①AUPQ35の解析

上に300hPa天気図、下に500hPa天気図が載っています。

300hPa天気図は、主に強風軸の解析に用います。

まず、風速60ノットの等風速線を緑の色鉛筆でなぞります。それを手掛かりに、風速が最大となるところを茶色の色鉛筆で書いていきます。等風速線は楕円型の綴じた形となっていることがよくあります。この時は、大方、楕円の長軸方向に強風軸が走っています。天気図に載っている矢羽根の向きも参考にします。こうすると、寒帯前線ジェット気流に該当するものと、亜熱帯ジェット気流に該当するものが現れてきます。

500hPa天気図は、上空のトラフの解析に使います。まず、地上天気図(ASAS)を用いて、500hPa天気図に地上低気圧の中心を赤色鉛筆で書き込みます。次に、等高度線の蛇行や、③の天気図の上にある、500hPaの渦度を参考にしながら、トラフの位置を赤色鉛筆の二重線で書きます。地上天気図の後ろに500hPaのトラフがあれば気圧の谷の軸は西に傾いていることになります。

3月4日 AUPQ35

➁AUPQ78の解析

上に700hPa天気図、下に850hPa天気図が載っています。

ともに、湿数3℃未満のドット域を緑色鉛筆で塗ります。この領域は湿っていて、雲が存在すると考えられます。これと地上天気図を見比べてみてください。緑の領域では、地上で雲が多かったり、雨や雪が降っていたりするのがわかります。また、850hPaは湿っているのに700hPaでは湿っていない領域は背の低い雲(乱層雲とか)の一方、ともに湿っている領域では背の高い雲(積雲とか)のマークが書かれていることも分かります。

更に、700hPaで-12℃、850hPaで-6℃の等温線を青色鉛筆でなぞります。これも冬場の寒気の目安で降雪の目安となるラインです。

そして、2つの天気図に地上低気圧の中心位置を赤色鉛筆で、850hPaには加えて、地上前線をボールペンで書きます。この前線位置と、緑の領域や等温線がうまく対応しているのがわかります。 (閉塞前線が略されているのは、紫ボールペンが今切れているからで特別な意味はありません。)

3月4日 AUPQ78

③AXFE578の解析

上に500hPa高度・渦度天気図、下に850hPa気温・風と700hPa上昇流天気図が載っています。

上の天気図の渦度が40以上の領域を赤色鉛筆、-40以下の領域を青色鉛筆で塗ります。

下の天気図の鉛直流が-20以下の領域を赤色鉛筆、20以上の領域を青色鉛筆で塗ります。

このとき、赤い領域は強い上昇流や低気圧、青い領域は強い下降流や高気圧と考えます。

➁天気図で緑の領域は湿っており、そういう領域で強い上昇流があると降雨になることが推測できます。

3月4日 AXFE578

色塗りに関しては以上です。4枚の解析は1時間くらいでできるでしょうか。

最後に、低気圧の今後を勝手に予想します。

低気圧前面と後面の温度移流、乾燥域の流れ込み具合、上空のトラフとの位置関係などからその低気圧が今後発達するのか衰弱するのか、それとも維持するのか予想してみましょう。

答えは翌日の実況天気図で明らかになります。それまでわくわく。

今回はちまちまと解析方法を書いてきたのでかなり長くなってしまいました。最後まで丁寧に読んでくださった方、ありがとうございました。

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